2004-07-28 梨本祐平「中国のなかの日本人」(同成社) 読了。 松岡洋右の懐刀として渡満し、政治工作に従事した著者は、近衛文麿・石原莞爾らと接触しつつ、日中和平実現に苦悩・奔走し、王克敏・汪兆銘の傀儡政権に協力。定説をくつがえす中国政策裏面史。 (版元の紹介頁より) 元・コミュニストで、新聞記者となった著書の、占領下中国政治界での履歴を描いた本。美人の中国共産党員とのロマンスなんてものも、ありました。