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熊おやじの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2016-12-02

アディクション医療の周縁性について

 私はアディクション問題を専門とする精神科医ですが、わが国のアディクション医療体制の不十分さに失望してきました。専門病院は少なく、精神科医のなかにもこの問題を扱える医師はきわめて少ない現状があります。ベテラン精神科医はこうした問題を抱える患者を毛嫌いし、若手精神科医に至っては最初から「アウト・オブ・眼中」という感じです。もちろん、少数の専門医は存在し、学会などで顔を合わせることはあります。しかしそのたびに、「俺たち、一種の絶滅危惧種だよね」と自助グループ的な傷のなめ合いに終始し、懇親会では、大抵、翌朝に悔いを残す悪酔いをしています(松本俊彦「おわりに」松本・宮崎(編)『依存とアディクションープライマリー・ケア/救急における関わり方入門ー』南山堂、2015年、p249)。


*男性優位の医学界におけるアディクション医療のこうした周縁性を考えると、アディクション問題は、今後も女性の多い臨床心理士や自助グループという「宗教」の縄張りであり続けるでしょう。

自助グループと「弱さの情報公開」

月乃 断酒会にしてもAAにしても面白いものですけどね。通常の価値観と違ってて。ダメ自慢じゃないですけど、自分がいかに飲酒に依存していて、どうなったかというのを振り返ってみる。人間としていかにダメだったかをみんなと話し合うというのは、世間の価値観とは大分違いますし、最初は「えー」とか思うでしょうけど、すごい力があると思いますけどね。生きづらい人には効く手法だと思いますよ(西原・吾妻『実録!あるこーる白書』徳間書店、2013年、p174)。


*断酒会やAAは、男性が苦手とする「弱さの情報公開」(上野千鶴子)を可能とする場所でもあるのでしょう。

2016-11-30

同性愛の"矯正"治療とトランプ政権

http://www.huffingtonpost.jp/2016/11/28/conversion-therapy_n_13280312.html

同性愛の"矯正"治療「コンバージョンセラピー」経験者が語る トランプ政権で起こりうるクィア迫害とは


*アクティヴィストの方には常識かも知れませんが、同性愛に対する宗教的タブーをもたない日本人には、なかなか想像できません。

2016-11-27

通院

 明日は早朝から通院です。

2016-11-24

女子高校生が読む『こころ』

『こころ』を高校時代に読んだとき、みんなが「これは同性愛の話だ」と言っていたことを思い出した。私もその意見には賛成だった。現在授業で再び『こころ』が取り上げられるとは思わなかったが、同性愛の物語でもあると言われて、やはりそうだったのかと思った(私の『宗教心理学』を受講している女子学生のレポートより)。


*現代日本の女子高校生の間では、漱石の『こころ』は同性愛小説である、という話は、もはや「あっ!」という話ではなく、「やっぱり」という話になっているようです。その程度には、「異性愛中心主義」が緩んできたのでしょう。

2016-11-23

心臓が痛い

 心臓が痛い。回復の徴候だといいのですが。

“超セレブ”を嫌った非セレブ女性

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161123-00000012-mai-bus_al

クリントン氏敗北>“超セレブ”を嫌った非セレブ女性


*おおかたあたっていると思います。

お酒と覚醒剤

西原 「ある日、その人にだけ、お酒が覚醒剤になってしまう病気です」と私はよく言っていますね。これが一番分かりやすい説明だと思う。普通に飲んでいた液体がある時点から急に覚醒剤になっちゃったら、もう本人のせいなんていえないですよ。途中で気づけとか、意志の問題ってみんな言うんですけど、そんなの無理。たとえば、がん患者に向かって、がんになる前に気づけとか、意志の力で治せって、無理な話でしょう(西原・吾妻『実録!アルコール白書』徳間書店、2013年、p99)。


*分かりやすい説明です。 

2016-11-18

心エコー検査

 今日は、病院で心臓の超音波検査を受けました。