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川崎病

サイエンス

川崎病

かわさきびょう

主に4歳以下の乳幼児に起る、全身の中小動脈の炎症。

概要

この病気は「急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群(MCLS)」として川崎富作医師が1967年に報告したころから、Kawasaki Disease (KD)と呼ばれている。発症原因は未だ不明だが、微生物感染が疑われている。

2014年5月20日、米国科学アカデミー紀要の電子版にて日米欧の研究チームにより、中国北東部から日本へ吹き込んできた風が運ぶ物質が関与している可能性があるという報告を掲載*1

症状

症状としては急に高熱が出て、舌がいちごの表面のようにボツボツになる(苺舌)。また発疹や充血が見られ、片側の頚のリンパ節が腫れたりする。

多くの場合は自然に治癒するが、適切な治療を受けなかった場合、冠状動脈動脈瘤や血管肥大などの障害を生じる場合があり、重篤な場合は心筋梗塞により死亡するケースも報告されている。

治療法

治療法としては「ガンマグロブリン静注(ICIV)」と「アスピリン」であり、ガンマグロブリン静注(ICIV)は発熱後10日以内が望ましいとされている。しかし、現在は川崎病の検査法が確立しておらず、臨床診断に頼らざるを得ないため、発見が遅れたり誤診されてしまうことがあるとされる。早期の発見が治療効果に大きく影響するため、検査法の確立が望まれている。

Kawasaki Disease Foundation

http://www.kdfoundation.org/

川崎病のはなし(国立循環器病センター

http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamph/pamph_31/panfu31_01.html


川崎病のすべて (小児科臨床ピクシス 9)

川崎病のすべて (小児科臨床ピクシス 9)