中学生くらいまで作文の嫌いな子供でした

 思い出話は気が向いた時にでも
 しかし、今までに書いたテキスト(小説オンリー)って何メガ行ってるんだろ
 今日の長門有希だけで700KB近く書いてますが
 空の境界上下巻よりはちょっと少ない分量ですが、わりと多いですね
 ハハハ


 そういやふと気付いたんですが、ハルヒの原作の憂鬱から消失を人に貸しっぱなしなんで、SS書き始めてからほとんど原作見てないんですよね
 そもそも通して一回ずつくらいしか見てなかったり
 とか、今日話してました


 あ、今日はカレー祭が開催されたので更新は控えめに

真琴、次回の対戦相手は怨霊!(さよならテリー・ザ・キッド)

 なんかメイクのせいでクラウザーさんみたいだ
 しかし、子供がプロレスやってるのは本当に面白いなあ
 世界チャンピオンがボクシングっぽい事やってるのより面白い


 というか、同じ日に更新されているメカマミー戦の記事を昨日貼った気がするけどお気になさらず

ハルヒ系

LibraryさんのSS『長門有希の逢瀬』が完結
 長門有希の逢瀬がまとめられております
 後で読ませていただきます


for Foolsさんのブラシリーズが!
 このままエロ漫画描いてくれないだろうか
 カラー貧乳断面図挿入漫画で


K-DRIVEさん長門と朝倉漫画
 長門のおつかい


PNOグループのHページさん鶴屋さんとにょろにょろ・・・しない?絵
 したいしたい


TTTさんのところに委託本サンプル絵
 エロスですね


DeepPineAppleさんツンデレユキちゃん22が更新されてる
 相変わらずの長門


えす之の生きる道さんところで持て余すハルヒの漫画
 ハルヒは持て余してますよね、ええ、きっと


GREAT芥さんのギャラリーにメガミマガジンの水着の鶴屋さんが!
 相変わらずtokyoさんの鶴屋さんはものすごい
 この鶴屋さんこそ鶴屋なかだしさんの何相応しいと今思いつきました


狗の足跡さん式さんのいちもつにまたがる長門が描かれてる
 ……そういうシチュエーションであってますよね?

今日の長門有希SS

 週末は例によってハルヒハルヒによるハルヒのための不思議探しパトロールの日である。普段からSOS団にはハルヒの探している不思議な面々が一堂に会しているのでもはや探す必要など無いのだが、ハルヒ本人にはそれを勘付かれてはいけないというなんとももどかしい状況である。
 そんなわけでほとんど意義のないこのパトロールではあるが、繰り返される平凡な日々の中でちょっとしたスパイスになっているのは事実であり、少しだけこの集まりに救われている部分もある。少しだけ、だけどな。
 早く起きても妹が一緒に来たいとしつこかったり、ウトウト二度寝をしてしまったり、トイレでぼーっとしてしまったりと何らかの理由で遅くなってしまう事が多いが、今日はいつもより早く家を出る事が出来た。そして、何か途中でトラブルが起きるんじゃないかと内心ヒヤヒヤしていたが、いつもより早く無事に待ち合わせ場所に到着。
 朝比奈さんがまだ来ていないらしく、その他の三人が立っているところに俺は小走りで近寄っていく。
「あれ、キョン?」
 なんだその不思議そうな顔は。俺だって最後じゃない事だってあるんだぜ。
 ハルヒは怪訝な顔で広場にあるアナログ柱時計と、自分の携帯のディスプレイを何度も見比べている。
「時計は合ってるわよね……」
 眉間にシワを寄せて、ハルヒは時計やら携帯やら俺の顔の間で視線をせわしなく移動させる。
 しばらくして、ハルヒはぽんと手を打った。
「あんたの家、時計進んでるんじゃないの? 三十分くらい」
 俺だって別に遅刻したくてしてるわけじゃないんだ。いつも何らかのアクシデントが発生して遅れているが、今日は無事にここに来る事が出来ただけだ。
「でも、みくるちゃんがもし風邪とかで休みだったら、あんたの支払いなんだからね」
 ハルヒはどうしても俺を最後って事にしたいらしい。こいつは俺の財布の中身にそんなに敵対心を抱いてるのか。まあ、心配しなくても常に困窮してるぜ。誰かさんのせいでな。
 それから数分後、朝比奈さんがパタパタと走って近付いて来るのが見えた。早歩き程度の速度に見えるが、走っているのだと俺は解釈した。
「すいません、遅れちゃいました」
 俺の顔をチラリと見てから、ハルヒに頭を下げる。
「大丈夫よみくるちゃん、まだ時間前なんだから」
「ふぇ?」
 朝比奈さんは目を丸くして時計を見上げ、そして腕時計、更には携帯のディスプレイを確認する。
キョンくんの時計、進んでませんか?」
 あなたまでそのような事を言うのですか、朝比奈さん。


 いつものファミレスでメニューを眺める。全員分のおごりにならないってだけでこんなに気分が違うものだとは、新発見だ。いつもは他のメンバーの分の料金がのしかかってくるせいで安く安くと選んでいるのだが、今日は自分の代金だけなのでいつもより贅沢をする事ができる。
 朝比奈さんが最後ではあったが、別に料金が朝比奈さん持ちという事にはならなかった。ハルヒ的に朝比奈さんはSOS団のかけがえのないマスコットであり、そんな朝比奈さんに料金を払わせようとは考えていないらしい。
 まあ、そもそも朝比奈さんは集合時間までに到着しているので全員の分をおごる必要などない。というか、それならば俺も順番的には最後だとしても時間内に到着しておごらされている事が何度かあったような気がするから、その時の料金を返してくれないかハルヒよ。
「制度ってのは絶えず変化し続けるモンなのよ。時代の移り変わりと共にね」
 時代の移り変わりと言うが、俺が初めておごらされてから時代と称されるものが移り変わるほどの時間が経過した記憶はないね。せいぜい季節がちょっと変化した程度で、年単位の大きな時間経過があったわけじゃない。
 しかしハルヒは、俺の言うことなど聞き流すようにメニューから食べるものを選んでいる。いつもは遠慮無くボンボンと選んでいるハルヒだが、今日は自分の財布から金が出るという事もあって慎重らしい。
 俺は今日は、いつもよりも奮発してケーキとドリンクのセットメニューを頼む事にした。こんなものを頼むなんてセレブになった気分だが、それを頼んでも普段俺が支払う金額の半分にも満たないと考えると、今まで常に理不尽な仕打ちを受けていたと実感する。
 珍しく優柔不断のハルヒを急かしつつ、店員を呼んで各自注文。長門がケーキセットにパフェを頼んだりしていた以外は特に普段と差はない。
 左隣に座る長門をチラリと見る。
「……」
 なんとなく、長門の横顔から頼みたいものは頼んだという満足感がうかがえる。いつもは俺に遠慮していたって事だろう。なんともいじらしいやつ。キスしてやりたい。
 大して時間がかかるものでもないので、雑談をしているうちにすぐに注文の品が到着。長門のパフェは少々時間がかかるようだが、ケーキは既に到着している。
 ほぼ揃ったので、俺達はそれぞれ頼んだものに口を付ける。
 俺が注文したのはチョコレートケーキである。やや小振りのそのケーキは、生地が詰まっていて密度が高い。フォークで切るにも少し力がいる。
 しかしながら、口に入れるとそれほどガチガチってわけでなく、ほどよく口の中で溶ける。うむ、なかなかうまいケーキだ。注文して良かった。
 ショートケーキを食べる長門を見て、俺は苦笑してしまった。もぐもぐとケーキを食べる長門の頬には、ちょこんとクリームがついていた。
 お前は漫画か。
長門、クリームついてるぞ」
「……」
 俺の言葉を聞いてこちらに顔を向け、首を捻る。
「どこ?」
「ほっぺただ、こっちの」
 俺は自分の左頬を指でこする動きをする。
「……」
 長門も同じように、自分の左頬を……って、違う違う、そっちじゃなくてお前から見ると右側で――ええい、めんどくさい。
 俺は人差し指で長門の頬についたクリームをすくってやる。
「こっちだったんだよ」
 長門はしばらく俺の指を見つめてから、頬を触ってから自分の手を見る。
「もうない」
 ああ、俺が取ったので全部だぞ。
「そう」
 長門は、俺の指をじーっと見つめて、
「あむ」
 パクりと俺の指の第二関節までくわえ込む。ちゅうちゅうと、長門は俺の指――いや、指についたクリームを吸い、口の中で俺の指をコロコロと転がす。
 くっ、駄目だ長門、その舌使いは――思いだしてしまう。
 しばらく俺の指を口の中で弄んでから、口をすぼめてゆっくりと引き抜いていく。長門のぬめった唇で、指がしごかれる。
 ちゅぽん。
 長門の口内から抜けた指は、長門の唾液で濡れていた。
「おいしかった」
 そうだな。そりゃクリームだし。
 ふう……危うく勃つところだった。いや、半分くらい勃ってるんだが。
 やれやれ、何はともあれ、危機一髪……
「あんたたち、一体……何やってるのよ?」
 ふと気付くと、怪訝な表情のハルヒと、オロオロと顔面蒼白の朝比奈さんと、何やら真顔で電話している古泉。
 ああ、そういや……みんないたんだよな。


 その日はもちろん、不思議探しどころではなかった。