μ-mini DIGITAL 国内発表。(PC Watch)

 9/3 に海外発表があった μ DIGITAL シリーズのバリエーションモデルが国内発表。そのビミョーなデザインは慣れてくるとなかなかイカすしカワイイと思えてくるあたり俺はオリ信者です。

  • 1/2.5 型有効 400 万画素 CCD。今回から国内資料でも CCD サイズを表記するようになりましたよ>文月たん
  • 35mm 換算時焦点距離 35-70mm / F3.5-4.9 の光学 2 倍ズームレンズ。通常のレンズより 1 段暗い。
  • 通常時最短ワーキングディスタンスは 50cm。マクロ時最短ワーキングディスタンスは 20cm。スーパーマクロ時ワーキングディスタンスはテレ端固定で 8cm。
  • AF 方式は TTL CCD コントラスト検出。iESP AF とスポットAF。
  • ISO 感度は 64 〜 400。シーンモードによっては ISO500 まで増感
  • ホワイトバランスはオートとプリセット 4 種類。
  • シーンモードは 13 種。
  • 1.8 型 13.4 万画素ハイパークリスタル液晶。サイズ・画素数以外は AZ-1 のものと同等品。
  • 最大 320 × 240 @ 15fps でメモリいっぱいまで記録可能な音声付き動画撮影機能。
  • 内蔵フラッシュ到達距離はワイド端時 2.8m まで。
  • PC との接続は USB。PictBridge対応。
  • 記録媒体は xD-Picture Card
  • 電池は専用リチウムイオン電池
  • 寸法 95 × 55.5 × 27.5mm、重量はバッテリ・メモリーカード除いて 115g。
  • カラーバリエーションは「ジュエリーシルバー」、「ピュアホワイト」、「コスミックブラック」、「クリスタルブルー」、「ベルベットレッド」、「カッパーオレンジ」の 6 色。また「ピュアホワイト」以外はなめらかな手触りと水滴の拭き取りやすさを実現した「スーペリアシルキーフィニッシュ加工」を採用している。
  • 生活防水 JIS 保護等級 4 相当。
  • レンズバリアに「トップシェルバリア」を採用。フラットレンズバリアタイプとしては完全なフラット性を実現。
  • 10月中旬発売。予想実売 38,000 円前後。


 その賛否両論っつーかビミョーっつーか見慣れてくるとカッコイイデザインですが、これはメタルボディで一体成形っぽい加工を実現したことで実現したようです。IX DIGITAL L 以降一部のコンパクトデジカメでモノとしてのよさを追求して付加価値とするものがありますが、オリンパスもその波に乗ったようです。
 ただレンズが暗いのが気になります。内蔵フラッシュに比較的まともなものを載せているとは言え暗所撮影に不利な事は否めず。一応シーンモードで最高 ISO500 までゲインアップできるらしいですが。
 画質に関してはサンプルが出ていないので何とも言えないですが、μ DIGITAL はだいたいどれもあまり画質が良くないので期待はしていませんorz 
 ネガティブなことばかり書いたので良い点も。液晶が 1.8 型とはいえ AZ-1 と同じシャープの液晶を載せている事。これは良いですねー。AZ-1 はそのデザインとか価格とか操作性とかそういうのからマーケティング的には失敗作でしたが、あの液晶は非常に良かったので搭載されるのは嬉しいですね。

 

*ist Ds 発表。(PC Watch)

 PENTAX の低価格デジタル一眼レフがとうとう発表。コンセプトは「ファインダに手抜き無し」。現在公式に正式な仕様書が無いので今回は列挙を控えます。公式に仕様来ましたー。
□ PENTAX *ist Ds. □

  • レンズマウントPENTAX バヨネット K マウント。K、K A、K AF、K AF2、アダプタを装着する事で M42、645、67 マウントにも対応。35mm換算時焦点距離はレンズ焦点距離の1.5倍。
  • APS-Cサイズ(23.5×15.7mm) 631 万画素 CMOS センサ。有効 610 万画素。
  • ISO感度は 200 〜 3200。
  • シャッターは電子制御式縦走りフォーカルプレーン。シャッタースピードは 30 〜 1/4000s、およびバルブ。
  • AF方式はTTL位相差検出方式。測距点 11 点。
  • フォーカスタイプはオートフォーカス・シングル / マニュアルフォーカス。ただしピクチャーモードで「動体」を選択時コンティニュアスAFが使用可能。
  • AF補助光あり。ただし内臓ストロボ使用。
  • 測光方式はTTL開放測光。分割測光は16分割測光。中央重点測光スポット測光も備える。
  • ホワイトバランスはオートと9つのプリセット、およびユーザセット。
  • ファインダはペンタプリズムファインダー&ナチュラルブライトマットスクリーン。視野率 95%。倍率は 0.95 倍。視度調節幅 -2.5 〜 +1.5m-1。スクリーンは交換可能。
  • フラッシュ同調スピードは X=1/180s 以下。P-TTLシンクロ、TTLシンクロ、ハイスピードシンクロ、ワイヤレスシンクロ可能。
  • 内臓フラッシュは GN15.6(ISO200時)。35mm 換算時焦点距離 28mmまでの画角に対応。P-TTLに対応。
  • 2.0 型 21 万画素低温ポリシリコンTFTカラー液晶。
  • 連写は 2.8コマ/s で最大 8 枚まで。
  • PCとの接続はUSB。PictBridge対応。
  • 電源は単 3 電池× 4 本。CR-V3 × 2 にも対応。
  • 記録媒体はSDメモリーカードのみ。
  • 寸法は 125 × 66 × 92.5 mm、重量 505g。*ist D より若干小型・軽量化が図られた。
  • 11月上旬発売。実売 99,800 円。


 とりあえずスゴイのが、実売 99,800 円という低価格でありながら、ファインダがペンタプリズムであり、視野率 95%、倍率 0.95 倍、フォーカシングスクリーン交換可能と、少なくともスペック上は *ist D と同じものを搭載している点です。*ist D のファインダはデジタル一眼レフの中でもトップクラスの見やすさですので、これは期待が持てそう。あと液晶モニタが 1.8 型 11.8 万画素から 2.0 型 21 万画素と大幅にスペックアップ。密かにコンパネも大きく見やすくなっているようです。
 そのほかの仕様も 1.8 型 APS-C サイズ 600 万画素 CCD や ISO200〜3200 の感度設定、最速 1/4000s のシャッタースピードなど、基本性能は *ist D と変わらない模様。
 スペックダウンされたのは外部フラッシュ関連やダイヤルが一つ減った事、コンティニュアスAFがオートピクチャーモードの「動体撮影」からの選択*1になった事、多重露光機能が無くなった事*2などが上げられます。ボタン点数もかなり減らされ、グリーンボタンやドライブモードボタン、AFボタン、ワンタッチホワイトバランスボタンなどが減っています。
 個人的に気になっているのは十字キー*ist D十字キーはセンターの[OK]ボタンと一体になっているためちょっと俺には押しにくい感じでしたが、今回[OK]ボタンが独立して押しやすくなっているみたいです。
 賛否両論なのは記録媒体が SD メモリーカードのみになっていること。CF が使えないので「xxxxから取り出したxxxxが使えないだろ(゜Д゜#)ゴルァ!!」という意見が出てくるかもしれませんが、最近はSDも安くなってきましたし、コンパクトデジカメからのステップアップを考えておられる方にはいいんじゃないでしょうか。なので否定はしませんが、できれば EOS 1DMarkII のようなダブルスロットのほうが良かったかもと思います。このあたりはコストとのかねあいかなー。
 なおサイズは 125 × 66 × 92.5 mm、重量 505g と *ist D から若干小型化・軽量化したようで、今だに世界最小・最軽量のタイトルを譲っていません。さすが PENTAX。そしてがんがれオリ。
 
 あ、あと事実上のセットレンズになる smc PENTAX-DA Zoom 18-55mm F3.5-5.6 AL も同時発売で、セットで買っても 127,800 円。セットとして考えた場合、値段的にも性能的にも EOS KISS DIGITAL と D70 のちょうど中間のクラスになる感じ。
 それと smc PENTAX-DA 40mm F2.8 Limited には笑わせてもらいました。すごいなー。DAレンズのラインアップで 14mm 単焦点の次はパンケーキレンズかよ!! PENTAX ってしゃれっ気があるというかなんというか……。

 

*1:Nikon D70 もそう。

*2:デジタル一眼レフではほとんど *ist D のみが備えていた。

34枚。

 ようやく一眼でのにゃんこ撮影に成功!

OLYMPUS E-1 + ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5 / 1/30s / F2.8 / f=14.0mm(28mm相当) / ISO 100 / AWB / プログラムオート

OLYMPUS E-1 + ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5 / 1/15s / F3.5 / f=54.0mm(108mm相当) / ISO 100 / AWB / プログラムオート
 なかなか人なつっこいにゃんこでしたが、多少目つきが悪かったでつ。
 途中までホワイトバランスが昨晩撮影していた時のワンタッチ設定になってたのに気づいておらず、半分くらいが失敗写真にorz
 

Optio MX4 / Optio SV(PC Watch)

 *ist Ds ばかり眼に行きがちな PENTAX の新製品ですが、今回の PENTAX はなかなかの個性派揃いです。まずは最近流行の兆しを見せているムービーデジカメから。
□ PENTAX Optio MX4. □

  • 1/2.7 型 423 万画素 CCD。有効 400 万画素。
  • 35mm 換算時焦点距離 37-370mm / F2.9-3.5 "smc PENTAX" 銘の光学 10 倍ズームレンズ。ムービーデジカメとしては非常に高倍率でかつ明るい。
  • 通常時最短ワーキングディスタンスはワイド端 40cm / テレ端 120cm。マクロ時最短ワーキングディスタンスはワイド端 10cm / テレ端 60cm。スーパーマクロ時ワイド端のみで 0cm 。ワイド端のみとは言え真のゼロ距離射撃が可能。
  • AF 方式は TTL CCD コントラスト検出。測距点は 5 点で、マルチ / スポットが選択可能。MF可。
  • ISO 感度は 100 〜 400。
  • ホワイトバランスはオートとプリセット 4 種類、およびマニュアル。
  • ピクチャーモード(シーンモード)は 10 種。まだデジタルフィルターも 8 種類備える。
  • 1.8 型 13.4 万画素 CG シリコン TFT カラー液晶。Optio 33L と同じ光軸上可動型。
  • 最大 640 × 480 @ 30fps でメモリいっぱいまで記録可能なモノラル音声付き動画撮影機能。コーデックは MPEG-4。形式は MOV。
  • 内蔵フラッシュ到達距離はワイド端時 ISO200 で 5.1m まで。ポップアップ式で、ムービーデジカメ系では最も良い位置にストロボがある。
  • PC との接続は USB。PictBridge対応。
  • 記録媒体はSDメモリーカード
  • 電池は専用リチウムイオン電池
  • 寸法は 73 × 59 × 103.5mm。重量は電池・SD除いて 375g。
  • 10月中旬発売。実売 59,800 円。


 PMA2004 で発表されたムービーデジカメ。この手のデジカメとしては Xacti C1/C4 や Cyber-shot M1 などがありますが、もっともレンズスペックが良いものがこれでしょう。ただし動画撮影中の写真撮影はできず、音声もモノラルのみと多少見劣りする部分があります。
 これと言って面白い要素は少ないですが、なかなかグリップしやすそうなフォルムや密かに 370mm で 60cm やワイド端で 0cm まで近づけるという強力なマクロ機能など、動画を撮るための道具としては良さそうな雰囲気。
 ただし写真の画質に関しては 1/2.7 型 400 万画素 CCD らしい絵になっています。Xacti C4 が写真画質を高めてきているのでちょっと厳しいかも。
 
□ PENTAX Optio SV. □

  • 1/2.5 型 536 万画素 CCD。有効 500 万画素。
  • 35mm 換算時焦点距離 36-180mm / F2.8-4.7 "smc PENTAX" 銘光学 5 倍ズームレンズ。スライディングレンズシステムで新開発。
  • 最小絞りは F8.0。
  • 通常時最短ワーキングディスタンスはズーム全域で 60cm。マクロ時最短ワーキングディスタンスはワイド端〜ズーム中域までで 12cm。スーパーマクロ時ワーキングディスタンスはワイド端のみで 3cm。
  • AF 方式は TTL CCD コントラスト検出。測距点は 5 点で、マルチ / スポット切替。
  • 測光タイプはTTL分割測光、中央重点測光スポット測光
  • シャッタースピードは 4 〜 1/2000 秒。ただし絞り値によって最速シャッタースピードが変化する。レンズシャッターの性能である可能性も。
  • ISO 感度は 50 〜 400。
  • ホワイトバランスはオートと 4 種のプリセットおよびマニュアル。
  • 内蔵フラッシュ到達距離はワイド端時 ISO200 で 4.2m。
  • 1.8 型 11.8 万画素 TFT カラー液晶。
  • 光学ファインダも搭載。
  • 最大 320 × 240 @ 30fps でメモリいっぱいまで記録可能な音声付き動画撮影機能。
  • PC との接続は USB2.0PictBridge対応。
  • 記録媒体はSDメモリーカード
  • 電池は専用リチウムイオン充電池
  • 寸法は 91.5 × 56 × 28mm。重量は電池・SD込みで 165g。
  • 10月下旬発売予定。実売 56,800 円。


 CASIO は EXILIM ブランド単なる薄型デジカメとしてではなく EXILIM Pro EX-P600 のように薄型ではけどスタイリッシュなデジカメにも冠するブランドとしていますが、PENTAXOptio S シリーズはいい意味で頑固でした。世界最小・最軽量のボディをほんのちょっとだけ大きくして、光学 5 倍ズームとマニュアル露出機能を押し込んだのだからスゴい。というかむしろ Optio 555 をそのまま Optio S シリーズサイズにしちゃったという荒技。こういう「マニュアル系スタイリッシュコンパクト萌え」の俺としては非常に食指の動くモノです。しかも 180mm のレンズを備えているというのは非常にスゴい。
 画質に関してはサンプルを見る限りは破綻が少なそうに見えます。デジタルARENAあたりのレビュー作例を待ちたいところ。