horror of mean army ?

淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬスマのセンチネル

某月某日

 まず「鷹」。クール・ジャズ・コレクション52「クインシー・ジョーンズ」・57「リー・コニッツ」・65「ズート・シムズ」各250円。「クール・ジャズ」という看板は専門的には後二者だけ該当するようなのだが、それはともかく未開封の新古品で都合20枚近く買ってしまったものの、お値段は新刊で買ったら4枚分くらい。副島隆彦×佐藤優「暴走する国家 恐慌化する世界」、マック・ボランM-11「殉教の街」、三木清「人生論ノート」20世紀の100冊カヴァー各105円、昨日の30円チケット使用。でまた今日も30円券のハズレしか引けなかった。
 マック・ボラン・シリーズといえば70年代に津村喬が、それまでのジェームズ・ボンド・シリーズの冷戦的エスカレーションに対して、このマフィア相手の殲滅的カタストロフに帝国主義の戦略シフトの徴候を読み取っていた。でこの85年に翻訳された作品だと、敵は「無差別殺人に関係している新興宗教団体」「俗界からの“解放”を口に市民を恐怖にさらすテロ集団」だ。10年後のオウム真理教を図らずも?予言するものだが、アメリカではチャールズ・マンソン・ファミリーやジム・ジョーンズの人民寺院からすでに想定の範囲内だったのだろう。日本で南朝鮮人と(新興)宗教は反共対策上から大目に見るという政策は冷戦=アメリカに強いられたものであり、あんな事件のあった後でも相変わらず事実上、野放し状態なのである。
 「兵」で、池莉「ションヤンの酒家」100円。映画化原作だが現代中国小説というものが読めそうだ。
 「さん」。芹沢俊介「死のありか」、江戸川乱歩「化人幻戯」角川文庫、三浦浩「弔いの街」各52円、真崎義博訳「地下街の人びと」125円、桂枝雀爆笑コレクション5「バことに面目ない」250円。半額セール、500円ごとにくじ引き。ここでは最低でも50円也。もちろん?50円チケットがもらえた(10%還元)。
 夕食に高架下で天丼ビールの前に、ここで何て呼んでたか忘れたレンタル落ちのCDを店頭平台で売る店で、レストレス「ベスト・イン・ジ・イースト」100円。