「席亭・立川談志ゆめの寄席」(CD10枚全集)

図書館で借りて、妻と聞いた。

  • 第2集
    • 九代目・桂文治「岸さん」
    • 柳家小半治「音曲吹き寄せ」
    • 八代目・桂文治「夜桜」
      • この文治、談志の解説にもあるが、台詞回しがうますぎて、コワイロかラジオドラマのようになってしまった悲劇の噺家。あまりにもリアルで早口すぎる人物の台詞回しは、落語の「のんびり感」などまったくなく、下手糞な川島雄三映画もどきの音声だけでも聞いているような気分になる。本人の自己陶酔がまったく空回りしている、基地外系芸人になってしまっている痛さ。それがわかった上で、面白い。落語界のタイニー・ティムって感じか。

古本

ネット古書店から、本多信男「きままな日本猫」(山と渓谷社)、佐々木祝雄「三十八度線」(中公文庫)が届く。本多先生の70年代の猫写真は、やはり最強。
あと、図書館のリサイクル・フェアで、佐藤正治「写真暗室入門」(大泉書店)。