脚を手術した。 脚といっても股関節部分で、腰に近いところにある脚を動かすための骨だ。 正直、股関節の重要性とか全く意識したことは無かったし、強いて言うなら開脚が90度もできないくらい可動域が狭い自覚があったくらいだ。 歩くことは割と好きな方で、時間が許すのであれば交通費を浮かせるために1駅2駅歩くことはザラにあり、運動神経は悪くなかった。 大学生になり接客業を始めた。せわしなく店内を歩き回り、長いときには休憩をはさみ9時間ほど動き回った。 そんな日々を過ごしていると足に違和感を覚えるようになった。当初は苦学生の単純労働による疲労が足に出てきたくらいの認識だったが、無視できないほどの痛みになった…