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熊おやじの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2017-02-24

立ち上がる女の子/それを支える男性

 岩明均(大傑作・『寄生獣』の作者)の短編時代劇「剣の舞」が、私は大好きです。岩明均(原作)の『レイリ1・2』を読んで、理由がわかりました。私は、「立ち上がる女の子と、それを支える男性」という関係に惹かれるのです。「セーラームーン戦士」(戦闘美少女)に対する「タキシード仮面」役への憧れ、といってもいいかもしれません。


雪の峠・剣の舞 (KCデラックス アフタヌーン) コミック

岩明 均 (著)

講談社 (2001/3/21)


雪の峠・剣の舞 (講談社漫画文庫) 文庫

岩明 均 (著)

講談社 (2004/10/8)

2017-02-23

依存症と「正直」

「人はなぜ依存症になるのか」

 断言できるのは、決して快楽を貪ったからではないということである。むしろ、そもそも何らかの心理的苦痛が存在し、誰も信じられず、頼ることもできない世界のなかで、「これさえあれば、何があっても自分は独力で対処できる」という嘘の万能感で自分を騙し続けたことー私にはそれが依存症の根本的な原因であるように感じられる。

(中略)

 逆にいえば、依存症からの回復にはこうした「嘘」を手放す必要がある。事実、多くの援助者や回復した当事者が、依存症からの回復で重要なのは「正直さ」であると口をそろえているし、私自身も臨床経験を通じてそのことを実感している(松本俊彦『依存という心理ー人はなぜ依存症になるのか』「こころの科学182」、日本評論社、2015年7月、p16)。


依存症からの回復においても、「正直」という道徳が必要だということ。各種依存症の患者のための自助グループ(宗教)には、患者に「正直」になれる場所を提供しているという面があるのでしょう。

2017-02-22

元名大女子学生の公判

 元名大女子学生の殺人事件、被告の精神鑑定は、検察側・弁護側3人ともに診断は「発達障害(素人でもわかる)と双極性障害の重複障害」だったのに、責任能力については、ある(検察側)・ない(弁護側)と意見が割れました。発達障害が犯罪を生むのではなく、発達障害の患者を取り巻く人間関係の希薄さが犯罪を生むのです。無罪判決と、被告の社会的更生を祈ります。

2017-02-13

景山民夫と幸福の科学

 更新をサボっている拙ブログへのアクセスが、昨日から急増しています。履歴を見ると、「景山民夫」で検索している。女優・清水富美加さんが幸福の科学に出家したことが、「そういえば景山はなぜ入信していたのだろう?」という疑問を生んだのでしょう。

 フライデー事件もも時効だと思うから書きますが、景山民夫が幸福の科学に入信した理由のひとつは、娘さんが重度身体障害者だったことにある、と思います。伝統仏教インド宗教)と違って、幸福の科学では、そういう不幸の原因を「前世の悪いんねん(カルマ)」ではなく、「魂の向上のために自分で環境を『選択』した修行」であり、「次の転生では別の環境での修行が選べる」と説くのです。こういう西洋近代神秘主義の輪廻観には、ニーチェの運命愛思想の大衆版としての側面があります。


*参考:熊田一雄『輪廻・転生』「日本の仏教<6>論点・日本の仏教法蔵館、1996年

2017-02-06

通院日

 今日は通院日で、朝から病院へ。

2017-01-31

卒業パーティー

 今日は、卒論の口頭試問と卒業パーティー。

2017-01-28

W・ジェィムズの告解論

アングロ・サクソン人種の教団において告解の習慣が完全に廃れてしまったのは、少し理解しがたいことである。(中略)たとえ告解を聴く耳が聴くだけの価値のない耳であったとしても、もっと多くの人々が自分の秘密の殻を開いて、膿のたまった腫瘍を切開して楽になるようにすべきではなかったか、と人々は考えるに違いない。カトリック教会は、明らかに功利的な理由から、一人の司祭への耳語的な告解に代えて、いっそう徹底した公の告解を採用した。私たち英語を話すプロテスタントは、私たちの性質が一般に自力本願的であり、非社交的であるところから、私たちの秘密を神だけに打ち明ければ十分だと思っているようである(W・ジェィムズ『宗教的経験の諸相(下)』岩波文庫、1969年(原著1901-1902年)、pp.305-306)。


*W・ジェィムズの告解論。現代日本の仏教界における「傾聴」ボランティアやアルコホリクス・アノニマスAA)などの自助グループにおける体験談活動、天理教における「聴きだすけ」を考える上で示唆的です。