香港からただいま。

楽しかった〜。
行くまでは、
どうして香港?ってちょっと思ってた。
休みが取りづらい夫のために
行きやすいところ=香港ってだけが理由だった。
だけど、行ってみてわかった。
香港は、おもしろい。
旅行しやすくて春は気候もすごくいい。
二泊でも充分楽しめたよ。



一日目。
早朝成田へ。
4時間あまりで香港に到着。
香港空港は今、世界で一番大きい空港だとかで
確かに巨大で、とても都会っぽい感じがした。
そして、予想外だったのは気候。
以前1月にシンガポールに行ったときに暑かったので
亜熱帯の香港の3月はきっと蒸すに違いないと思い
半そで中心に持ってきていたのに
長袖のカーディガンとかが必要であった。
私達がいた3日間はずっと曇り、ときどき小雨で
すっきり快晴っていう瞬間はなかったけれど
思っていたよりずっと快適な気候だし
雨さえもずっと晴れてるより綺麗な景色を演出してくれたように思えた。
香港に着くと早速ツアーを組み、バスに乗る。
今回のガイドは王さん43歳。
去年のサトウさんの時も思ったけど
王さんもまた、ベテランガイドですごく「当たり!」って思ったの。
それって本当に当たりなのかな。
それとも旅に出るとみんなそう思うのかなぁ。
王さんの日本語は特徴はあるけれどとてもうまくて
(きっと私の英語より100倍も)
しかも面白い話をたくさん聞かせてくれた。
一番興味を持ったのは風水の話。
  人にとって持っているといいものの5つの順番の話。
  ①は生まれ。生まれつき家柄がいいとか金持ちだとか、
   本当に持っててありがたいもの。
  ②は運。生まれがフツウでも運がよければ人生うまく渡っていける。
  ③にきちゃうのが風水なのよ。
   運がなければつければいいんだ、という考え方なのだそうだ。
  ④にくるのが人柄。
   これが一番じゃないのかしら?と思いながらも何となく納得・・・。
  ⑤が勉強なんだって。①〜④を持っていれば、必ずしも⑤は必要じゃないってこと。
う〜ん。一理あるなぁ。おもしろい。
で、風水には興味を持ちました!
そして、そんな風にバスの中でいろんな話をしてくれる王さんは
私にとっては香港で一番の日本語ガイドさんです。


私達が泊まるパンダホテルは大きな町からは地下鉄で20分くらいの小さな町にある。
旅行代をケチったからホテルにはお金をかけなかったというわけだが
結構これはお薦め。
地下鉄に乗る経験もできるし、町から遠いのでツアーのときも人よりたくさんバスに乗ってられるし。

で、唯一自由な一日目の夜に私達は自分で地下鉄に乗り繁華街チムサァチョイへ。
小さな通りをさまよい、ネイザンロードを歩き、
男人街で長男は400円でGパンを買いました。
夕食は何だか疲れちゃったので、日本語が通じそうな「新宿駅」っていうレストランで
ラーメンとか餃子とかを食べて、結構おいしかった。



夜遅くホテルに戻ると
テレビで「ごくせん」のヤンクミが広東語を喋っていました・・・。
そういえばバスのボディの巨大広告には慎吾ちゃんの孫悟空が。
きっともうすぐ香港で「西遊記」をやるのね。



2日目は朝から夜までずっとツアーです。
朝粥の朝食。海岸沿いのスターの手形がある通りを歩き
(ハリウッドのパクリ!さすが偽モノがちゃんと市民権を得ている香港らしい!)

フェリーに乗って九龍半島から香港島へ渡る。
ビクトリアピークから景色を見たけれど霧のため真っ白。。。
王さんには「かえってこんな景色のほうが珍しくて価値がある」となぐさめられ
エスカレーター体験。
香港島は急坂が多く、
上のほうのマンションに住んでる人のために
恐ろしく切れ切れに長いエスカレーターがあって
それがまた観光スポットにもなってるというところ。
エスカレータから見える町の様子は
細長いビルたちが空に向かって背比べしてるみたいに立ち並んでいて
その隙間にちいさな通りがたくさん走っていて
何だかその景色は宮崎駿の映画のよう。それを見てるだけでも来た価値があると思えた。

フラワー街にも行きました。
香港は小さな場所で、あまり緑もないから
人々は町で花を買って家で楽しむのだそうです。
そのすぐ近くには金魚街。
袋に入った金魚や水槽、水道管まで近く同士で売っている。
水、そして金魚が風水的にすごくいいらしい。


その後は飲茶の昼食。チャーシュー饅が絶品!
香港の言葉である広東語で一番世界的に有名な言葉は「飲茶」なのだそうだ。
朝も昼も飲んだそのときのお茶は、サオメイ茶。っていうお茶で
一つ買ってきたけど飲みやすくておいしい。


さて。昼の後は何だか買い物ツアーと化し
漢方薬店・シルク店・免税店。
あまり買い物には興味のないウチの家族はとにかく連れて行かれた感じ。
試飲の長寿液ってのだけ飲ませてもらい、元気回復☆
ほんの少しの自由時間にKFCでお茶をして
夕方からはオプションツアー。
オープントップバス体験をしながら女人街へ。
ここも昨日の男人街と同じように通りに現れた屋台ストリート。
そしてたった40分間で値切りながらそれぞれがお土産を買ってすごく疲れて
ついに夜景をみるためにディナークルーズへ。
だけどとにかくお腹が空いてまずはバイキング形式の夕食。

そしてデッキへ。
その白い線入りのビルも
                  風水でその模様なんだって。

ディナーの後は各ホテルにお客さんを帰していくんだけど
私達は郊外のパンダホテルなので
色んな人たちを送りながら最後までオープントップバスに乗り続けていました。
屋上みたいな所に座ってるのにものすごいスピードで走るバスは
町中を走るアトラクションのよう。
スリリングなキモチは30分以上続きました。
パンダホテルに戻ったときは身も心も楽しくクタクタになってました・・・。

3日目は10時にロビー集合だったのでその前に近くのマックで朝食。
町中に「飯tastic」っていうコピーがよく見受けられて
初めはそれを「メシ・テイスティック?」って読んでたんだけど
そうではなくてそれは「ファン・タスティック」だったらしい。
語呂合わせ?   ご飯バーガーの宣伝。

そういえば、怪しい日本語は香港のあちらこちらにあり、
一番受けたのは
「足つばマッサージ」。
おいおい。


あとは飛行機に乗って、帰りは3時間半くらいで成田に到着。
ANAは今回も快適。機内食もおいしいし、サービスもいいと思う。
今回は「博士の愛した数式」と「ハリーポッター」の最新作を見ることができました。