スマートフォン用の表示で見る

C型肝炎

サイエンス

C型肝炎

しーがたかんえん

肝炎の1つ。

病原体はC型肝炎ウィルス(HCV)。長年、病原体が同定できず、非A,非B型肝炎と呼ばれた。

C型肝炎は、主にC型肝炎ウィルス感染した血液に接触することにより感染する。感染経路は検出技術が未発達な時期の医療行為によるものが多く、その時期の輸血や、止血剤フィブリノゲンなど血液製剤、注射針の使いまわし等。他に刺青やボディピアスなどの感染経路が疑われている。

C型肝炎は、C型肝炎ウィルス感染により肝臓の炎症が起こり、細胞が壊れて肝臓の働きが悪くなる病気。

ウィルス感染後、急性肝炎のあと治癒する例、肝炎の起こらない無症候例もあるが、慢性肝炎となることも多い。多くの場合C型肝炎とは、この慢性化したC型慢性肝炎のことをさす。

慢性肝炎は発症後放置すると、10〜30年でその3〜4割が肝硬変、さらに肝がんに移行するといわれている。

慢性肝炎は、ほとんど体感できる症状がなく、多くの場合血液検査で肝臓の炎症を示すALT(GPT)等の検査結果により判明する。C型肝炎は、HCV抗体検査陽性を経て、HCV-RNA検出検査により同定される。

現在、根治療法として、C型肝炎ウィルスを消失または減少させるための、インターフェロン療法(またはそれを中心とした類似療法)が行われている。