C型肝炎治療薬

C型肝炎は針の使い回し以外感染経路がはっきりしていない病気であるが、肝臓がんになる殆どの原因はC型肝炎。そしてC型肝炎患者の毎年3％が肝硬変に進行し肝硬変にした人の3％が毎年肝臓がんになる。
かつて自分もC型肝炎治療薬としてインターフェロン製剤を一生懸命やっていたが日本人の殆どは効かないタイプのセロタイプⅠ型。セロタイプⅡ型でインターフェロンに救われた人も多かったと思うが、今回セロタイプⅠ型、Ⅱ型両方それぞれに画期的な新薬が承認された。SVRが殆ど100％というのはインターフェロンにリバビリンを加えて苦しい副作用に耐えながら最大量投与しても50％だった成績と比べて凄いものだと思うが、価格もすごい
Ⅰ型（ソバルディー：1錠6万円、12Wで800万円ぐらい）
Ⅱ型（ハーボニー：1錠8万円、12Wで1000万円ぐらい）

患者さんは月2万円以内の自己負担で治療できるらしいが、日本に200万人いるというC型肝炎患者さん全員にこれが使われるとしたら国民医療費は。。。。
患者さんの気持ちと癌になってからの医療費を考えると安易に高いとは言えないが、考えさせられますね。

トライアスロン珠洲2016お世話になりました皆さんありがとうございました。

ボロボロ（泣）