もんじゅは、福井県敦賀市にある日本原子力研究開発機構の原子力発電所で、高速増殖炉の原型炉。
もんじゅの高速増殖炉に使用されるMOX燃料は、プルトニウムを含む核燃料である。「もんじゅ」の名は仏教の文殊菩薩に由来。
2013年5月13日、原子力規制委員会は、日本原子力研究開発機構に対し、原子炉等規制法に基づき無期限の使用停止を命じる方針を固めた。内規に違反し、1万個近い機器の点検を怠っていたため。
1995年12月8日のナトリウム漏れ火災事故から14年半ぶりの2010年5月に運転を再開。3ヶ月後の8月に燃料交換用の(直径46cm、長さ12m、重さ3.3トン)の金属の塊が落下、炉心に突き刺さる。ナトリウムは水や空気に触れると激しく反応するためナトリウムを炉から出す必要がある。冷却材のナトリウムを出す前に燃料棒を炉から出す必要がある。今回落下したのが燃料棒を炉から引き出す装置。事故の収拾の見通しは当時全く立っていなかったが、2011年1月28日に復旧作業を東芝と契約している。