肝硬変

(サイエンス)
かんこうへん

Liver cirrhosis
肝臓の疾患の一つ。進行すると、肝臓がゴツゴツした岩のような見た目に硬化して肝機能が著しく低下する。
主にウイルスやアルコールなどが原因となって肝細胞が障害を受け、肝小葉の形が変わる疾患のことで、病理形態学的に次のように定義されている。

  • 肝細胞の壊死・脱落をともなってグリソン鞘と中心静脈または肝静脈間に線維隔壁が出来る。
  • 肉眼的に再生結節の形成が見られる。
  • 肝小葉の構造が変わり、循環動態に異常を示す。
  • びまん性の病変である。

原因

  • ウイルス性
    • B型肝炎ウイルス
    • C型肝炎ウイルス
  • 自己免疫性
    • 自己免疫性肝炎
    • 原発性胆汁性肝硬変
  • 非アルコール性脂肪性肝炎
  • アルコール性脂肪性肝炎
  • 代謝性
    • ヘモクロマト−シス
    • ウイルソン病 など

日本における肝硬変の原因でもっとも多いのが肝炎ウイルスである。C型肝炎が70%、B型肝炎が20%、飲酒が5〜10%、自己免疫性肝疾患が2〜3%である。

その他の稀な要因としては、胆汁流出システムの疾患および不全(胆管の狭窄や障害)、嚢胞線維症、ヘモクロマトーシスやWilson病などの代謝異常、心臓性肝硬変などがある。

症状

軽傷

  • 食欲不振、疲労感、体重減少
  • 黄だん(眼球・皮膚)

重症

  • 下肢の浮腫
  • 腹水
  • 意識障害
  • 吐血(食道静脈瘤の破裂)、鼻血、歯ぐきの出血
  • (合併症)肝細胞癌

診断

検査

  • 血液検査
  • 肝組織の生検
  • 内視鏡検査
  • 画像診断(CT、超音波)

治療

  • 禁酒
  • 投薬(抗ウイルス薬/分岐鎖アミノ酸)
  • 外科的処置(肝移植など)


肝硬変診療ガイドライン

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患者さんと家族のための肝硬変ガイドブック

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