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ノボ村長の開拓日誌

2011-12-15

愉快な町 その1

 「新しい町を自由に創っていいよ」と言われたら、私が創りたいのは「愉快な町」。ブータンのような幸福度満タンの小さな町になるでしょう。

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 絵が上手だったらな〜。しょうがない・・・、文章で描きましょう。

 今日は第1回、どのようにしたらできそうか? どんな町なのか? はじめのはじめです。

<愉快な町>

 正確に言えば「愉快が生まれる町」そして「愉快が増えていく町」。
 
 どうして「愉快」かって?

 健康に暮らせて、安心して暮らせて、心が通いあって、困ったときには助けあえる町で、そして様々な創造ができる町だから。

<町に住む人>

 その町は、デベロッパーが「ハイ、土地があります。道路、水道、電気ひきました。あとはそれぞれ購入した四角い土地に勝手に家を建ててね」という、今までの住宅地域とは異なる。

 町のコンセプトを知って、そのパースを見て、賛同した人々が集って、自分たちで創る町なのだ。

 住む人は全国から集まる。しかし、世代ごとの割り当てもある。そこが「ミソ」なのだ、この町は。

<具体化のスタート>

 最初にNPO「愉快な町ツクローズ」が有志で創設される。

 このNPOは各地でプランを具体化するために「愉快な町デザインチーム」というLLP(有限責任事業組合)を具体化に進んだ各地域で組織する。

 このチームには、街創りコンサルタント、不動産デベロッパー、住宅メーカー、コンビニ本部、カーメーカ、電機メーカー、ソフトメーカー、役場の人、地元NPOの人とかが入っている。

 しかし、その一人ひとりは会社や組織から派遣されてはいるが、独立した個人として計画に参加している。だから、この組織では会社名などはいっさい使わない。
 
 どうしてそうできるかというと、今までの近視眼的な利益の考えを持つ企業はそもそもメンバーに入れないからだ。

 結果として「愉快な町」がいっぱいできたら、金銭的な利益などよりもっと得るのが難しい「信用」や「ファン」を得られるからだ。

 その人たちはまちがいなく「固定客」になる。まともな企業家でこのメリットを感じない人などいないはずだ。

 ただし必要に応じ、LLPの特性を利用し、個人と同格で会社自体もメンバーに加わることができる。

<町の約束ごと>

 この町には最初からある制約がある。それについて納得・共感してくれた人だけが住民になれる。

 1.各戸に駐車場はない
 2.町の「地域コンビニ」と一定の購買契約をする
 3.米はこの地域の契約する農家と購買契約をする
 4.野菜はこの地域内で栽培する
 5.ここで発電する自然エネルギーで半分以上の電力をまかなう
 6.排水、し尿は地域内下水道で処理しバイオマスや肥料に転用する

 
 誤解されると困る。この町は個人住宅の設計や各自の暮らし方は、今の住宅と同じように全く自由なのだ。

 自然ゾーンや共用施設、エネルギーや交通のインフラ、コミュニケーションの独自なしくみが最初から組み込まれているだけで、それは各家庭にとって邪魔になることはないのだ。柔らかいつながりの町なのだ。

<町の設計>

 「愉快な町」はおおよそ50戸くらいの町で「家」を「地域」におきかえた発想で町全体が設計される。

 基本構成はこうだ。中心部→周縁部→住居部→外縁部→郊外とバウムクーヘンのように円形にゾーンがつくられる町だ。

中心部
<町の山> 展望台、子供の遊び場、雑木林、自然とのふれあい
<共同農園> 共同栽培の野菜畑、お年寄りの収入、世代間のふれあい

周縁部
<つどいホール> 地域住民の自由なコミュニケーションログハウス
<ワークハウス> SOHOワーカーの自由なワーキングログハウス
<ケアハウス> 地区専用デイサービスセンター
<シェアハウス> グループで住む人たちの専用住居
<ヘルプハウス> シェアハウスと同じ構造、困った人5人をを3か月間無償で受け入れる
<ショップハウス> 自営したい人に町が家賃格安で提供する店舗

住居部
<個別住宅> 駐車場はない
<路地裏> 区画ごとに遊び場、井戸端を配置する

外縁部
<共同駐車場> ここからソフトカーで各家庭へ移動できる
<地域コンビニ> 地域自営生協型多機能コンビニ、配達可能、住民が店員、配達員
<管理センター> 地域コンビニが運営、ソフトカー管理など、この町の役場みたい
<レスキューセンター> 駐車場は災害時レスキューセンターとして使える

郊外
<契約農家群> 有機農法の米や野菜、肉などの購買契約、地域コンビニが仕入

 住む人が働く場も得られる町なのだ。ここは。マイクロビジネスだが、それでも暮らしに役立つし、おもしろい。小さい仕事だからこそいろいろ増やせるのだ。

 

次号以降、町づくり開始から町の生活風景、町に住むメリットなどへと続いていきます。
参考
 貧・望太郎の冒険 完結編