イヴ・タンギー Yves Tanguy(1900-1955)
画家。
イヴ・タンギー ( Yves Tanguy : 1900 - 55 ) 「反頭脳 Vol.II - 巨人のための真夜中 C」 1949年作 銅版画+ポショワール [ Size : 9.6 x 6.8 cm, Ed.200, Wittrock 17C ]
イヴ・タンギー ( Yves Tanguy : 1900 - 55 ) 「反頭脳 Vol.II - 巨人のための真夜中 A」 1949年作 銅版画+ポショワール [ Size : 9.6 x 6.8 cm, Ed.200, Wittrock 17A ]
長尾天A5判上製/336頁(+別丁図版8頁)/定価=5000円+税ISBN978−4−8010−0075−9 C0071装幀者=齋藤久美子シュルレアリスムの極限へ。我々をたえず読解へと誘いながらも、けっして語りえない領域を指し示すに留まるイヴ・タンギーのイメージ。デ・キリコの形而上絵画,シュルレアリスムの方法論,心霊学との構造的類似,バイオモーフィズムの潮流,エスと集合的無意識,そして2番目のパートナーであるケイ・セージ……タンギーを取り巻く様々なコンテクストを通して,〈語りえないイメージ〉の構造を説き明かす。【目次】序論 アーチの増殖第1章 生涯,作品,先行研究第2章 イメージの領域第3章 …
板橋区立美術館で開催されている「シュルレアリスムと日本」展を観に行ってきました。 実は、エルンストとか好きなので、この展覧会について興味があったのですが、行こうと思ったら天気が悪かったり用事があったりして後回しにしていたら・・・気が付いたら会期が14日までになっていて、慌てて観に行ったのです。 ちなみに、板橋区立美術館って初めて行ったのですけど・・・駅から離れていて場所が分かりづらい・・・バスで行った方が良かった。 (別にバス代をケチったわけではなく、普段から歩くのが好きなため) 今年は作家アンドレ・ブルトンが「シュルレアリスム宣言」を出してから100年という事で、この展覧会は日本にシュルレア…
先日は板橋区立美術館で開催されている「『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本」展を観に行きました。板橋区立美術館はオレの住まいから電車で1時間、JR成増駅で下車してからさらに徒歩20分ほどの場所にあります(ちょっと遠かった)。まだ寒いかなと思ってコートを羽織って出掛けたんですが、途中で暑くなってしまいました。 実は最近全然美術展に行ってなかったんですが、これはただ単に飽きてしまったからなんですよ。一昨年は相当頻繁に美術館に通っていたんですが、沢山の美術展に行くことで、12世紀ゴシック美術から20世紀抽象芸術までの美術ジャンルを、一通り満遍なく観る事ができました。それにより、大…
微睡みに半分潰されながらポケモンスリープで捕まえたポケモンの厳選をする。ここ最近バタバタしてたから、間延びした休日の朝は久しぶり。幸福ですね。 本来は午前中お留守番だよって言われてたけど夕方だったらしい。 結構時間があるので美術館巡りをすることに。 行ったのは 高崎市美術館【視覚の冒険者たち】 ビエンツアートギャラリー 【曾超(ソチョウ)「気の絵画」生、命、光、そして仮山石】 前者はキュビスム、シュルレアリスム、オプ・アートを中心とした現実と離れた展示。 タンギーとピカソがあって感動した。シュルレアリスム、文章でも絵でも一目でわかるからすごいよね。この展示を見て会いたいなーって思い出した人がい…
‘Broken Tooth’: The Face of Chinese Investment in Myanmar 中国マフィア、三合会の親分でパラオにもやってきた「歯っ欠け駒」尹國駒が、2020年12月に米国政府の制裁を受けながらも、中国国内で大活躍しているというのはタイのインテリジェンスから聞いていた。 Treasury Sanctions Corrupt Actors in Africa and Asia | U.S. Department of the Treasury どうやらミャンマー国境での越境犯罪も主導しているそうだ。以下、 The Irrawaddyの記事を機械訳。2023年…
ゴッホ作品集 作者:冨田 章 東京美術 Amazon もし僕が成功しないとしても、それでも僕がやってきた仕事は継続されてゆくだろうと信じている。 1853年オランダ生まれ。 16歳からいろいろな仕事を経て、27歳で画家目指す。 ゴッホの手紙は2000通残ってる。 母語はオランダ語。英語、フランス語、ドイツ語もできる。 パリに移って印象派に出会う。光と色彩に目覚める。 絵具商兼画商のタンギー爺さん。貧しい画かには絵具代は絵で回収。 アルル、日本みたい。美しい誤解。 アルルでゴーギャンとの生活は2カ月。 夜のカフェテラス、初めて星空をあつかう。 ゴーギャンにはいい椅子を。 耳切り事件でご近所から出…
1月8日まで --- 昨日の続き…… 『シュルレアリスムと日本』での展示は、紙モノ保護のかねあいから、前・後期で展示箇所を変えるなどの工夫を行なっている。展示リストでは分からなく、また、刺激的でもあり、わたしには気持ちが良かった。 前期で開かれていない雑誌や写真集の頁が開かれたのである。名古屋繋がりになるが、山本悍右編集の雑誌『夜の噴水』1号がタンギーのデッサンに飾られた山中散生の詩「透視法」、2号が最初の頁、エリュアールの「僕は眠れない夢を見る」になっている。さらに、下郷羊雄の『メセム属』は表紙を捲り、丸い穴が暗示していたのが「取手に仙人掌が顔を出す」エロティックな描写だったと合点がいく仕掛…
マティス、ドガ、セザンヌ、モネ――印象派の画家たちの生き様を、周囲の人々の視点から描いた短編集。 本作は印象派の画家たちが実名のまま登場する。物語の登場人物として暮らし、会話し、作品を描く姿は実際の出来事のように感じてしまうが、これは史実を元にしたフィクションである。 「いやいや、これが史実って勘違いしちゃいそうになるよ!実在の人物で架空の物語を書いていいの!?」なんて一瞬慌ててしまったが、NHK大河ドラマを思い出して落ち着いた。思えば、時代劇なんて99%がそんなもんだ。画家が題材の物語を初めて見たので取り乱してしまった。 本作は短編4編が収録されている。晩年のマティスとマグノリアの花を描いた…
日本海側は九州から北海道まで大雪。申し訳ないが雷と雪は映像で視ていると美しく、季節感を満喫できますが、現地では大変。40代、鳥取で吹雪の中を通勤したことが、我ながら信じられない気持ちです。しかし列島の空は繋がっているので、東京も寒い。去年は何枚着てたんだっけ、と考えるくらい、今年は暖房を入れた室内でも寒く感じます。年越しの準備も億劫になり、大掃除は来年の初夏にでも、と決めました。 年賀状も出したし餅も買ったし、屠蘇散も手に入れたし、後は注連縄を買うだけ、と落第横丁の美容院へ散髪に行き、親父と、界隈で行われている大工事のあれこれを噂しました。代替わりの近い魚屋が御殿のようなビルを建て、個人所有の…
7月21日のことです。 名古屋・今池のギャラリ想で高田陸人 個展「シュルレアリストへの軌跡」を観ました。 高田陸人さんは、ジョルジョ・デ・キリコに傾倒し令和のシュルレアリストを標榜する21歳の画家です。 私は藤子不二雄Ⓐ先生の影響でマグリットはじめシュルレアリスムの絵画が(知識は乏しい限りですが)好きですし、キリコの作品がそのまま出てくる藤子Ⓐ作品もあるので、時代を隔ててキリコの遺伝子を継承した高田さんの絵画を鑑賞できて気持ちが高揚しました。 高田さんの絵画を一点一点観ていって、やっぱりシュルレアリスムの絵画って面白いな、好きだなと実感しました。 高田さんご本人やギャラリ想のオーナー・ミシマさ…
「みのりて」という、メゾソプラノ、フルート、チェロのトリオ。そのコンサートを聴いた。 現代の曲を多く演奏する人たちなのだけど、まずあまり聞かない組み合わせで、サウンドのイメージがつかない。つかなくないですか? ところが、聴いてみるとその親和性に驚き、それでいて三者三様の多彩な音色の広がりに魅了される。声も楽器も響きがとても豊かなものだから、それぞれが三声部(ぜんぶで9声)やってるんじゃないかみたいな感覚になる。さらに、今日の会場である東京オペラシティのリサイタルホールは、それがよくハマっていたと思う。 そしてこちらも多様な今日のプログラムから、いくつか感想。 ・タンギー「Le jardin d…
浮遊大陸内海モンスター ネプト神殿を攻略すると、 船エンタープライズがもらえます 一旦ウルのほうへ、戻ることも可能 目的地は西の大陸のグルカン族の洞窟ですが 海を進むと、わりとつよいモンスターが おおいですが、レベリング、熟練度あげに 最適です ここで、一気に強化して、装備を整えることを オススメします キラーフィッシュ 雷撃に弱いため、サーペントソードで 殴るか、サンダラ、サンダーを使っていきます サハギン FFでの人魚 可愛くねえ 体力はたかいですが、サンダラで刈れる シーエレメンタル 結構つよい サンダラなどで一掃は可能ではあるが、 意外に攻撃はいたい レベルが低いとゴソッと削られる タ…
虫明亜呂無さんの小説を読んだ。エッセイや評論を読んではいたのだが、小説も書いていて、1979年には直木賞候補にもなっている。「シャガールの馬」というこの短編集が対象だった。小説だけをかいているわけじゃないのか、1971年から78年までと比較的長い期間の作品を集めている。 そして、すべてスポーツにまつわる話である。フィクションと断っているが、実際の選手が登場する話もある。マラソン、競馬、プロ野球と種目もさまざまである。 シャガールの馬 (1978年) Amazon 「海の中道」は、マラソン選手とコーチの話だ。福岡国際マラソンという舞台からどこかノンフィクション的なアプローチ。沢木耕太郎さんのルポ…