ルーンクエスト情報局

新ルーンクエストの情報です。

RQリプレイ!「マッド・プラックス: ビヨンド・サンドーム」

この2020年に実施された3回のセッションのリプレイは、予想以上にまとめるのに困難を伴い、まだ完成に至っていません。
しかし、完成までに時間がかかりそうなため、ひとまずほぼ原文のままでお届けすることにします。以下のオープニングシーンに続いて、本編のPDFへのリンクを用意しています。


「イラストを描いたり、動画を作成したりしてもいいよ」と考えている方がいらっしゃれば、ぜひ私までご連絡ください……。


このリプレイは、メロ・イェロのプレイヤー、おおまがつひさんに捧げます

GM】:こんばんは。みなさん、おあつまりですね。プレイヤーキャラクター、どれにするかまだちゃんと決まってなかったと思うので、決めてしまいましょう。


【ヴロク鷹のボブ】:鷹が私で良かったんでしたっけ? 希望なかったようなので。


●ヴロク鷹のボブ Bob the Vrok Hawk

ボブは光の神イェルマリオ・カルトの聖鳥であるヴロク鷹です。神に愛された門人に仕えるため、太陽神によって "覚醒"し完全な知性を得たのです。ボブの主人は“黄金の錠の”イェランダでした。にもかかわらず、イェランダとボブは仲が良くありません。その理由は、第一にイェランダは血気盛んな「女性」であることです。さらに悪いことに、彼女は鷹狩りが好きではありません。それでもこのヴロク鷹は女主人の幸福を願ってはたらいています。「彼女があのかわいい顔をトラブルに突っこまなければいいんだがなあ」。
しかし、彼女が「光の将」インヴィクタス卿に挑戦したとき、彼は助けてやれませんでした。彼女は文字どおり地面に叩きつけられたのです。





マルス・メルス】:じゃあ、わたしは農民のマルス・メルスでお願いします。


マルス・メルス Mars Melus


マルスは典型的な太陽領の農民です。ストイックで忠実、多分にユーモアに欠けますが、愛する家族 ——妻のカーラ、そして長男(男の子、イェルマリオに感謝!)ハロリックと3人の娘、ケリン、エリンと小さなアリーゼ ——のために一所懸命はたらいています。彼が不平を言うとすれば、たいてい天気のことだけで、それはどこの農家でもそうなのです。
マルスは太陽領の民兵として年2回のカルト奉公を始めたばかり。春の種まきには戻りたいと思っています。与えられた任務(神殿の地下室の見張り)を問題なくやり過ごし、奉公が終われば、彼は農場に戻り種まきを手伝えるでしょう。









【メロ・イェロ】:おいら、おさるでよかったですか?


●メロ・イェロ Melo Yelo

メロ・イェロ は本当に不思議なバブーンです。メロ・イェロは、陽の天蓋寺院の黄金屋根のきらびやかな光の反射に魅せられて大荒野から引きよせられ、信者となったのでした。困ったことに、入信を希望したものの、差別主義者の光の司祭たちにメロ・イェロは追い払われてしまいました。しかし、彼はイェルマリオが天命であると確信しており、司祭が同情することを願って、太陽領の周りをうろついています。彼の誠心の象徴として、メロ・イェロは完全にひげを剃り、肌を鮮やかな黄色に染めています。
メロ・イェロは陽の天蓋寺院の司祭を感動させるために何かをしたいと思っています。そうしたら彼らはあなたが本当にイェルマリオの信者になるための方法を聞かせてくれるでしょう。



【イェランダ】:リーダーの“黄金の”イェランダです。


●“黄金の錠のイェランダ Yelanda Goldenlocks

イェランダは、陽の天蓋寺院のイェルマリオ・カルトに所属する数少ない女性の一人です。イェルマリオのカルトでは女性の昇進は禁止されていませんが、ここまで昇進するのには男性の偏見と闘わなければなりませんでした。彼女はカルトのルーン王(光の娘/ライト・レディ)としての地位を得る資格がありますが、彼女の申請は太陽領の光の将であり上級ルーン王であるインヴィクタス卿によって断固として拒否されています。
昨日、ついにフラストレーションが爆発し、彼女はインヴィクタス卿に決闘を挑みました。しかし光の将に惨敗した彼女は、いま寺院の施療院で屈辱的な敗北の傷をいやしているところです。







【イェランダ】:でも、わたし、制約で太陽信仰の鷹と農夫と以外、話せません……。
GM】:お猿も光の神の信者ですので、会話可能ですよ。
【イェランダ】:あれ? メロ・イェロはイェルマリオに入信しているんでしたっけ?
GM】:おさるは平信者あつかいですね。精霊呪文は教えてもらえています。
マルス・メルス】:「はあ、バブーンが太陽の信者? 馬鹿なこと言うんでねえべ。」



【イェランダ】:私のイェランダのイメージ>アイコン参照
GM】:だれww
【イェランダ】:ポンコツセイバーですね。
【イェランダ】:インヴィクタス卿に負けた時。
【メロ・イェロ】:これすば仕様のアルトリアさん
【イェランダ】:めっちゃイメージかたまったww



【サルシャス・ヤラーロ】:ではわたしはルナーの軟弱貴族で。


●サルシャス・ヤラーロ Sarshas Yarallo

良いとこの貴族の息子にはよくあることだが、あなたは大きく輝かしい将来の前に、軍属して赤の護民官として活躍している。しかしクソったれなバットにかけて、いったいぜんたいどうしてプラックスなんだ? 天候は最悪、食べ物は不味い、パヴィスに夜の生活はほとんど存在しない。太陽領はさらに悪い。部外者にはベールで顔を隠している女性と話すことさえ許されない。勇気があって自信はあるのだが(しかもサルシャスはハンサムでもある)、周りに偉い人がいなければ、女性に優しく接しても意味がありませんよね……。美人なら別だが……。
サルシャス・ヤラーロは若輩であり、そのため文書の配達を命じられ(しかも文書をしたためているあいだ寒い総督の控えの間で2時間も待たされ)、日没と同時に陽の天蓋寺院に向けて早馬で送り出された。嫌な仕事の数々を押しつけられている。



【サルシャス・ヤラーロ】:ふわふわヘアーの軟弱貴族のイメージで御願いします。こんな雰囲気です。



GM】:また Fate やん!ww
【サルシャス・ヤラーロ】:なんかふわふわヘアーのイメージだったのでふわふわで検索しました
【イェランダ】:ふわふわというよりワカメ…。
【サルシャス・ヤラーロ】:キャラ性能かなり弱いのでイメージにあってる。



GM】:では、シナリオを開始いたします。「MAD PRAX: Beyond Sun Dome」、もとは旧版ルーンクエストのシナリオを、新版ルーンクエストに移植したものです。1990年代のシナリオです。
【メロ・イェロ】:はい。
【ヴロク鷹のボブ】:よろしくお願いします。


……以下、本編(↓)


drive.google.com

ルーンクエストのルールをグレードダウンして運用する

ルーンクエスト・スターターセットを遊んでみて、そのシステムの複雑さ(とくにストライク・ランクまわり)に「これはチャレンジングだ……」と思う人もいるかもしれません。


そこで今回は、少し前にBRP掲示板で盛り上がった「RQの暗黙ルールをどう扱うか」というスレッドの中から、「ルールを簡単に取り扱うには」といった話題をとりあげます。


実は、ルールを大幅に簡略化してもゲームの魅力は損なわれないとのこと。
むしろ「ちょうどいい」レベルへのダウングレードが、新しい楽しみ方を提供するかもしれませんね。


basicroleplaying.org

現在、4人のグループでRQのキャンペーンをやっているが、そのうちの3人は比較的初心者ぐらいで、RQGのすべての機能を使っても問題はない。うまくいっている。時折、あれやこれやのルールを適用し忘れることはあるが……それほど悪いことは起こらない。そこで本題に入る。


BRP全般、特にRQGは、きっちりと設計されたシステムではない。超シンプルなコアと、それにゆるやかにぶら下がる、詳細な色調(color)と粒度(granularity)を加えるレイヤーを持つシステムなのだ。レイヤーを取り除けば色調は失われるが、システムは崩壊しない。つまり、BRPはうまくグレードダウンする。これが、システムレベルで最も重要な不文律だと私は考えている。


そのためRQGは、例えばパスファインダーやD&D4のような――相互依存的しているパーツが緊密にバランスが取れていて、それを取り除いてしまうとシステムが崩壊してしまう――ほかのルールの重いシステムとは異なっている。私の見解では、『RQ6/Mythras』は、ルーンクエストをもう少しタイトにデザインしようとした試みであった。一方、RQGは陽気に別の方向に行ってしまった


先ほども述べたように、RQGをフル活用するのにも問題は感じていないが、私のプランBは、スタートしたばかりのプレイヤーが圧倒されてしまった場合に備え、パーツを取り除いて複雑さを減らすことだった。それはとても簡単だ。システムを破壊することなく、かなり極端にすることもできる。ただし、少なくともディテールが好きな人にとってはゲームは面白くなくなるのは明らかだが……。

0. キャラ作成でキャラクターの履歴を無視する。ただ、それはすでにルールに書かれている


1. 魔道を無視する。ここはドラゴン・パスなのだから。そして、ランカー・マイの学者たちは、RQ2のようにルーン魔術だけを使う。


2. 武器ストライク・ランクは無視する。ルーン魔術はSR1、射撃と精霊魔術はDex SR、近接戦闘は近接SR。


3. 身体部位のヒットポイントや傷の影響はすべて無視する。一般的なヒットポイント(トータルHP)のみ。アーマーを求めるのに身体部位を使い、治癒のために傷の場所は記録しておく。左腕に10ポイントの傷が受けても、トータルHPが1ポイント残っていれば問題ないとする。


4. 武器へのダメージは無視する。武器のHPで受けで減少するダメージ最大量として使う。


5.クリティカルや効果的成功、ファンブルなどの効果は無視する。「通常成功 vs. 失敗」の場合を除き、攻撃/受けの参照表を使わない。


6. 複数回の防御や、-20ペナルティは無視する。〈受け〉や〈回避〉は1ラウンドに1回(よりデッドリーなゲーム)、あるいはペナルティなしで好きなだけ防御できる(よりセーフティなゲーム)。


7. 成功段階(訳注:クリティカル/効果的成功/成功)は一切無視する。100%以上の技能については減算ルールを使用する。対抗ロールの場合、双方が成功した場合、-25%のペナルティは適用して2度目のロールを行う。それでも引き分けの場合、技能の高い方を勝利とする。双方失敗の場合、GMは適切な結果をナレーションする。いずれにせよ、対抗ロールはRPGデザイン史上、最も過大評価されているルールである。単にプレイヤーに技能をロールさせるだけでよいだろう。


8. 抵抗表を無視する。能力値 x5 または x4 の対抗ロールを使用する。


9. 増強失敗時のペナルティを無視する。成功段階を無視する場合、成功した増強は常に+20とする。


10. パッションを無視する。ただし、呪文で生成された場合を除く。


11. ルーンを無視する。ルーン魔術の使用にロールしない(訳注:必ず発動する)。


12. 増強は一切無視する。

「シックス・シーズンズ・イン・サーター」エラッタ

「シックス・シーズンズ・イン・サーター」のエラッタです。

runequest.hatenadiary.jp

ページ 段落 (誤) (正)
P. 10 右列 3段目 2行目 『西側にはコリマーの有効氏族で~』 『西側にはコリマーの友好氏族で~』

(23.12.24)

誤りと思われるものがあれば、X(旧 Twitter)もしくはこの記事にコメントください。

オンラインで使えるルーンクエスト用キャラ作成シート(日本語翻訳機能あり!)

Philip Hibbs 氏による日本語変換できるRQGキャラクターシート

basicroleplaying.org


上記URLが最新版へのリンクページです。

以下は取り扱い説明所の翻訳です。(元記事はこちら

取り扱い説明書(翻訳)

Googleスプレッドシート・キャラクター作成ワークブック(Phil Hibbs 作)

アクセスするには

キャラクターシートの最新バージョンはつねにBRP Central のスレッドの1にリンクがあります。旧バージョンへの古いリンクが残らないよう、キャラクターシートのリンクが貼られているのはそのスレッドだけです。シートへの直リンクは避け、このページ(あるいは当該スレッド)へリンクしてください。

また、「request access(アクセス申請)」も行わないでください。シートに書き込めるようにするには、あなたは Google ドライブのアカウントを持ち、そこに「コピーを作成する」必要があります。(皆が最初にアクセスする「マスター」シートへ編集許可することはできません!)

はじめに


このワークブックを使って、『コアルール』にある基本的な文化、職業、カルトと、『グローランサ動物誌』にあるプレイ可能な種族を用いてキャラクターを作成することができます。

ワークブックは、ユーザーが記入することを想定した3つのメインシートにわかれています。

  • 「CharGen」シート(キャラ作成シート):キャラクターを作成し、ダイスを振り、ルーン・文化・職業・カルト・技能を選択するシートです。
  • 「CharSheet」(キャラシート)はプレゼンシートです。 CharGen シートの詳細から自動計算されて伝統的な形式のキャラシートに成形されます。
  • History」(ヒストリーシート)はキャラクターの家族の背景のためのもので、毎年の歴史イベントからドロップダウン形式で選択ができます。
  • ほかのシートについては、参照・作業用のもので、ほとんどのユーザーには気にする必要がないマクロや数式をもちいた技術的な事柄の保存に使われています。武器を追加したい場合は、「Weapons」タブにその能力値があります。ほとんどのタブを隠していますが、細部を見たければ再表示すればよいでしょう。


ダメージボーナス、ストライク・ランク、技能分野修正等の属性値など、ほとんどの機能は伝統的なスプレッドシートの数式で実装されています。

配色についての一般原則は、黄緑のセルはユーザーの手で入力する想定で、水色のセルは初期値として数式が入っていますが、必要に応じて別の値で上書きしてもよいものです。黄緑や水色のセル以外は、上書きをすべきではありません(または、慎重に検討されるべきです)。

このスプレッドシートを、エクセルや LibreOffice への移植することは、おそらくいくつかの数式を修正し、能力値や技能を手で入力すれば可能でしょう。

あるいは、ボタンにリンクされたマクロをGoogleシートの中で使うこともできるでしょう。「CharGen」シートの一番上の行にあるたくさんのボタンは、そのほとんどは列で選択した種族・文化・職業・カルトに基づいて詳細を入れたり修正したりするものです。この機能を使うにはGoogleドライブのアカウントが必要です。

シートをコピーして最初にマクロを実行すると、実行の許可を求めるプロンプトが表示されます。

通常のキャラクター作成のワークフロー

  1. 種族を選ぶ。
  2. 文化・職業・カルトを選ぶ。これらの選択は後でおこなってもよい。(それぞれの計算ボタンを押す前であれば)
  3. 「選択」列の「…▼」ボタン()をクリックすることで、選択した種族用のダイスが入力されます。デフォルトの「なし」を選択した場合、全ての能力値に3D6が割り当てられます。また、エルフを選択した場合、「獣」のルーンは「植物」のルーンに置き換わります。バブーンやセントールを選択した場合、種族独自の部位別ヒットポイントに置換されます。自分自身でダイスを振って値を手入力するとしても、種族の能力最大値を計算するためにこれは実行するべきでしょう。
  4. 「ランダム」列の6面ダイスの画像ボタンをクリックする。乱数が生成され、ダイスロールの結果が「値」列に入力されます。ほとんどのダイスはD6ですが、アギモリのCON(D4)など種族によって特殊なダイスを使うものもあります。自分でダイスを振って決めたい場合には、「基本ロール」列にその結果を手入力してください。
  5. 能力値のダイスロールは、「選択」列の能力値を選択することで入れ替えることができます。例えば、STRのダイスロールをINTと入れ替えたい場合、ドロップダウンをクリックしてSTRをINTに変更します。このときINTに対してダイスが多すぎ、STRに対してダイスが足りないため、右にある#列が赤くなります。ほかのINTダイスの1つをSTRに割り当てることでこれを修正してください。
  6. 「値」列のボタンを押すと、ダイスロールがソートされ、ふたたび能力値・数字順に並び替えられます。
  7. もし「1つ振りなおす」ルールを採用している場合、「値」列で「1」が出た行の「ランダム」列の値をクリックして、6面ダイスのボタンを再クリックしてください。そのダイスで新しい乱数が生成されます。合計値は「結果」列に表示され、ルーンの値の隣にもコピーされます。
  8. ルーンに数字を割り当てます。文化を選んでいれば、そのボーナスは自動的に「文化」列に表示されます。「選択」列で、エレメンタル・ルーン3つに60、40、20を、パワールーン2つに75を入力してください。「追加」列に入れた数値は見出し行に合計されるので、50ポイントの割り当てを把握することができます。この列のどこに割り振っても制約はありませんので、GMとの合意に従って、自由に値を入れてください。
  9. ルーンへの割り当てを終えたら、「ルーンボーナス」列に、最も高い順に2つルーンへボーナスが適用されているのが分かるでしょう。最高値のルーンが同点であった場合は、上の方のルーンが最高のものとして扱われます。最高のものにしたいルーンに0.1を足すことで、同点を崩すことができます。もし3つのルーンが同点であれば、0.2と0.1を加えてください。
  10. ルーンのボーナスを、そのルーンの通常の能力値に対してではなくCHAに適用したいときは、ルーン列にあるルーン名M列ではなくAB列)を削除してください。これにより、ボーナスは自動的にCHAに移動します。ただし2つ以上のルーン名を削除しても両方のボーナスがCHAに割り当てられることはなく、単に2つ目のボーナスが失われるだけになってしまいます!
  11. プラックス人の部族の一部などのSIZやDEXへの+2、-2といった処理も自動的に適用されますが、フマクトやイェルマリオの加護のような非典型的な能力値ボーナスは、「恒久的追加」列に入力してください。精霊呪文《機敏》や《筋力》のようなやや複雑な効果を自動計算するチェックボックスがありますが、「一時的追加」列を使って能力値を上昇させる魔術の効果を計算することができます。属性値の変更は、増幅される前の通常の値とともに、「CharSheet」上では小さなフォントで表示されます。
  12. 次の段階として、種族・文化・職業・カルトから得られた技能を記入していきます。これは、シートをスクロールさせて、「技能詳細」「文化」「職業」「カルト」のそれぞれの列の上にある「...▼」ボタンをクリックして行います。「技能詳細」は〈洞察〉などの種族に関するものも記入されます。他は自明でしょう。
  13. ボタンをクリックした際は、マクロが終了するまで次のボタンを押すのを待つようにしてください。実行が終わった後に、選択や修正のやり方を説明するポップアップメッセージ・ボックスが表示されるかもしれません。たとえば、特定の職業で得られる知識技能の内容を具体化したり、選択しなくてはならない武器があるときなど。例として、自分の文化によって文化武器が記入されますが、職業では最初の数個の武器技能スロットに数字が追加されているだけになっているかもしれません。この数字は正しい武器の欄に移動させるか、あるいは手打ちで新しい武器技能の名を打ち込んでそこに入力する必要があります。カット&ペーストではなく、数字を削除して入力しなおしてください(計算式が悪さをするので)。
  14. カルト技能への+20と+15のボーナスは、専用の列(カルト+)があります。「選択」列は個人的な技能への4つの+25、5つの+10ボーナスを記入するためのものです。
  15. 「パッション詳細」列にパッションを書き込み、家族の背景から得られるボーナスを含めて「選択」列「追加」列で数値を選ぶか入力するかしてください。
  16. 「CharSheet」タブに切り替え、武器セクションまでスクロールして、シートに表示したい武器を選んでください。「CharGen」シートでは近接武器10個と射撃武器5個をトレースします。「CharSheet」では、これらのうち常日頃のプレイで妥当だと考えられるものを表示することができます。

これで完成です!

翻訳する

希望する言語を選択し、「Translate !」ボタンをクリックするだけです。「CharSheet」タブに切り替えれば、翻訳が進行する過程を見ることができます。時折、シートをリロードする必要があるというエラーが出ることがありますが、問題なく機能するようです。

また翻訳をやり直すこともできますので、たとえばスペイン人がスペイン語を使ってキャラを作成し、英語圏GMがキャラシートをコピーして翻訳しなおして英語版を作るといったことも可能です。

ルールのぶれ

いくつかルールの解釈により完全に一致しないものが選択のなかに残っています。

あいまいな武器技能

たとえば文化や職業で〈ジャベリン〉を獲得できる場合、それが近接武器なのか投擲武器なのかはっきりしません。このキャラ作成システムでは、近接武器に〈1Hジャベリン〉、投擲武器に〈スローイングジャベリン〉を両方とも追加します。同様に、〈バトルアックス〉では〈1Hバトルアックス〉と〈2Hバトルアックス〉が両方得られます。もし解釈が違う場合には、該当の記入を削除すればよい。ただしすべての職業についてこのルールが当てはまるわけではなく、たとえば「〈1Hショートスピア〉または〈2Hショートスピア〉のいずれか」を得られるものもあります。このような場合には、1つだけを選択しますが、GMが許せば両方を取得してもよいでしょう。

知識技能

知識技能はグループ化されたものとみなし、そこから専門化するものとして提示されています。ゆえに、〈動物知識〉や〈植物知識〉は存在せず、かわりに〈(動物)知識〉や〈(植物)知識〉となっています。これによってより柔軟な対応が可能となります。たとえばモスタリのような種族では〈グローランサ知識〉や〈金属知識〉を得ることができるでしょう。しかしながらキャラクターシートには全知識技能をリストするのに必要なスペースがありません。「技能詳細」列に7つスペースがあるので、表示したい知識技能を追加してください。

知覚技能

同様に、〈視力〉と〈捜索〉は専門化するものとされており、トロウルは〈視力/ダークセンス〉や〈捜索/ダークセンス〉を、他の種族は視覚による技能を得ることができます。エルフセンスは〈特殊〉技能の専門化として実装されています。つまり〈特殊/エルフセンス〉です。これにより、他の特殊感覚(例:ブルーエルフ、クラーシトの落とし仔、巨大ミツバチなどをプレイしたいのであれば、リバーセンス、ライフセンス、イントルーダーなど)が導入が容易になります。

洞察技能

種族を選び、「技能詳細」ボタンを押すと最初の〈洞察〉技能のスロットに種族が入ります。基本成功率として、最初のスロットには20、次のスロットには05が与えられます。こうあるべきだと考えますが、もし専門化がうまくいかなかった場合(たとえば何かを記入したあとでボタンをクリックしたなど)、基本成功率は誤った場所に出てしまうでしょう。最初に自分の種族がくるよう確認してください。

種族名

グローランサにおける種族名で統一しましたので、「人間以上」はアギモリ人、「ダーク・トロウル」はウズコといった具合になっています。女ウズコがSIZに+2されるようには作っていないので、「恒久的追加」列に2を入力すれば、(種族最大能力値が計算されないことを除けば)ほとんどの場合うまくいくでしょう。E列の「+」の値を上書きすることでも処理できます。

アギモリ人、バブーン、モロカンスの技能

アギモリ人、バブーン、モロカンスを文化で選択した場合、精霊戦闘や生存技能を含めて基本的にプラックス人の技能を得ます。私はこれで理が通っていると思いますが、あなたがこれに賛成しない場合は文化を選択しないでください。ほとんどの非人間種族は文化選択はありません。基本成功率自体が種族と結びついているからです。

代替ルール

RQGのルールにはいくつかのバリエーションがあります。「Rules」タブで適用するルールを選択することができます。これはオンオフ戻すことも自由で、様々なシートの代替可能部分を入れ替えることで実行されます。


「法」のルーンをクリックするとルールが適用されます。変更を適用するマクロが実行され、処理の最後にチェックボックスが更新されます。

Jonstown Compendium の採用

「Rules」タブには、Jonstown Compendium の選択コンテンツを有効にするボタンがあります。他のルール変更と異なり、これはもとに戻せないもので、一度追加したコンテンツを削除することはできません。

有効にすると、追加の種族・文化・職業・カルトなどがドロップダウンの選択肢に追加されます。

すべての Jonstown Compendium コンテンツには頭文字がつけられています。たとえば「DP」は DuckPak、「COH」はC hildren of Hykim などになります。

繰り返しになりますが、これは公式サプリメントの内容を差し替えるものではありません。選択を行う必要があるかもしれないため、あなたは当該の本のキャラクター作成セクションを参照する必要があります。例えば、ある文化でいくつものルーンボーナスを得られるものがあったとした場合、シートではすべての可能性のあるルーンをリストアップしています。不適切なものを削除するのはあなたに任されます。

既知の問題

  • 「CharSheet」のルーンや「CharGen」の矢印などの画像がズレて見えることがあります。これはGoogle Sheetsのビジュアル的な不具合で、ページを再読み込みすることで直ります。どうしても矢印が邪魔になる場合、これは単なる説明なので削除してください。
  • 最初にマクロの実行を許可する際に、ロードエラーになることがあります。再試行してください。2回目はたいてい上手くいきます。
  • マクロの実行に失敗し、プロジェクトの再保存を促されることがあります。ページをリロードし、それでも解決しない場合は、ツールー>スクリプトエディタでセーブボタンをクリックし、タブを閉じてください。
  • トロウル以外のキャラクターがカイガー・リートールに入信した場合、自国語会話のみで暗黒語会話をもっていないときには技能ボーナスは得られません。手入力で会話技能にボーナスを追加してください。
  • トロウルがアーガン・アーガーに入信した場合、主言語が暗黒語である場合でも、第二言語として暗黒語が追加されてしまいます。ボーナスを主言語に手作業で移して第二言語を削除してください。
  • 翻訳で抜けがあるものがあります。可能であればフォーラムで私に連絡してください!
  • 魔精のPOWは管理されていないため、そうあるべきところに影響を与えていません。「The Well of Daliath」の訂正によれば、魔精のPOWはすべての場合に影響を与えるとのことなので、望むのであれば魔性のPOWを「一時的追加」列に入れ、小文字の数字を使ってください。

RQシナリオ集「ヨーザリアンのダック盗賊団!」発売!

ルーンクエスト スターターセット 日本語版」発売記念!
PDF版シナリオ集、500円にて販売中!

www.drivethrurpg.com

[Japanese]ヨーザリアンのダック盗賊団! - Chaosium | Jonstown Compendium | DriveThruRPG.com

DriveThruRPG にて発売中!

楽しくアクション満載の単発シナリオで、グローランサのダックたちをプレイしよう!


ヨーザリアンのダック盗賊団はゴロツキ集団だ。誇り高いが小柄なドゥルルズ族にとってはさらに過酷な世界を放浪している。今、彼らは一攫千金を狙うか、物語のヒーローになるかのチャンスを目前にしている。プレイヤーたちはどんな道を選ぶのだろうか? それとも、彼らのパッションに導かれるのだろうか? このシナリオを友人たちと遊んで確かめてみよう!


このPDFには、1セッションのプレイに必要なシナリオ(時間延長するための追加シーン付き)、印刷可能なマップ2枚、すぐにプレイ可能な作成済みプレイヤーキャラクター5人、完全なステータスを収録したノンプレイヤーキャラクター、さらなるシナリオフック、配布資料、トークン、ネームテントが収録されている。元となるシナリオ「マネーツリー」の続編である「ヨーザリアンのダック盗賊団!」は、初心者のゲームマスターやプレイヤーの方にもおすすめします。

書籍情報など

2023年12月8日(金)PDF版 発売中
販売場所:DriveThru RPG
配賦価格:PDF版 500円
ページ数:36ページ(カラー)

サンプルPDF

販売ページにて10ページ分のプレビューをご覧いただけます。

www.drivethrurpg.com

『ルーンクエスト スターターセット 日本語版』発売!!

ルーンクエスト日本語版のスターターセットが12/8(金)に発売されました!

まずは、PDF版が先行発売。(FrogGames 様のポストによれば、物理本購入時にPDF版購入者は割引があるかもしれないとのこと)

また、日本語版オリジナルのイラストとして「ロトの紋章」「雷火」の藤原カムイ先生が2枚イラストを寄稿されています。

(画像は英語版の箱イラストです。たぶん藤原カムイ先生のイラストになるんじゃないかな……)


なお、販売場所は DLsite です!



書籍情報など

魔法、神話、そしてパワーが詰まったセット!


ルーンクエスト スターター セット には、神々、カルト、魔法、家族、そしてファンタジーの世界で最高のロールプレイングゲームをプレイするために必要なものが全て含まれています!


ルーンクエストでは、誰もが魔法を使い、誰もが戦士になることができます。
グローランサの神々は信者たちに力を与え、彼らのために介入することもあります。
冒険者はそれぞれに、ルーン、文化、カルトによって定義されており、これらはすべてプレイヤーによって選ばれます。


ルーンクエストはケイオシアムのD100ベーシックロールプレイングシステムの一部です。
直感的でプレイしやすいシステムで、タスクの成功または失敗を決定するほぼすべてのロールはパーセンタイルダイスのロールによって決まります。


ルーンクエストにはキャラクタークラスやアライメント(善悪の属性)がありません。
キャラクターは、その文化、信仰する神々、そして彼らを鼓舞するルーンによって定義されます。


また、ルーンクエストシステムはレベルを使用しません。代わりに、キャラクターはプレイの過程で使用することによってスキルや能力を向上させます。
誰でも鍵を開けようとしたり、呪文を唱えたり、古代のルーン文字を解読しようと試みることができます。


ルーンクエストの戦闘は興奮に満ち、没入感があり、生々しく、常に致命的な可能性があります。
プレイヤーは、最も低位のトロールキンでさえ、幸運な一撃で経験豊かな戦士を倒す可能性があることを常に心に留めておくべきです。
命中部位という概念もあり、リアリティのある戦闘を楽しめます。


2023年12月8日(金)PDF版発売中 

  • 物理本 発売予定(販売日未定)

販売場所:DLsite
価格:PDF版 3850円
内容:フルカラー4分冊(ルール、世界設定、ゲームブック、シナリオ集)+作成済プレイヤーキャラクターシート14人+ブランクシート+リファレンスシート各種+フルカラーマップ2枚


※後日、藤原カムイ氏のイラストによる作成済キャラクターが1人追加される予定

www.dlsite.com


(23/12/8更新)

ゲムマでルーンクエスト本「シックス・シーズンズ・~」委託販売します!

12/9~10日に開催される「ゲームマーケット2023秋」にて、リーチングムーンさまのブースにて、「シックス・シーズンズ・イン・サーター」物理本の委託販売をお願いいたしました。



10冊程度持ち込まれるとのことです。お出かけの際は、ぜひお立ち寄りいただき、実物をご覧いただければと思います。


イベント情報

2023年12月9日(土)~10日(日)
形態:物理本(148ページ)
販売場所:ゲームマーケット2023秋 西2ホール ヌ-02 Reaching Moon 様にて
配賦価格:4500円
内容:こちらを参照