今年のノーベル平和賞に世界食糧計画(WFP)が選ばれました。 飢餓のない世界を目指して、国連の食料支援機関として毎年約80カ国、約1億人に支援を行なって来た。特に今年は、新型コロナウイルスの感染が拡大し、飢えに苦しむ人々 が増える中で、支援を強化していることが評価された。 多国間主義に基づくWFPの努力を評価することで、新型コロナウイルス禍で後退している国際協調を促し、自国第一主義を牽制したといわれている。 WFPの試算によると、新型コロナによる世界的な景気後退などの影響で食料不足が加速し、今年末までに昨年の2倍近い2億6500万人が飢餓状態に陥る恐れがある。 WFPへの資金拠出を減らさないよ…