作家の島田雅彦さんが昨日(4月28日)春の叙勲で紫綬褒章を受けたことを知りました。少し驚きました。 小生の狭い知見の限りでも、島田さんが「学問や芸術分野で功績を残した人」というのは全くそのとおりだと思います。ロシア語つながりの親近感?もわいて(これはあとで気づいたことですが)、島田さんが書いたものは、たとえば『ヒコクミン入門』など、小生個人としてはとても共感しながら読みました。しかし、それらを政府が「功績」と讃え、公認するとは思っていませんでしたし、そもそも島田さん自身、そういう政府の公認をよしとする人だという認識はありませんでした。 国が行う表彰の類いというのは人によっては「罪づくり」な感じ…