梨本祐平「中国のなかの日本人」(同成社)

読了。

松岡洋右の懐刀として渡満し、政治工作に従事した著者は、近衛文麿石原莞爾らと接触しつつ、日中和平実現に苦悩・奔走し、王克敏汪兆銘の傀儡政権に協力。定説をくつがえす中国政策裏面史。
(版元の紹介頁より)

元・コミュニストで、新聞記者となった著書の、占領下中国政治界での履歴を描いた本。美人の中国共産党員とのロマンスなんてものも、ありました。