ジアノッティ症候群は様々なウイルスが原因で起こります。 そのため確定診断ができる検査がなく、患者への説明が中途半端になりがちです。 また治療法がなく、治癒までに時間もかかることも問題です。 そこで海外から報告されている診断基準が役に立ちます。 Infect Dis Rep 4(1): e12, 2012 【陽性所見】・紅~褐色丘疹・頬、臀部、前腕伸側、下肢伸側・対称性・10日以上持続 【陰性所見】・広範な体幹病変・鱗屑を伴う皮疹 四肢がメインで、皮疹は鱗屑がないことが特徴と言えるでしょう。 これを参考すれば多少は診療しやすくなるのではないかと思います。 いずれにせよ説明の難しい疾患です…。