オルセー美術館の朝一番

散歩を兼ねて、ホテル→ルーブル美術館→チェルリー公園→セーヌ川オルセー美術館と歩いても良かったが、朝一番を狙って宿からタクシーで直行。9:10に到着し9:30からの入場を待つ。オルセー美術館前広場の行列は、チケット購入と、入館前セキュリティーの2つ。昨夜購入したパリ・ミュージアム・パスがあるので、まだ十数名しか人が並んでいないセキュリティー行列に並ぶ。あっと言う間に入館し、ミレーやコローなど印象派の巨匠エリアに向かう。晩鐘や落穂拾いを背景に写真撮影。

オルセー美術館の行列

正午になって外に出ると物凄い行列が出来ている。よく見ると、入場券購入列とセキュリティーチェック列の両面攻撃。我々は開館と同時に入場したので丁度3時間ほどを見学に要したことになるが、この時点で並んでいる人はこの寒空に何時間を費やす事になるのか他人事ながら心配多々。

オランジュリー美術館→ノートルダム大聖堂

オルセー美術館目前の橋を通ってセーヌ川を渡るとモネの睡蓮で有名なオランジュリー美術館。ルーブルやオルセーとは規模が違って小さい美術館だが、随分な待ち行列を我慢して並ぶ。その後コンコルド広場を抜け地下鉄でシテ島ノートルダム寺院に移動。ここも物凄い行列で外観だけ。すぐ横のコンシェルジュリーも大行列で前を通っただけ・・・。セーヌ川沿いのブキニスト(古本屋)をひやかしながら徒歩で宿へ帰着。

パリの街並み

夜のコンサートまで時間があるので宿から徒歩3分のポンピドーセンターへ出かけた。夕方と言うのに、ここでもチケット購入の列は物凄い。図書館なども併用しているためか、セキュリティは列が短くカルトミュゼ・カードを見せるだけで楽々入場を果たす。現代アートの見学はそこそこに、センターから見下ろす夕暮れ前のパリの街並みを堪能する。

教会のクラッシック・コンサート

 542年に修道院として創建されたパリ最古の教会の一つである「サン・ジェルマン・デ・プレ教会」 Eglise St Germain des Pres で開催されたクラッシック・コンサートを聴く。予約不要、全席自由(原則)、大人26ユーロ、子供無料、20:30開演、20時に入場したが良い席に座れた。広い堂内を半分ほど使ったコンサート会場は最終的には満席になった。コンサートホール並みとはいかないが床下暖房が多少は役目を果たしているので極端な寒さではない。
 ロマネスク建築とゴシック建築で音響効果の違いがどの様にあるのか面白いテーマと思うが、ドーム式教会独特の音響効果で興味深い音色のコンサートだった。ビバルディの四季とモーツアルトでアンコール含めて21:45に終了。外は賑やかでメトロの駅も至近なので帰り道の不安はなかった。このようなコンサートは時々開催されているようで、滞在日程が合えば聴く価値は十分ある。
フランス語の教会オフィシャルサイト?