クロード=エドモンド・マニー(Claude-Édmonde Magny)
1912-66 フランスの批評家。『エンペドクレスのサンダル(邦題『文学の限界』)』(1945)、『アメリカ小説の時代(邦題『小説と映画』)』(48)、『1948年以後のフランス小説史(邦題『フランス現代小説史』』(50) で、比較小説論的な視点から現代フランス小説の変化に理論的な考察を与え注目されたが、50年頃にふっつりと筆を断ち、のちにアルコール中毒で治療中などと伝えられたが復帰せず死んだ。クセジュ文庫で文芸批評を書いたJ-C.カルローニ、J-C.フィルーは彼女を哲学的批評家としてサルトル、R-M.アルベレス、ジョルジュ・プーレ、モーリス・ブランショなどと並べて論じている。