bk1のキャンペーン

個人情報の提供と引き換えに500円分のクーポンがもらえる。以前ヤフーBBが個人情報を漏洩したときに500円送ってきたが、あれ以来個人情報の相場は今も500円ということになっているようだ。日本の人口が1億2600万人とすれば、総額630億円になるわけだ。ってどうでもいいが。今売れてるらしい日経の個人情報解説本が500円だから、何だか妙に符合している。

兄島のヤギ駆除

兄島に野生のヤギがはびこっているため500頭すべてを駆除するのだそうだ。世界遺産への登録を目指すためだという。

駆除すなわち薬殺ということではないかと思うが、世界遺産の理念と合致するのだろうか。日本のユネスコ好きはよく指摘されるところではあるが、あまり盲目的に事を進めるのもどうかと思う。

買い物はまずWebをチェックが基本だな

DENONユニバーサルプレイヤーを購入した。池袋のビックカメラで75,390円、ポイント10%還元で実質67,851円だ。しかし在庫がなく、メーカーからの配送が3日後になるという。うかつなことに面倒くさかったのでそれでいいですと言って交渉を成立させてしまった。

その後、価格COMを見たら送料込み最安が64,050円、その差額は何と3,801円、DVDが2枚は買える。当日すぐに持って帰れればその日からソフトが聴けるメリットがあったが、結局拙速にすぎない買い物となってしまった。そのまま店を後にしてWebで買えばほぼ同じ日に商品が手に届くことになったろう。リアル店舗では比較サイトが見られないからな。

基本的に金額が張る商品はやはり、まずWebをチェックするというのが基本のようだ。といいつつ同じミスを繰り返しがちなのは何とかならんものか。

民がユニバーサルサービスを担うことの難しさ

ダイエーの50店舗廃止案に対し、20ほどの地域から反対の声が上がっているらしい。

地域によっては買い物をする場所がなくなってしまうのだという。都会に住んでいるといくらでも代替手段があるので想像力が働きづらいが、地方では店舗が公共的なものと認識されている場所もあるようだ。

しかし、ダイエー以外に店がないという過疎地では構造的にスーパーが利益を確保すること自体が難しいのだろう。何しろ不採算だから店を閉じようとしているわけだし。何より店舗利用の絶対数が少ないし、規模のメリットが働かないので運送コストも割高になるだろう。

郵政民営化論議にも通じるものがあるが、このことは民がユニバーサルサービスを担うことの難しさを物語っている側面がありそうだ。

そうした意味で考えれば郵便事業の民営化にはナイーブに賛成できないということになる。これはひとつの根拠になるだろう。

ツタヤのビジネスモデルの仕組みが知りたい

ツタヤのビジネスモデルの仕組みを知るには、まず基礎データとして、これから出るDVDが何本入荷され(仕入価格、1本12600円程度)、何週間新作として陳列され(新作は貸出期間が短く、回転重視だ)、その後何週間準新作(最近は半額レンタルの対象になった、これは準新作回転段階で損益分岐点を超えているか、半額レンタルで回転させた方が効率がいいことを示唆している)として陳列され、旧作扱いになった後は、どのくらいの頻度で半額レンタルが行われるか、を実測する必要がある。
ていうかどっかに分析本が出てるかな。

ものを「自由に」考えることはできない

先日大学時代のサークルOB会があった。何人かの後輩など十数年ぶりに会ったメンバーもいたが、当然のように皆結婚し、ガキを作って育ててる、いわゆる家庭を持っているという状態であるわけだった。

宴席では「ウチ」は子供何人で…みたいなテレビドラマで聞くようなトークが、まさに目の前で繰り広げられていて、カルチャーショックを受けた。

ただ不思議だったのはそうしたトークを聞いていて、図らずも自分が素朴に彼らは「立派だ」と思ったことだ。

男子たるもの家庭を築いて一人前、みたいな旧弊な価値観は自分の考えの中に全く存在しないものだと思い込んでいたので、こんな考えが頭に浮かぶとは思いも寄らなかった。

つまりそうした考えが実は潜在意識の中にはしっかり植え付けられていたのだということがわかり愕然としたのだ。

もちろんこの考えは生まれながらにして先天的に持っていたものであるわけはなく、教育の過程で余所から取り入れさせられたものであることは間違いない。

どうやってもこんな保守的な考え方から自由になれないとするならば根本的にものごとを「自由に」考えることなどできないということになるだろう。

ミスティック・リバー

ミスティックリバーを見た。
とてつもなく、「ポリティカリー・インコレクト」な映画だというのが第一印象。
性犯罪者は殺されてしかるべき、「正義」のための人殺しは許容される。と。
現在のブッシュ政権が行っている政策にある意味忠実とも言える。
昨年1月始めの週刊文春のコラムで小林信彦が年が明けたばかりなのに早くも今年度ナンバーワン映画だなどとぶち上げていた記憶があり、そのこと自体がこの映画を見ることをオレから遠ざけていた部分もあったかとも思うが今回たまたま見て、想像以上のヒドさに驚いた。
クリント・イーストウッドの、極めて政治的で底浅い人間性を垣間見た思いだ。