6日目その1 オーストリア(ウィーン) 市内観光編

朝食はチョコとケシの実のケーキ、真ん中のソーセージにみえるのはプレッツェル(パンの一種)

エスマッシュルームのオーダーオムレツ、サラダ、鰊のマリネ野菜包みやピクルスたくさん。

左下方に見える大根の酢モノのようなものはザワークラウト(キャベツの酢漬け)フレッシュですごく旨い。





今日はゆっくりウィーン1日観光だ。まずは世界遺産シェーンブルン宮殿

この建物色はマリアテレジアイエローと呼ばれ、世界史の教科書でよく見かけるハプスブルグ家の夏の離宮





丘の上に見える門のようなものは、グロリエッテ(列柱回廊)戦没者慰霊のために造成。現在はカフェもあるそうな





絢爛豪華な王宮内は撮影禁止。例えるなら、結婚式でオバサンが着てる黒留め袖の着物の帯や、裾の刺繍みたいな

ど派手なキラキラ加減。「ほぉぉぉ、どれでもいいから何か1個くれ」いう感じ。

写真がないので、ガイドブックのイメージ画像をどうぞ





1枚だけ、事故(手違い?)かデジカメに壁が写っていたので、一応アップ





豪華な王宮内で、シシィ(エリザベト)やモーツァルトの絵柄のエコバックや冷蔵庫に貼るゴム磁石など

ベタなお土産を購入。オーストリア料理の本も買えたので、かなり満足



少し街へ移動。

パリのオペラ座、ミラノのスカラ座と並ぶ世界三大劇場のひとつ「ウィーン国立オペラ座





ウィーンの街角でインベーダー発見!!





ヨーゼフ広場にある、奥の建物が国立図書館(プルンクザール) 帝国解体前は宮廷書庫だった所。

天井はフレスコ画で飾られていて「世界で最も美しい図書館」と呼ばれるとか 

6日目その2 オーストリア(ウィーン) 市内観光編

王宮。ハプスブルグ家650年間の居城、部屋数約2600

フランツヨーゼフとシシィが暮らしていた皇帝居館や、銀器・食卓調度コレクションも

見ものだ。(1個くれ)シシィミュージアムもある。



ため息が出る様な豪華な内部を見学したけれど、ここも撮影禁止(泣)



こちらは1913年完成、帝国最後の新王宮。正面にはハプスブルグ家の紋章「双頭鷲」が





ハプスブルグ家の結婚式が行われてきた教会「アウグスティーナー教会」

(外観は非常に地味なので写真は略)

マリアテレジアもここで結婚式を行い、マリーアントワネットも仏ルイ16世の“代理人”と

婚約指輪を交わした





『地下には、ハプスブルグ家の人々の心臓が安置されている』今ガイドブックを読んで初めて知った

 ガクガク……



ゴシック様式の高い天井。オルガン側





マリア=クリスティーナ(←誰?)の記念碑。もしかして内臓とか骨とか入ってんの?





この日の昼食、中華料理。何故??昼ナシだったら街で好きなモノが食べられるのに

店内があまりに節操のない、多国籍というか世界的装飾で、トイレの清潔感だけが

中国的なので、辛いなぁと思った。



ウーロン茶と卵スープ





麻婆豆腐と肉じゃが的なもの、お肉唐揚げ、魚系揚げ物のあんかけ

ブロッコリーをOX醤的な味つけにした何か





これで満腹になりたくなかったので、お茶とブロッコリーばかり食べた。

デザートは、剥いた林檎かなにかが出たんだったろうか。

“非加熱”が私には恐ろしく、デザートは食さずに終了

6日目その3 オーストリア(ウィーン) 市内観光編

中華料理店から歩いて美術史博物館へ向かう。

途中、改修中の建物の幕に「HAPPY CAR OF THE YEAR 2008」と書かれた宣伝を発見!

それはわたくしの憧れ、FIAT 新型500(チンクェチェント)!!

『オート・ヨーロッパ 2008』『国際カー・オブ・ザ・イヤー2008』をそれぞれ受賞





美術史博物館。ヨーロッパ3大美術館のひとつと言われているそうだが、そんなに

広く感じなかった





ドーム天井、吹き抜け部分





正面階段。美術館のくせに、美術品より建物の作りの方が頑張りすぎ





大理石、彫刻、天井画、まるで王宮の佇まい





装飾画はクリムト





撮影禁止の特別展示室を抜け、撮影可になっても写真を撮るのをうっかり忘れる。

カメラの存在を思い出したのは、1階のエジプト展示室に行ってからだった。





せっかくなので、アップでもどうぞ





ギリシア神殿みたいだけれど、オーストリア国会議事堂。議会開催中でなければ見学可らしい





さぁ、お次はとうとうおたのしみの「フリータイム2時間」だ。ワクワク……

6日目その4 オーストリア(ウィーン) 市内観光編

いよいよ2時間の自由時間。

実は、こんなにフリータイムがあるだろうなどとは予想しておらず、街の下調べ

全然ナシ。もちろんドイツ語など解らず、何処に行けば何があるのか不明

どうする?どうする自分?

添乗員さんが「この時間なら、まだシュテファン寺院の塔にのぼれますよ

徒歩でのぼる方が安いですけど、エレベーターがありますよ」とみんなに

白黒の地図を手渡してくれた





エレベーター、これは魅力だ。そこにしよう。

これを頼りに…残念な事に自分がどちらを向いているのかが全然わからない



大きな通り、こんな建物だけど普通にバーガーキングマクドなんかがある





この通り沿いで、世界で最も有名で、日本では食べることが出来ない本物の

ザッハトルテ』を製造販売している『Hotel Sacher ホテルザッハ』があり

『カフェ』でお茶をすることも出来るらしい、という事はわかった



「持って帰るのはめんどそうだし、食って帰るか?」相方と適当に相談する。

ザッハトルテを買って帰ると約束したので、買って帰ります。時間があれば

カフェも行こうかと。まずシュテファン寺院の塔に行きます」というお姉さん

お兄さんのチームがあったので、そぉっと背後から合流して移動。

4人居れば、オーストリア人が出てきてもなんとかなろう(人はこれを他力本願と呼ぶか?)



おおぉぉ、シュテファン寺院!





モーツァルトの結婚式と、お葬式を行ったのはここの寺院で、ハプスブルグ家

歴代皇帝の内臓を収めた墓地がある…と、これも今ガイドブックを読んで初めて知った

モーツァルトに興味薄という事実をこんな所で露呈)

しかしまぁ、前述のアウグスティーナー教会では心臓、ここでは内臓

近くにあるカプツィーナ教会では体が、それぞれ安置されている。

なして死体をバラバラに祀るのだろう?

6日目その5 オーストリア(ウィーン) 市内観光編

教会内の何処にエレベータがあるのか解らず、人の波に付いていっては

いつの間にか外に出、何度かグルグル彷徨った後、奥の方に謎の列!エレベーター発見!

料金は、エレベータ内のオジさんに直接支払う仕組み



到着!周囲金網、足元も金網で下が見える通路を渡る





屋根のタイルが綺麗だ。作った大工さん偉い





「うっひゃー絶景!」とはしゃいでいると「ひゃー変な汗出てきた」と相方が青ざめていた





「高い所ダメだっけ?」と全く平気な方なので余裕で笑ってみた

お兄さんお姉さんチームは、お姉さんの腰が引けていて「ダメダメ、ホントダメだってぇ」

お兄さんの方が「え、そう?(笑)」ケロリとして余裕の笑みを浮かべている





ウィーンの街並み。左奥の観覧車に注目





これは直径61mの大観覧車

「リーゼンラート」↓





一基がロープウェーのゴンドラ級に大きい

↓結婚式など貸し切りでパーティーも出来るそうだ

  



塔の高さを満喫した後は、内部見学。祭壇





X'masモニュメント?





次に目指すはザッハトルテ!さぁホテルザッハーへGO!



また商店街の歩行者天国を歩く。ビールのサンドイッチマンを発見





観光客向けのポニー。寒いせいか悲しい表情

6日目その6 オーストリア(ウィーン) 市内観光編

ウィーンでは環境保護や健康志向から、自転車の利用が盛んだ

レンタサイクルのバイクステーション↓





陽が落ちてくると、商店街は一気に綺麗な街並みに変わる





おぉぉ!これぞ世界に名高いホテルザッハー!1階にザッハカフェとケーキ店舗がある





ホテル入口で怪しく1枚





↑この写真のカメラマンの位置にカフェの入口があるのだが、世界中の観光客が、ザッハトルテ目当てに

長蛇の列を作っていて、とてもお茶するのは無理そうなので、持帰り用を買う事に

カマンベールチーズの箱位の入れ物に入ったトルテが10ユーロ(1ユーロ=160円前後)

買ってホテルで食おうと画策したが、混み混みの店内で「NO(売切れよ)。」と言われる



仕方なしに、もっと高いのを2箱購入(実家で開封時の画像)





Hotel Sacher WIEN」と書かれた桐の箱





ほぉぉ(ため息) これが世界一のザッハトルテ





保存料一切ナシだが日持ちする

これは混んでいる(売切れ)時期の本店のケーキなのでフレッシュ





カフェでは、砂糖の入っていない生クリームを添えて頂くらしい





帰国後に実家で味見。姉・相方・私は「うわぁ…やっぱ全然違うわ…」

その甘くて苦くて、ほんのり甘酸っぱい濃い味のケーキにため息が出た



本当のザッハトルテの外側も、砂糖の粉感のあるチョコレートだ

ただそこらのとの格段の違いは粒子の細さ

まるで片栗粉の様に、細やかなサラサラ感。その日ウイーンの空港で食べた

ザラザラの粗悪なザッハトルテとも全く違う食べ物だった

6日目その7 オーストリア(ウィーン) 市内観光編

学生の頃、オーストリアザッハトルテの特番を見ながら「自分は本物のザッハトルテ

一度も味わう事ないまま、一生を終えるのだろうか?」とぼんやり考えていたのを思い出した。

あの瞬間の、いつか食いたい目的達成。よかったね昔の自分



さて、話はウィーンに戻って。

夕食は居酒屋(ホイリゲ)でお食事。ウィーンの北の森の入口「グリンツィング」へ移動

「ルドルフス ホーフ」というお店で、ユングフロイトも訪れたとガイドブックに書いてある





そのガイドブックには、このオッちゃん達が掲載されていて「シュメランメル音楽を

楽しもう」と書いてある。実際はその郷土音楽だけでなく、日本の曲をかなりの勢いで

何度も演奏し、なんだかチップ支払っちゃう雰囲気満点



“今晩でお別れ”という事で、みんなでワインで乾杯した。ご馳走してくれた方ありがとう



メインはウィンナーシュニッツェル。ご覧の通りトンカツ





酔っぱらって大笑いし、すっかり写すのを忘れていたがデザートは美味しいチョコトルテだった

帰りがけ、渡しそびれてたチップをバイオリンのオッちゃんに手渡し「ダンケシェーン」と別れた



バスの中から、青い明かりでクリスマスツリーの形を浮かび上がらせているビルを発見





最後の夜まで綺麗な街だった。

明日は、ホテル出発まで時間に余裕があるので、近くを探索しよう。