doi.org 【背景】漢方薬は様々な症状・疾患に対して保険適応が認められている。しかし、急性心血管病患者における漢方薬の全国的な使用状況は不明である。 【方法と結果】日本のDiagnosis Procedure Combinationデータベースを用いて、2010~2021年度に1,798病院で急性心血管病(急性心筋梗塞、心不全、肺塞栓症、大動脈解離)で入院した患者2,547,559例をレトロスペクティブに同定した。漢方薬が使用された患者は227,008人(8.9%)で、年齢、性別、重症度、主診断に関係なく、2010年(4.3%)から2021年(12.4%)にかけて3倍に増加した。使用された…