北朝鮮による拉致被害者の一人。「李恩恵」という朝鮮名を名乗らされている。大韓航空機を爆破した金賢姫の日本語の先生をさせられた。
《参考》 http://nyt.trycomp.net/jokyo/03.html http://www.rachi.go.jp/jp/ratimondai/jian.html#jian02
先日、『毎日新聞』「ひと」欄に、友人の満若勇咲(みつわか・ゆうさく)さんが紹介されていた。 私の会社「ジン・ネット」では、カメラマン、ディレクターとして大変お世話になった。紛争地取材を体験したいとのことで、戦闘やまぬイラクのクルド人支配地域に行ってもらったこともある。 また彼は、「f/22」というドキュメンタリー専門誌の編集長でもあり、私も倒産した制作会社の社長として取材された。(笑) https://takase.hatenablog.jp/entry/20210707 満若さんはこのほど、部落問題をテーマにした3時間半のドキュメンタリー映画「私のはなし 部落のはなし」を監督した。 実は彼は…
『ドライブ・マイ・カー』がアカデミー賞国際長編映画賞を受賞したとのニュース。 夕方の時間が空いたので、つれあいに予約を頼んだ。明日からは混んで観られないだろうと急いだのだが、ぎりぎり最後の2席が取れた。 長い映画なのだが、不思議な緊張感に縛られて観続けると最後はどっと解放されてさわやかに終わった。主人公が演出するチェーホフの『ワーニャ伯父さん』の劇が大事な意味をもつ構成がすばらしい。この見事さが原作からくるのか、映画の脚本、ディレクションなのか知りたくなり、帰りに本屋で「ドライブ・マイ・カー」をおさめた村上春樹『女のいない男たち』を購入。さすがにその本が大量に置いてあった。 『ワーニャ伯父さん…
ひまわりを案じてやまぬ桜かな (神奈川県 延沢好子) きょうの「朝日川柳」だ。 ウクライナではロシアによる化学兵器、生物兵器、さらには核兵器の使用が真剣に懸念されている。 (近所の春) 春爛漫の日本からウクライナに安寧の日々が戻ることを祈る。・・・・・・・・ 先日の春分の日は昼と夜の長さが同じで、これから次第に昼が長くなる。 ペルシャ人(イラン)やクルド人はこの日、新年を祝う。しかし、在日クルド人たちは、今年もコロナ禍でみなで集ってのお祝いイベントは中止したという。 20日から初候「雀始巣(すずめ、はじめてすくう)」、25日から次候「桜始開(さくら、はじめてひらく)」。30日から末候「雷乃発声…
昨日23日、ある歴史的な裁判の判決がでた。 (23日午後、東京地裁前) (23日NHKおはよう日本) 1959年から84年ごろまで、在日コリアンやその日本人配偶者など9万3千人が日本から北朝鮮に渡った、いわゆる「帰国事業」が行われたが、そこで「地上の楽園」などと、虚偽の宣伝(勧誘行為)で騙されて北朝鮮に渡航させられ、出国を許されずに留め置かれた行為(留め置き行為)に対して5人の脱北した帰国者委が損害賠償を求めた裁判だ。 これは朝鮮総連ではなく、北朝鮮政府を被告とする初めての裁判。そもそも北朝鮮政府を相手取った裁判などできるのか、日本が裁判の管轄権を持つのか、という根本的な問題をはじめ、注目すべ…
東北は雪が続いているようだ。一人暮らしの高齢者などは足=移動手段で困っているのではないか。 去年秋、何度か帰省して、公共交通機関の便数が少ないことが気になった。実家の前に県道が通っているのだが、バスは日に3~4本、病院と病院を結ぶものだけになっていた。 去年の12月3日の「天声人語」にうちの田舎、山形県南陽市の「足」が取り上げられていた。 12月3日の「天声人語」 沖郷地区に住民専用タクシー「おきタク」というのがあるという。高齢者に運転免許の返納を促すなら代わりの足がほしいという声で始まったそうだ。97年にコミュニティバスが廃止されてからずっと公共交通の空白域だった。おきタクは60歳以上の住民…
最近の国際ニュースでは中国の動きばかりが気になる。 19日に行われた香港立法会でのインチキ選挙で、ほぼ全議席が親中派議員で占められた。 これまでは定数75で、うち市民が選べる「地区直選」議員が35、業界団体が選ぶ「職能別」が35で、一昨年の民主派の勢いからいえば、75の多数を取る可能性が十分あった。ところが、2020年9月に開催予定だった選挙をコロナウイルス感染拡大を理由に1年延期。中国はその間に選挙制度を大きく変更した。 「地区直選」が20に減らされ、「職能別」が30となり、新設の「選挙委員」枠(行政長官を選ぶ1500人の親中派選挙委員会から選ばれる)が最多の40で、計90が定員となった。「…
飯塚繁雄さんが18日、埼玉県上尾市で亡くなった。 11月13日の集会で。お顔にむくみが出ていた(朝日新聞より) 家族会(拉致被害者家族連絡会)の代表を11日に退いたばかりでの訃報に驚いた。体調がよくないことが退任の理由だったが、よほど悪かったのだろう。 心身ともに強い負荷のかかる役目を横田滋さんから引き継いで、83歳の高齢まで14年もつとめた。任期中、目に見える形での拉致問題の進展がなく、妹の田口八重子さんについても新たな情報がほとんど出てこなかったことは心残りだったろう。申し訳ないと思う。ごくろうさまでした。心よりご冥福をお祈りします。 (朝日朝刊19日付) 飯塚繁雄さんは、拉致被害者、田口…