いうならばこれは単なる〝近所〟のハナシである。 三角の〝カタチ〟をした たった300メートル足らずのちっぽけな山があるこの街で 生きている〝私の日常〟…… 。 ここは戦場の最前線ではない。 住宅地の隣に巨大な米軍基地がある街でもないし 放射能の汚染水が毎日増えて二度と帰れなくなった場所でもない…。 ここにはただ 人々の〝小さな生活〟と〝日常〟があるだけだ。 同じコトを繰り返すだけのしょうもない〝日常〟。 まるで永遠に続いていくかのような 毎日毎月繰り返される 我々の生活、日常、日々…。 しかし 我々は気が付いた。 それは永遠なんかじゃない。 アッという間に粉々に崩れ去ってしまう 案外〝脆いモノ…