いとうせいこうによる小説作品。第149回芥川賞候補作。
耳を澄ませば、彼らの声が聞こえるはず----。 「文藝」掲載時より口コミで話題を呼び、かつてない大反響に。 著者16年の沈黙を破る、生者と死者の新たな関係を描き出した心に深く響く物語。 Amazon.co.jp:想像ラジオ - いとうせいこう
耳を澄ませば、彼らの声が聞こえるはず----。 「文藝」掲載時より口コミで話題を呼び、かつてない大反響に。 著者16年の沈黙を破る、生者と死者の新たな関係を描き出した心に深く響く物語。
想像ラジオ
*1:文藝 2013年春季号 |河出書房新社
毎日悲しいニュースや辛い現実が目の前にある私たち。 悲しくて辛いことが多すぎるから、心も次第にとげとげしてくる。自分にも他人にも優しくなるなんてなかなか難しい。 そんな時に、悲しみを問い直し、生死を問い直し、心を落ち着かせてくれる本をご紹介します。 想ー像ーラジオー! 想像ラジオ (河出文庫) 作者:いとうせいこう 河出書房新社 Amazon 想像ラジオ (河出文庫) [ いとう せいこう ]価格: 495 円楽天で詳細を見る 本紹介 3.11と「死」 DJの一人しゃべりが中心に進む「ラジオ番組」。 読み進めていくうちに、だんだん、この物語が3.11後の東北を舞台にしているのだと分かってきます…
想像ラジオ (河出文庫) 作者:いとうせいこう 河出書房新社 Amazon 2011年3月11日に起こった東日本大震災は東北を中心に未曽有の被害をもたらした。今考えるとあの地震を境に日本は大きく変わった。直接災害に見舞われなかった日本人もひどく精神的ダメージを受け、その影響は現在に至るまで続いている。変化を恐れ、不都合な現実に目を背けるようになった。その結果が当時の民主党政権の後を受けて誕生した安倍政権だ。史上最悪と言っていい安倍政権が2012年12月から8年以上も続いたのは、テレビをはじめとする大手メディアがいかにも安倍政権が仕事をしているように見せかける聞こえのいい報道ばかりしていたせいだ…
「想像ラジオ」いとうせいこうさん著 想像ラジオは、それを放送する人もリスナーも、それぞれの想像が電波となることで成立する 今日はどんな話が出て、どんな音楽がかかったのか それぞれが、それぞれに想像する そんなラジオは成立するのだろうか? 想像ラジオ (河出文庫) 作者:いとうせいこう 発売日: 2015/02/27 メディア: Kindle版 (ここからは、本の内容から考えたことを書いてます) 思えば太古の昔から、人はもう会えなくなった人とずっと話をしてきた ある人にとっては生きている側の勝手な会話かもしれないけれど、ある人にとっては、自分の想像を超えた会話がそこに展開してびっくりしているかも…
おもしろい小説を読みたい! というわけで、歴代の「本屋大賞」受賞作品とランキング作品をすべてまとめた。表紙画像クリックでAmazonへ、あらすじやレビューも確認できるのでご参考まで。 それではいってみよう! 2024年 本屋大賞『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈 「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっと誰もが目を離せない。 成瀬は天下を取りにいく 「成瀬」シリーズ作者:宮島未奈新潮社Amazon 2024年 ノミネート作品(2…
ところが私が小説について考えていることは、視覚による理解の拒否だ。小説の流れを時間軸に落とし込んで視覚化するとわかったような気になるけれど、それで小説を読んだことにはならない。小説を理解したいと思うなら、自分も含めた身近な人間を時間軸に落とし込んで把握していないのと同じように、丸ごと暗記しようとするしかない。 (保坂和志『小説の誕生』 p.24-25) 4月だぜ! 10時半起床。春眠暁を覚えず。寝過ぎて体の節々クソダルシム。歯磨きと洗顔をすませて第五食堂へ。一階で炒面を打包する。今日の最高気温は25度ほどで、ここ三日間とくらべるとだいぶと過ごしやすい、エアコンをつける必要もない。週間予報による…
たとえば二〇〇四年の「純愛ブーム」「韓流ブーム」は、二〇〇四年の社会的コードをもって接近しなければ何故あんなに多くの読者やファンを獲得することができたのか説明できない。ブームになっているものを宣伝するときに必ず「人はいつの時代も」という表現が使われるが、「いつの時代も」と言うときにかぎって人は前の時代がそうではなかったことを忘れている。いや実体はもっと身も蓋もなく、そんなことを考えたりしない人がブームの支持層になるということでしかないのだが。 ブームはじつは少数の人に向かって開かれている。三百万人の人が読んだ、一千万人の人が見た、といってもそれらは少数派でしかない。人口の九割以上がそれに対して…
朝起きたら、猛烈な雨、と、風。傘を差しても意味がないほど。春の嵐。 職場で打ち合わせや、仕事いろいろ。抱えている問題ごとはいろいろある。一山越えたら、また次の山がある。打ち合わせを終えて、ふと、窓の外を見ると、雨が止んでいる。天気予報の通り。窓を開ける。 午後になると、心地よい風が入ってきて、気温も上がる。夕方、仕事の用で、渋谷へ。歩いていくと汗ばむくらいの陽気。このままこの心地が続くのなら、そろそろヒートテックとはおさらばできるかもしれない。 仕事を終えて、渋谷の富士そばで夕食。間違えて温かい蕎麦を頼んでしまう。こういう日に限って。そのあと、まだまだ陽ざしが気持ちよかったので、少しパルコの屋…
00-06 D 06-12 H 12-18 DDDD 18-24 D A. 北海道地方-0-0-0-0=0 B. 東北地方 ---0-0-0-0=0 C. 関東地方 ---0-0-0-0=0 D. 中部地方 ---1-0-4-1=6 E. 近畿地方 ---0-0-0-0=0 F. 中国地方 ---0-0-0-0=0 G. 四国地方 ---0-0-0-0=0 H. 九州地方 ---0-1-0-0=1 I . 沖縄地方 ---0-0-0-0=0 合計回数 ------1-1-4-1=703:51 能登半島沖 浅/3.2 ② 06:03 熊本県熊本地方 10/2.6 ① 13:03 愛知県西部 30…
方舟を燃やす posted with ヨメレバ 角田 光代 新潮社 2024年02月29日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す さて、出る本、角田光代「方舟を燃やす」(2/29)出ます。まずはアマゾンの紹介文を。
一度、ふっと目が覚めるがまだ5時台だったので、もう一度寝る。そのあと、目が覚めたら9時になっていたので、慌てて、缶ゴミを捨てに行く。祝日シフトで幸い、まだ回収にきてなかった。 やることもあったけれど、午前中は余裕があったので、しばらくぶりにプールへ。地元の区民プール400円也。午前中に行ったものの、意外と混んでいた。平泳ぎやクロールで、ひたすら25メートルをいったりきたり。どの程度、泳いだか忘れたけど、1時間程度で、さすがに疲れる。試しに、25メートルを全力で泳いでみたら、23秒くらいかかった。ネットで調べると、未経験者の平均程度らしい。競泳選手の記録は11秒とかだという。ほんとかよ。僕が半分…
昨日6日のこと。 まんぷくの再訪を見て朝風呂。 新聞を読んで、9時前に家を出る。 この日は夕方、神保町PASSAGEで搬入。 その前はブックオフで仕入れ。 保谷駅北口行きの練馬区のバスに乗って大泉学園へ。 以前も乗ったが、駅のだいぶ手前で下りて散歩がてら歩2く。 10時の開店を待って大泉学園のブックオフで5冊。 寺山修司を110円コーナーで買いたかったが、見当たらず。 池袋線に乗って、2駅先の練馬高野台に移動。 こちらは大きいだけあって品ぞろえがいい。 司馬遼太郎の『街道をゆく』陸奥、肥薩の旅が110円コーナーにあった。 妻から LINE で連絡が。 僕の誕生日にお祝いに、練馬高野台のうなぎ屋…
「国境なき医師団」。1971年にフランスで発足した、医療援助団体。「国境なき~」(without borders)という惹句は何かと使い回されたりするが、やはり「医師団」がカチッとはまる。正式名称は当然フランス語で、Medecins Sans Frontieres で MFSと略されることが多いようだ。 いとうせいこうさんは、この団体に寄付をしていた。実は続編の「「「国境なき医師団」をもっと見に行く」で明らかになるのだが、男性用の日傘をメーカーと開発し、そのパテント料が入ったので、この団体に寄付をした。活動に敬意と感謝を込めてのことだろう。それが取材旅行につながった。この団体の活動費は寄付から…
11/20(月) 7時前起き。晴れ。 縄跳び、クッション腹筋、エアロバイク。 リンゴ酢、コーヒー。 この日もまたほぼ打ち合わせ。 妻が作ってくれたおにぎりを食べる。 いろいろ悩ましい打ち合わせもあったが、とりあえず終わった。 19時まで仕事。 こころ旅の総集編。 夜は妻の揚げた唐揚げ。 鶴瓶の家族に乾杯はIKKOで下仁田。 中井精也の鉄旅は茨城。 月曜から夜ふかしを見て寝る。 妻は開店準備の一環で 今日明日と担当のコンサルの方に会いに行く。 --- 11/21(火) 7時前起き。晴れ。 縄跳び、クッション腹筋、エアロバイク。 リンゴ酢、コーヒー。 打ち合わせは1日の半分ほど。だいぶ気が楽。 昼…
土曜のこと。 「喜来登」で昼を食べた後。 狸小路を出たところのいつものブックオフへ。 重くならないように4冊だけ仕入れ。 CDも高くないのを4枚。 Epic Soundtracks や Laura Allan の国内盤など。 さきほど並んでる間に『十二月の十日』を読み終えて、 いとうせいこう『想像ラジオ』を110円コーナーで買う。 15時過ぎ。後はホテルでゆっくりしようと地下鉄に乗る。 『想像ラジオ』を読み始める。 新さっぽろに着いてスーパーで缶チューハイを買った。 部屋に戻ってきて会社のノートPCを立ち上げ、出張費精算の作業を途中まで。 17時を過ぎて部屋を出る。 向かいの駅ビルに早めの夜を…
難民関係の本や、インドの関係など、読もうと思っているものは他にもあるのだけど、パレスチナ関係の本を読んだり映画を見たりしている。 本①基本を伝える集中講義のような新書 『世界史の中のパレスチナ問題』(臼杵陽著 講談社現代新書 2013)歴史的な宗教の話や、近代史の話、冷戦終結後から現代にいたるまでを講義のように述べている。全部理解できてるわけではないけど、勉強になる…はず。私はこれまで中東の人という漠然としたイメージしか持っておらず、ユダヤ教徒やキリスト教徒がいる(いた)ことや、例えばアラブとトルコで言葉等が異なるという認識がほぼなかったし、イギリスが酷いし、ナクバが何かについても、ハマスに病…
2023年5月に購入した本とモスバーガーについてのちょっとしたお話です。 5月に購入した本 半年以上ぶりのモスバーガーでモスバーガーを食す 関連記事 5月に購入した本 出版年月日、出版社は割愛しています。 芥川龍之介『トロッコ・一塊の土』 安部公房『砂の女』 いとうせいこう『想像ラジオ』 大江健三郎『「自分の木」の下で』 國分功一郎『哲学の先生と人生の話をしよう』 國分功一郎『目的への抵抗』 夏目漱石『私の個人主義』 アンディ・ウィアー『火星の人』上下巻 ダニエル・キイス『アルジャーノンに花束を』 ダン・アリエリー『予想どおりに不合理』 ルース・ベネディクト『菊と刀』 老子(訳:野中根太郎)『…
ラジオが題材の小説 「ラジオを扱った小説ってあまりないなぁ」そう思ったことはありませんか? 「ラジオ好き」の人って実は結構います。 「読書」が好きな人もたくさんいます。 どちらも好きな人もいます。 しかし、ラジオを題材(テーマ)にした小説はあまりありません。 実はいくつかあります。 今回は様々な角度から「ラジオ」を扱ったオススメの小説を紹介します。 ラジオが題材の小説 『明るい夜に出かけて』 『風の歌を聴け』 『想像ラジオ』 『絶体絶命ラジオスター』 『ミサキラヂオ』 『ラジオ・ラジオ・ラジオ!』 『ラジオ・ガガガ』 『ラストレター』 『リミット』 『深夜0時のラジオ局』 『時かけラジオ』 『…
何の予定も入っていない休日がないことに耐えられない。好きで予定をいれたくせに、合間合間に休息がないとぐったりしてしまう。ここ1か月それがなくて、最後の平日5連続は終始へろへろしていた。ここでいう「何の予定も入っていない」とは文字通りの意味で、出かけなければならない用事もなければ、宅配の受け取りも本の返却も何もないということを指す。他人とコミュニケーションを取らずに済むとパーフェクトだ。こういう休日があると、体力と気力がぎゅいんと回復する。自分が生来出不精でインドア派なのだと実感する。 今日は繭にこもるようにして部屋から一歩も出ていない。せっかくなので、何事もない1日の経過を記録しようと思う。 …