日本は第二次世界大戦で敗北し、300万人以上の死者を出した。それを受けて、戦争は恐ろしい、二度としてはいけない、と多くの日本人が考えている。しかし、こうした平和主義には、日本は被害者であるとの暗黙の前提が潜んでいる。 中国の第二次世界大戦の死者は1,000~2,000万人とされる。日本の数倍であり、しかもその主な原因は日本の侵略戦争である。日本は戦争の加害者であった。このことを忘れて、戦争反対、絶対平和を叫ぶのはいかがなものか。日本は中国などのアジア諸国に対して戦争責任を負っている。 だが、そう考えるとおかしなことが起こる。広島、長崎の被爆者も日本国の一員である以上加害者であり、戦争責任を負っ…