3GSM 2006: Samsung SGH-i320、SGH-Z600ほか

ケータイWatchよりVodafoneグループでの商用HSDPA第1号機になるといわれるSGH-Z560(厚み16mmの薄型で、Z540/804SSにはないmicroSDスロットも搭載、ただし上り1.8Mbpsまで)や地上波DMB/DVB-H、8メガピクセルカメラ端末(韓国内向け)などに混じって、こっそり、ひっそりと地味〜に展示されているようです。
Mobile-review.comによれば、Windows Mobile 5 Smartphone採用で、111x59x11.5mm、95g。厚みはMotorola Qと同じ。
型番から判断する限りGSM/GPRS用(W-CDMA用はSGH-Zxxx型番)と思われますが、詳細なスペックは不明です。そのうち出てくるでしょうけどね。
【追記】QWERTYキーボード部の接写写真を発見。片手で打てるかな?


Samsungスマートフォンとしては、ほかにSGH-Z600というW-CDMASymbian S60機が展示されているようです(上記Mobile-review.comに写真あり)。Samsungの600といえば「ブルーブラックフォンII」ことスライド型のD600ですが、D600とは無関係なクラムシェル型です。S60端末ということで液晶の解像度が気になるところです。
Samsungはショーやカンファレンスに発売未定端末を展示することも少なくないですが、このZ600はFCCを通過したという記事もあるので、本当に発売されるのかもしれません。


ちなみにSamsungを中心に開発され、今年後半から韓国で本格サービスされる予定の高速移動体通信WiBroが、イタリアでサービスインするそうです(※リンク先はハングル)。Telecom Italiaで今年中に試験サービスを開始し、2007年から本サービスになるとか。そういえば今回のトリノ五輪で、五輪スポンサーでもあるSamsungがTI/TIMと組んでWiBroの実演をやっているそうですね。

3GSM 2006: W-CDMA版Motorola Q発表&Moto音楽携帯にWMA

キャンセルの噂もあったMotoQ、なんとUMTS(W-CDMA)版が発表されています。今年の第4四半期遅くにオペレータ向けトライアル機が出るそうなので、実際の発売は来年になりそうではありますが。なお、CDMA2000 EV-DO版はどうやら今四半期中に出てくるようです。


ちなみにMotorolaMicrosoftとの間で、携帯電話へのWindows Media Technologies搭載で提携したそうです。Windows Media AudioのCODECやDRM、Media Transfer Protocolが含まれるようですが、どうせWMAを載せるならWMVも載せてほしいところですね。あとiTunes携帯はどうなってしまうのでしょうか。

3GSM 2006: Sony Ericsson W950

ただの音楽ケータイの記事だと思って気にも留めなかったのですが、なんとUIQデバイスなのですね。おそらく先般発表されたM600とプラットフォームを共有しているのでしょう。まあデザイン以外はM1000でMP3プレイヤーアプリを動かすのと大差ないだろうと思いますが…

3GSM 2006: UMA…(゚д゚)ウマー ???

ちょっと油断している間に次々と新語が造られ、拡がっていくIT/通信業界ですが、この「UMA」というのは馬でも未確認動物でもユマ・サーマンでもなく、"Unlicensed Mobile Access"の略だそうで。
UMAとは携帯電話網 (Licensed=免許要) と無線LANによるVoIP (Unlicensed=免許不要) との間でシームレスにハンドオーバーできるようにする技術のことだそうで、UMA端末を使えば、Wi-Fi圏内で携帯の番号を使っての通話が可能で、Wi-Fi圏外に出ると通話中でも自動的に携帯の電波に切り替わる…というイメージなのでしょうね。
現在のところは記事にもあるように、Nokiaのような端末メーカー主導で開発が進んでいるようですが、キャリアはどうやってビジネスするつもりなのでしょうね? Wi-FiVoIPを組み合わせるなら、Wi-Fi圏内は無料かせめて定額じゃないと意味がないですからね。もしそうなら文字通り(゚д゚)ウマーなのですが、たぶんWi-Fi圏内でかけても携帯の番号を使うところで、何らかの課金が入るのでしょうけどね。
まあ、端末メーカーとキャリアの力関係が日本などとは逆の、欧州ならではの発想なのかもしれませんが、日本では3G電波が屋内基地局のない高層ビルで入りにくいのを改善するための、いわば「自前基地局」のソリューションとして導入されたりして。

3GSM 2006: ASUS P305はPocket PCではないらしい…!!

ASUS P305WM5ベースのMS Smartphoneなのだそうです。と、いうことは…
\(^o^)/初のW-CDMA対応MS Smartphone!! \(^o^)/
実は、あのNokia N70似でPocket PC顔の10キーデバイスの画像にはまったく心を動かされなかったのですが、Smartphoneなら別です。Wi-Fiがなくても構いません。たぶんTornadoでのBluetooth無理矢理組み込みが応用できるでしょう(そもそもW-CDMAなら外のデバイスにDUNする必要もないですね…)。ありきたりなクラムシェル(折り畳み)デザインも、この際どうでもいいです。MS SmartphoneでW-CDMAなことに意義があります。あとは10キー対応ATOKフロントエンドさえ実現すれば…

あの画像には、すっかり釣られてしまいましたね。まあ、記事にはちゃんと「未確認画像」とありましたし、そもそもvideo telephony(テレ電)対応なのにインカメがない…

Qtek Corporationだそうです。

http://qtek.plots.com.tw/
「Qtek」はこれまでHTCの欧州向け輸出専用自社ブランドとして使われてきたと思うのですが、わざわざQtekの名を冠する子会社を立ち上げたのは、どういう事情があるのでしょうね。いずれDopodのようなディストリビュータ化を狙っているのかも。
ROMとか上がってるといいなぁ、と思ってTechnical SupportでUniversalやTornadoのIMEIを打ち込んでみましたが、ハネられてしまいました。自分のはi-mateですから当然なのですが、ちゃんとチェックしているのですね。
ちなみにニュースのページにHTC Prophetと思われるS200(3月発売)、Star Trekと思われる8500(5月発売)の紹介があります。