
=Employee Assistance Program
EAP(Employee Assistance Program)は一般に従業員支援プログラムと訳されている。
1970年代のアメリカではアルコールや薬物などへの依存が大きな社会問題となっていた。その問題は働き盛りのビジネスマンをも巻き込み、業務成績の低下や退職にまで発展するというような深刻な状況を招いていたのである。 この解決策として、アメリカの先進的な企業を中心に導入されたのがEAPである。 米国のEAPは、1979年に企業内アルコールプログラムとしてスタートした。その後、社会はますます多様化し、個人が抱える問題も様々なものになり、EAPのサービスの内容もそれに合わせて広がり、現在ではアルコール、薬物依存の治療はごく一部となり、うつ、神経症、心身症、家庭問題への対応など領域は多様化している。 最近は企業のリストラや合併にともなう社員の組織的な支援プログラムなどもおおくなってきたようである。