80年代に入り、国鉄が次世代中距離電車用として開発していた技術を土台に、201系に代わるコストパフォーマンスが高い生産性の通勤電車として開発。
JR時代になっても引き続き製造が行われ、東京周辺のJR路線では良く見かけることができる。
デザイン的にはビート加工を使用した、あっさりとしたステンレスによる軽快な車体であり、以下のような特徴がある。
…など、環境対策にも優れた車両と言えるだろう。
これらの技術はJR以降に登場した車両の設計母体となり、多くの兄弟設計車を生み出し新技術の土台となった。
1988年以降2002年までの間、山手線はこの型の電車で統一されていたので、一般に認識されている山手線の電車といえば、主にこの型を指すと考えてよい。
2005年4月18日から、山手線は後継型のE231系500番代に統一。
しかし、今まで山手線で使用されていた使用されていた車両は、東京周辺の旧型電車を置き換えるために活用された為、今後も「首都圏では良く見かける型の電車」の一つであり続けるだろう。
1985年当初は山手線と大阪緩行線(東海道本線・山陽本線/JR京都線・JR神戸線)に導入。
1987年、JRとなって以降は山手線へ追加導入を継続し山手線の205系化を完了。
引き続き、横浜線・阪和線・南武線・埼京線・京浜東北線・総武緩行線・京葉線・武蔵野線に導入され、老朽化した旧型車両の101系・103系を置き換えていった。
1991年には、相模線電化に伴い、205系500番代が直接導入され、スタンダードな新型車両としての存在を示した。
2002年以降には、山手線更新に伴い、ねん出した車両を活用。
JR東日本で101系/103系を使用していた線区の、鶴見線・りんかい線・仙石線・八高線に置き換え用として新規導入され、その姿を見る事が出来るようになった。
なお、大阪緩行線の205系0番台は321系の導入に伴って2006年に日根野電車区に転属したが、のちに207系・321系が尼崎-奈良間を結ぶ直通快速運用も担当することになり、大阪緩行線を走る通勤型電車が不足した為、2011年に宮原総合運転所へ転属。そして2011年3月ダイヤ改正以降、平日の朝ラッシュ時間帯に限定運用として運行されている。
窓が大型1枚窓でなく、中桟のある201系スタイルの窓の形のもの。初期の4編成はこの形で製造された。のちに京葉車両センターに転用され京葉線で運用についたが、現在は引退している。
窓が1枚窓になったもの。JR東日本の各線区で運用されているほか、JR西日本では宮原総合運転所に7両・4編成が配置されている。
国鉄時代量産型に比べ、内装のデザインが一部変更された部品変更型。山手線以外への新製導入車は、ドア窓の大型化が測られ路線表示がついた。埼京線(10両編成/川越車両センター)・横浜線(8両編成/鎌倉車両センター)・南武線(6両編成/中原電車区)などで運行されている。
JR西日本が阪和線用に生産した。前面窓レイアウト変更など独自の改良を行い番代区分がついた。4両編成で、全車日根野電車区配置。
90年頃からこれらの線に直接導入された車両は、JR東日本量産型から更に細かい部品の独自化が進む。
目立つ変更点としては、先頭部分のFRPデザインが変更され、脱国鉄イメージが進みソフトイメージが増した。
構造として、205系の次期導入車両の901系の設計を先行して取り入れた形となり、耐用年数が以前の製造機種より低めに設定されており、2010年に京葉線E233系導入の動きに合わせて、先行して運用離脱した物が多い。
京葉線用は10両編成、武蔵野線用は8両編成で、全車京葉車両センター配置。
相模線電化に際し製造されたもの。前面デザインの独自化と半自動ドア用操作スイッチがついた。4両編成で、全車国府津車両センター配置。
山手線新型化に伴う発生車両を改造した物。中間車の先頭車化改造を行い、半自動ドアスイッチがついた。八高線用。4両編成で、全車川越車両センター配置。
山手線新型化に伴う発生車両を改造した物。3000番台のメニューに加えて寒地対応工事とトイレ取り付けを行ったもので、一部に2Wayシートを搭載。仙石線用。4両編成で、全車仙台車両センター宮城野派出所配置。
山手線新型化に伴う発生車両を改造した物。粘着性向上の為、中間車の走行装置がVVVFインバーターに変更された。武蔵野線用。8両編成で全車京葉車両センター配置。
山手線新型化に伴う発生車両を改造したもの。中間車のワンマン対応先頭車化改造を行ったもので、南武支線用。2両編成で全車中原電車区配置。
山手線新型化に伴う発生車両を改造したもの。やはり中間車のワンマン対応先頭車化改造を行ったもの。鶴見線用。3両編成で、全車中原電車区配置。
京葉線では2010年からE233系5000番台の導入が始まったため、京葉車両センターの京葉線用205系は順次運用を離脱し廃車されている。
なお、これらのうち一部は改造の上、富士急行に譲渡されて富士急6000系となった(量産先行車の編成からも譲渡車が発生している)。
また、これに伴う209系500番台の武蔵野線転用に伴い、武蔵野線用205系のうちVVVF制御でない4編成が廃車されている。
*1:かいじてんかれいじせいぎょ
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