これだけ裏金疑惑などで自民党への信頼が揺らぎ、岸田内閣の支持率が下がっても、なかなか政局に至らないのは、野党が分断されているからだ。昨年12月に「市民連合」が共通政策を掲げて、衆議院議員選挙に向けた野党共闘を求めた。立憲民主・れいわ・共産・社民の国会議員が参加していた。ただ、掲げているのが、 ・憲法9条改悪と専守防衛を逸脱する集団的自衛権の行使を認めない ・原発にも化石燃料にも頼らないエネルギーへの転換 ・選択的夫婦別姓制度の整備 なので、最後のものはともかく、他の2点がある限り維新の会や国民民主は乗ることができない。現に立憲民主党の岡田幹事長が参加していたことに、支持母体である<連合>の芳野…