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皆既日食

サイエンス

皆既日食

かいきにっしょく

地球から見たときに太陽が月の影に隠れ一部または全体が見えなくなる日食のうち、特に月が完全に太陽を覆い隠す場合を皆既日食と呼ぶ。英語表記はtotal eclipse

月の視直径(見かけ上の大きさ)が太陽より少し大きい場合に起こるものであり、太陽による月の本影地球に完全に届いている状態である。そこから外れて半影に入った地域では太陽の一部が欠ける部分日食が見れる。

皆既日食ではコロナプロミネンス(紅炎)の観測が容易になる。また、太陽が完全に隠れる直前と直後に見られるダイヤモンドリングも観測の醍醐味である。皆既日食の時には月は必ず朔(新月)の位置であり、新月の輪郭を観測することができる状態とも言える。

※画像はwikipediaより(著作:Luc Viatour)

地球から見た月と太陽の視直径は約0.5度とほぼ等しく、このため地球や月の楕円軌道の位置による若干の視直径の変化によって、皆既日食(月の方が少し大きい)や金環食(太陽の方が少し大きい)が観測できる。地球衛星である月と恒星の太陽が地球から見てこのような視直径になっているのは偶然である(よって、皆既日食も偶然の産物である)。

日本では2009年7月22日に奄美大島など一部の地域で観測できた。次回の日本での皆既日食は2035年9月2日能登半島石川県)〜北関東茨城県)を結ぶ線上で観測できる。

        

太陽→月→地球がきれいに並ぶ

今後見られる皆既日食