トーマス・マンの日記
今朝の朝日新聞の「天声人語」にトーマス・マンの1945年8月13日の日記が引用されている。
8月13日……日本はまだ決断しない。
そして「天声人語」の最後はこう結ばれていた。
50年前の8月12日に80歳で他界した。
トーマス・マンの小説では「ブッデンブローク家の人々」が忘れられない。「どくとるマンボウ」の作家北杜夫さんが自分の「ブッデンブローク家の人々」として「楡家の人々」を書いたことはあまりにも有名。
楡家の人々―The house of Nire (Japan's Modern Writers)
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講演集 リヒァルト・ヴァーグナーの苦悩と偉大 他一篇 (岩波文庫)
- 作者: トーマス・マン,青木順三
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id:tougyouさんの日記http://d.hatena.ne.jp/tougyou/20050813を拝読してぼくは愕然とした。ぼくが驚愕したのは以下の2点である。
1)ルキノ・ヴィスコンティ監督はトーマス・マンの「ブッデンブローク家の人々」を愛読していたこと。
2)ルキノ・ヴィスコンティ監督はマルセル・プルーストの「失われた時を求めて」を映画化しようとし、脚本を完成していたこと。
以上の二点である。tougyouさんに感謝。
また、作家の三島由紀夫さんもトーマス・マンを愛していたことは知っていたが、北杜夫さんの「楡家の人々」を「これこそ小説なのだ」と絶賛しているという。このこともぼくは知らなかった。
- 作者: 北杜夫
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