旧東ドイツで製造されていた自動車。
1989年のベルリンの壁崩壊とともに当時の西側諸国にも広く知られるようになる。
ただし、広く知られるようになったきっかけは「製造開始の40年前からほとんど変わらぬ性能」「車体が紙で出来ている」「エンジンルームとガソリンタンクが隣同士」「注文してから納品まで10年以上かかるため新車よりすぐ購入できる中古車の方が高い」等、西側の常識では考えられない仕様に対するネタとしての側面が強かった。
しばしば「旧態依然として、柔軟性に欠ける、硬直した東側の旧社会主義体制」の比喩としても用いられる。