柳条湖事件(満州事変)

1931年9月18日は、いわゆる「満州事変」があった日ですね。奉天(現在の瀋陽・・・沈阳Shenyang)郊外の柳条湖付近で南満州鉄道の線路が爆破された日。実は関東軍の謀略で、関東軍はこれを口実に中国東北地方の支配を進め、翌年の満州国建国へ、そしてその後の泥沼の日中戦争へと続く、近現代史の重要な節目の一つ。上の写真は、現地にある有名な「9.18歴史博物館」の『顔』。今年は「満州事変80年」で、記念式典があったようです。これはモニュメントではなく、以前はこの建物の中に展示室があったらしい。現在はこの建物の後方に新館があり、こちらは使われていません。下の写真は、新館を順路にしたがって歩くと、出口を出たところにある、江沢民揮毫による「勿忘wuwang9.18」の文字。意味はもちろん「忘るなかれ(忘れるな)」。光線の加減で対面に林立するマンション群が映り込んでいるところが、なんとも現代を象徴しているかな? 去年の国慶節の連休のとき、鞍山師範学院の3年生が3人つきあってくれて、行けたのでした。博物館の展示はとても整理されていて、英語と日本語の解説も付いている。中国の立場で展示されているのは当然ですが、いわゆる「反日教育」などという実態はないですよ。入場無料で出口に募金箱が置いてあります。詳しくは、去年のブログを見てください。当時は写真をアップできなかったので、去年の写真を今載せますね。一緒に写ってる郑丽Zhengli元気かな?