スマートフォン用の表示で見る

アノマロカリス

動植物

アノマロカリス

あのまろかりす

[学名] genus Anomalocaris

アノマロカリスは、古生代カンブリア紀前期終盤の海に棲息していた海生捕食動物。

発見当初、アノマロカリスはその異様な姿、特徴から、既存のすべての動物に当てはまらない独立した動物門と考えられていた。ところが1990年代に入ると、節足動物ではないかという説があがり、その後、有爪動物、あるいは葉足動物ではないかという説もあがるが、どれも決定的な根拠に乏しく、現時点ではアノマロカリス類という独自のグループに納められている。

発見された化石の中で最も大きなものは2mに達し、現在知られている限りではカンブリア紀最大の動物であり、生態ピラミッドの最高次消費者であったと考えられている。

現存するどの動物とも似ておらず、カンブリア紀中に絶滅した動物であるとされている。

アノマロカリス類には現在アノマロカリス、ラガニア、アンプレクトベルア、フルディア、シンダーハンネスの5族が判明しており、さらに近縁の亜種としてパラペユトイア、パンブデルリオン、ケリグマケラ、オパビニアなどが知られている。

なお、「アノマロカリス」とは「奇妙なエビ」という意味で、最初に触手部分の化石が発見され、単体の生物として考えられ命名された。

生態

全体はやや扁平な狭い楕円形で、頭部と胴部の間がややくびれて区別できる。

頭部の上面には左右に大きな眼が1対あり、短い眼柄を介して左右側面に飛び出している。下面中央には、放射状に配列した歯に囲まれた全体としては丸い形の口がある。口の前方には2本の触手がある。触手には節があり、エビの尾部に似ている。先に向かって細くなりながら下側に曲がり、内側には歯状の突起がある。おそらく下側に向かって曲げることができて、これで獲物を捕らえ口に運んだと考えられている。

関連語 リスト::動物