投票・開票日


 
♪飾りじゃないのよ権利は HA HAN
使えと言ってるじゃないの HO HO
真珠じゃないのよ権利は HA HAN
きれいな選挙はいいけど
ちょっと悲しすぎるのよ棄権は HO HO HO…
 
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市民メディアのJANJANで、NHKと民放キー5局の開票速報結果を一覧表示させるそうです。これは面白そう。
 

JANJAN
http://www.janjan.jp/
選挙報道速報と表示の見方
http://www.janjan.jp/sousenkyo/0509/0509100273/1.php

このたび『JanJan』で行う選挙報道速報とは、開票日(9月11日夜〜12日未明)に予定されているNHKと民放キー5局の開票速報結果を、インターネット上に一覧表示させるという新しい試みです。
選挙報道速報は、各放送局の番組開始と同時にスタートし、番組終了もしくは300選挙区の当確報道が終了するまで行います。
このプロジェクトは明治大学政治経済学部の井田正道助教授を指導教員としたゼミナール生の発案によるもので、『JanJan』と共同作業をします。

総選挙全情報
http://www.janjan.jp/sousenkyo/2005/list.php

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雑談

以前、自民党衆議院議員後援者の名簿に私の名前が載せられ、応援の要請の電話があり、電話でのやりとりの末に後援名簿からの削除の申し出があったことは、kitanoのアレで紹介しました。

http://d.hatena.ne.jp/kitano/20050830/p2

 
ところがみなさん、昨日9月10日の夕刻、同じ衆議院議員候補(自由民主党公認)の事務所を名乗る人から、また電話が来ました。
用件は、前回と同じく「候補者をよろしくお願いします」というものでした。
 
前回、名簿から消しますと自分で約束したはずだったのでは? 自分でした約束さえも守れない人なのですか、自民党候補者の選挙運動員は?
 
電話の相手は、一方的に言いたいことを言った後、こちらから質問する前に一方的にガチャ切りしました。
電話のマナーも指導していないのですか、自民党候補者の選挙運動員は?
なに考えてるんでしょうかねぇ。
自民党候補は票を減らしているんじゃないでしょうか。まあ、票を減らすようなことをするのは勝手ですけれども。
 
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9月10日、所要で都心まで外出した時、自民党選挙カーが大音量で名前を連呼して近づいてきました。
ちょうどタイミングよく交差点は赤信号になり、選挙カーが私の目の前で止まりました。
私は、選挙カーに乗っている候補と運動員によく見えるように、大きく手を伸ばしました。選挙カーに乗っていた候補者と運動員は、挨拶してくれたものだと早とちりしたらしく、私に大きく手を振りました。
私は、大きく伸ばした手の親指をつきたて、候補者と周囲のひとたちが見ている目の前で、おもいきり“下に”向けてやりました。
そう、私は「地獄に落ちろ!」というメッセージを態度で示したのです。
野次をとばすこともできましたが、私は静かに親指を下に向け続けました。
選挙カーに乗っていた候補者と運動員は全員、落胆した表情を浮かべ、手をふるのを止め、静かになりました。
そこは商店街の近くだったので、路地には数十人のひとたちがいました。
人々は、ほぼ全員、候補者ではなく、私の手を見ていました。
候補者に「ガンバレ」などと声援を送ったり手をふったりする人はひとりもいませんでした。
誰もが沈黙していました。
そして信号は赤から青に変わり、候補者はまた名前を連呼し、走り去りました。
信号が赤だったわずか30秒のことでした。
その30秒の、人々の沈黙と選挙カーに乗っている候補の気まずい表情こそが、その地域の人々の心の中の本音をよく表現しているように私には感じられました。
 
その繁華街は、ここ数年間でいくつかの店が閉店し、土曜日の日中もシャッターが閉まったままのテナントが目立っていました。しかし、サラ金の端末だけはここ数年でとても増えました。生活に困り果て、借金に手を出さざるを得ない市民がたくさんいるのでしょう。近くでは青年による放火事件やコンビニ強盗が起るなど、治安も悪化しています。
一般市民には法律の詳しい議論はわからないかもしれない。
しかし、市民の生活が良くなっているのか、悪くなっているのか。市民の生活の現実は、現場にいる市民自身が誰よりもよく知っています。選挙は、その判断を政府に伝えるためにあるのです。
小泉政権の4年間、みなさんの生活や労働環境は良くなったでしょうか。
良くなった人もいるでしょう。けれどそういう人は少ないように私には見えます。
9月11日、私は投票行きます。
生活の現実が見えていない候補に現実を見せてやるために。

※2005.09.14追補
この自民党公認候補は、比例で復活当選してしまいましたが、小選挙区では落選しました。
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投票済票

総選挙と国民審査に投票してきました。
これが証拠の「投票済票」です。
 

2005年9月11日 選挙管理委員会発行の投票済票
2005年9月11日
受け取った投票済票
(2005年衆議院議員総選挙最高裁裁判官国民審査)

 
私の住んでいる地域の選挙管理委員会では、去年の選挙まで「投票済票」は原則として発行しておらず、私が投票済票を請求すると、すったもんだの挙句、請求書を作って請求してやっと何日か経ってから投票済証が発行されました。*1
その後、選管や市長に「投票済票の発行手続きを簡便化してくれ」と要望したことが効果があったのか、今年の選挙では投票(小選挙区比例区/国民審査)を終った直後に「投票済票をください」と言ったら、その場で交付されました。請求書も身分証明呈示も一切必要無しで、です。
投票済票の発行手続き簡便化を決定した選管担当者と市長には感謝したいと思います。
 
ちなみに、投票のあと「投票済証」をもらっておくと、一部のお店で安く買える商品があるそうです。
 

■選挙セール.com
http://www.senkyosale.com/

 
投票に参加した印象では、去年の選挙よりも投票参加者が少し増えている印象でした。投票参加者が多くなってもらわないと困るわけですが…。
 
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*1:投票済証の発行の前例を市制で最初に作ったのは私ということになります。

ライブドア掲示板「したらば」:掲示板一時閉鎖発動

鎌倉さんのところの電子掲示板「おたくちゃんねる2」がサーバ管理者権限でアカウントが一時停止されている模様。
一時停止の理由は「livedoor利用規約第8条(禁止事項)第1項(9)「選挙運動又はこれに類似する行為、公職選挙法に違反する行為」に抵触する恐れ」とのこと。
 

オタクちゃんねる2
http://jbbs.shitaraba.com/news/535/

オタクちゃんねる2 2005年9月9日現在のキャプチャー
2005年9月9日現在のキャプチャー

 
おたくちゃんねる2だけが一時閉鎖されている理由はよくわからないです。選挙前に書かれた安倍晋三のマル秘情報のコピペあたりが支持者にチクられでもしたのでしょうか…。
今後の対応は鎌倉さん次第だとは思いますが、選挙期間中の「再起働」(鈴木宗男語)*1は無理かもしれません。(くだらない規制に対抗するためのパワーは別なところところに注いだ方がいいという判断で放置するという選択もありだとは思いますけども)
 
と、ここまで書いた後、鎌倉さんのブログを見たらステータスを表明していました。
ほとんど新たな書き込みをしていない板がなぜ停止されるのかサッパリ判らんとのことです。
 

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050910#1126301510

 
ますます一時閉鎖される理由がわからんなぁ。
リアルタイムで掲示板を見ているわけではないのでなんとも言えない部分もありますが、ライブドア社が“過剰な自粛”をしているとしか思えない。
 
当該掲示板の掲載情報は、公職選挙法で言うところの「選挙運動」ではなく、単なる「政治活動」もしくは「情報活動」でしょう。
一万歩ぐらい譲って万が一「選挙運動に該当する情報の更新」があったと仮定しても、選挙期間前に更新された情報は問題にならないはずですので、選挙期間中の問題と判断される投稿だけ表示させなければいいのに、と思うのは私だけでしょうか。
そもそも一時閉鎖する理由が無いと思いますが、全体を閉鎖するのはちょっとやりすぎという感じがします。
言論表現の自由の規制の大半は、“自粛”という形をとって実現されます。
今回の件で、“疑わしきは自粛”という風潮が広まり、本来人々の心の中から失われるべきではない情報が失われることを、私は懸念します。
 
まぁライブドアのサービスに期待することの方が問題だという判断もありだとは思いますけれど。いずれにしてもライブドア社には説明責任があるでしょうし、掲示板サービスのあり方が問われそうです。
 
ライブドア関連報道など。
 

JANJAN
初の「ブログ選挙」とライブドアの言論規制
http://www.janjan.jp/media/0508/0508251463/1.php

それにしても、問題なのは、今回のライブドアの対応であろう。自社の社長が総選挙に立候補するからといって(もちろん、そんなことは明文化されていないがそれ以外にどのような理由があるのだろうか)、ウェブ上の議論を管理・統制しようとするのは果たして許されることなのだろうか。少なくとも、ライブドア・ブログのユーザーの目線に立った場合、これは「ライブドア社長職の人物が立候補することによる実害が発生した」(参考:狗神財団総合研究所・政治経済関連・Blog出張所 「ライブドアの言論統制が始まった!!」)としか言いようがないであろう。
また、一報道機関としても、自らの社長が出馬するゆえに報道方針を変える(ライブドア・ニュース「2005年衆議院議員選挙に関するlivedoorニュースの報道姿勢について」)というのも、なんとも情けないことである。
 もし、報道機関としてのライブドアというものを堀江氏が本気で考えているのならば、報道の中立性を保つためにも彼は辞職するべきではなかったか。ともかくも、ライブドアは再び、自らが公共圏であるブログ・スフィアのホストとして、また独立した報道機関として立つ資格も能力もないことをさらけ出したといっても過言ではなかろう。

時代遅れの公選法に沈黙する政治とマスコミ
http://www.janjan.jp/media/0509/0509072139/1.php

衆院選:ネット利用で神経戦 自民、民主両党
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20050902k0000e010068000c.html

 
関連リンク。
 

レンタル掲示板 したらば
http://rentalbbs.livedoor.com/
http://jbbs.shitaraba.com/

公職選挙法
(昭和二十五年四月十五日法律第百号)
最終改正:平成一七年六月二九日法律第七二号
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25HO100.html

 
関連報道
 

ネット企業に自粛ムード 選挙ブログ、個人勢い増す
http://www.kahoku.co.jp/news/2005/09/2005090801003018.htm
http://www.topics.or.jp/Gnews/news.php?id=CN2005090801003018&gid=G02
http://www.iwate-np.co.jp/newspack/cgi-bin/newspack.cgi?politics+CN2005090801003018_1
http://www.sanin-chuo.co.jp/newspack/modules/news/251505010.html
http://www.shikoku-np.co.jp/news/news.aspx?id=20050908000435
http://www.toonippo.co.jp/news_kyo/news/20050908010030181.asp

公職選挙法がブログ(日記風サイト)などインターネット上の選挙運動を禁じていることから、ブログのサービスを提供する大手ネット企業には、選挙特集への一般投稿を中止するなど「自粛」の動きが出ている。
一方、個人の選挙関連のブログ記事は公示後も急増している。総務省は「企業、個人でもネット上で特定候補の応援や批判は違反に当たる可能性もある」との立場だが、個人のブログ急増は、公選法を改正してネットによる選挙運動を認めようとする動きに影響を与えそうだ。
NTT系ポータル(玄関口)サイト「goo」の選挙特集は今月2日までにコメントなどの受け付けを全面停止した。「特定政党や候補者に言及した選挙運動とみられかねない書き込みが増えた」(担当者)ためだ。
堀江貴文社長が出馬したライブドア公選法に細心の注意を払う。社長ブログは先月16日に更新停止。個人向けブログのサービスも特定候補などについての記事は「削除する場合がある」と注意を呼び掛けている。
共同通信社

 
関連ログ。
 

資料:総務省のインターネット選挙に対する検閲
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20050906/p1
中村敦夫公式サイトのマッド・アマノ作・自民党ポスターパロディに自民党が削除圧力
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20040706

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*1:鈴木宗男 http://www.muneo.gr.jp/ 鈴木宗男氏の鈴木宗男事務所公認イメージソング「再起働」 「LUV北海道」はここで作られているらしい。→ http://dr-moh.hp.infoseek.co.jp/ 鈴木氏は当選圏にいるらしい…。