主として、1922年のワシントン海軍軍縮条約(ワシントン条約)と、1930年のロンドン海軍軍縮条約(ロンドン条約)を指す。
各国の主力艦保有量を制限したワシントン条約と、補助艦の保有量を制限したロンドン条約の有効期間(1922年〜1936年)を「海軍休日(Naval Holiday)」と呼ぶ。
また、「海軍休日」時代に世界で七隻のみ存在した40cm(16inch)砲搭載戦艦を「ビッグセブン」と呼び、彼女たちはこの期間世界最強の戦艦であった。
満州国問題から1933年に日本が国際連盟を脱退、続いて同年にナチス・ドイツが国際連盟からの脱退と再軍備を宣言すると、ヴェルサイユ体制は綻びを見せ、世界情勢は一気に戦争へと傾いてゆく。
戦艦ビスマルクの起工が1936年であることは、海軍休日の終わりこそ新たな大戦の始まりであったことを象徴的に物語っている。