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blog 地給知足

 「自給自足」のように、ひとりであんまり頑張らない。
 「てきとー」と「いいかげん」がモットー。
 球からわり、域で分かちあう、るをる暮らし。
 だから「地給知足な暮らし」は、「ビンボ臭い、不便な暮らし」でもあります。
 でも、なぜか……、楽しいよ!

2016-05-29

とりあえず、「モバイルキッチン」をつくる

 相変わらず、ギリギリの日々が続いています。

あ、でも、「ギリギリ」というのはどうにか「ギリギリ」間に合った、というときに使う言葉だから、間に合わなかったけれども、かろうじてどうにかなった日々、というのが正確なところです。

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 こどもたちがたくさんやってきて田植えをしてくれる、というイベントが土曜日にあって、それに合わせて外台所を作ろうと、コンテナをベースに屋根を掛けようという計画だったのですが、前々日になってやっとどうにかコンテナが設置できた!という状況。

 さすがにこのままではマズイ、ということで雨がふらないことを祈って屋根は諦め、とりあえずは「モバイルキッチン」、というか「モバイルシンク」というか「可動式の流し」を作ることにしたのでした(イベントの前日になってようやく)。

 まずは骨組みを組みます。

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 材は、この際なので我が家にストックされていた最上級の廃材。廃業した木工所からいただいてきた材料を使いました。

この時点ではそれぞれの接合部は、まだコーススレッド1本で固定し、フレキシブルな状態にして材の歪みを全体で逃がすことに。

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↑シンクの下の物置台を作ることで全体の剛性と各部の角度をカネに近く合わせます(本当はぴったりカネを出したいところなのだけれど……時間の関係で歪んだ材を修正せずにそのまま使っているのでした)。

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↑今回も娘に手伝ってもらったのですが、左手でインパクトを打っていたのでちょっと驚きました(親バカ)。

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↑シンクの側壁を作ります。昔ながらに亜鉛引き鋼板を鈑金&ハンダ付けして作ろうかとも思ったのですが、時間と材料がなかったので、木で作ってみて、どのくらい使えるものか?ためしてみることにしました。

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↑側壁は相じゃくり、底板はホンザネ加工された廃材(新品ハネダシ材)を使ってみました。

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↑底板は、この日が来るのを待っていたかのような赤身の本実加工の床材(の廃材)。これまで使いたい場面がなんどかあったけれども温存しておいて良かった!

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↑骨組みのカネがでておらず、しかも技術も未熟なので、シンクだというのに、こんなに隙間があいてしまったのでした。

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↑そんなわけで隅の部分はコーキング処理することにしました。底の部分はホンザネだから、水を含めば膨張するのでどうにかなるのではないかと……。

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排水口は、お茶のアルミ缶。これが嵌め込めるようにホルソーで溝を掘ります。

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↑底を抜いたお茶のアルミ缶を、タイヤチューブで固定します。

 コーキングを行ったのが夕方だったので、それが乾かず、結局、完成して水を入れるのは当日のブッツケ本番ということに。

しかも当日の朝、長い方のワークトップに重いものを載せるとひっくり返ってしまうことが判明し、足を一本追加。

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↑ 番線でステーを作り、散水用のシャワーヘッドを固定できるようにして、どうにかブッツケ本番には間に合ったのでした。

 左側のインド製ジャグジーにはカマドで沸かした熱々のお湯が入っていて、洗いものが洗剤なし、お湯で洗える(そのままそのあたりに排水できる)という寸法。

 どうにか、シンクからの水漏れもなく、改善の余地はまだたくさんあるけれど、意外や意外、わりかし好評でした。ワークトップが木なので、どこでもまな板になって便利、などという声も。そしてなにより、参加してくれたみんなが喜んでくれたようだったので、なによりそれがうれしかった! イベントに参加してくれたみなさま、ありがとうございました。

 ちなみに、子どもたちみんなに田植えをしてもらった品種は、広島の秦さんが開発したちょっと変わった品種のお米。福岡さんのハッピーヒルとインディカのバスマティライスとが交雑したという長実系の品種で、ハッピーヒルの子なので「ハッピーチルドレン」と命名されています。香り米系のとっても美味しいお米なのでした。

2016-05-24

コンテナ設置、その後。

今朝書いたブログの続きです。10トン車が設置予定地まで入れず、道路から敷地内に降ろすことになったコンテナのその後のレポートです。

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コンテナをうまく設置できなかった……と、ブログに書いた直後、臼井さんと司運さんがいらっしゃいました。

ブログを見て手伝いに来てくれた、というわけではなかったのですが、いろいろアドバイスをいただき、特に心の糧となるようなアドバイスに元気がでてきたのでした。

 軽トラキャンパー「足る足る号」を見せていただき、臼井さんたちと話をしていたら、続いて岡さんがいらっしゃいました。ブログを見て駆けつけてくれたとのこと。ホント、持つべきものは友達、お金では味わえない感動を味わうことができます。

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 仝綯爾クローラーの運搬車に載せてみる、とか、▲ズにまかれてしまっている2トンユニックを復活させる、とか、2爾肪唄疋僖ぅ廚念羞紊鯀箸鵑如▲Ε舛砲△襪い蹐鵑覆發里鯀軻旭してお神輿のような形で移動するとか、づ櫃譴笋垢ぅ僖鵐織献礇奪2本を真ん中辺りにかけて、あげられるところまであげてはジャッキを倒して牛歩ながらも地道に歩む(←実は昔、さとみさんとふたりでやったことがあります)、ッ唄疋僖ぅ廚鬟轡礇侫箸砲靴董大径のホイール付きタイヤを両端に取り付け軽トラで引っ張る(←機械がない場合には、案外コレよいのではと思いました)とか、いろいろ試してみたい方法はあったのですが……、

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 でもとりあえずは近くにあったユンボでどうにかならないか?試してみました。しかしウチのユンボでは力不足で、支点を3分の2くらいの位置にしても、バケットではあがりませんでした。

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↑バケットで吊り上げることはできなかったのですが、排土板で試してみたらどうにか持ち上がりました。

しかし排土板のかかりが浅く(その奥は床板直なので強度が不安でかけることができず)、持ち上げた状態で引きずることはできませんでした。

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そこで、排土板からズレ落ちないようにチェーンをかけながらクローラーで移動。

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さらに、転がりやすくするために、コンテナの床下に古る電柱の車輪を配置。

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それによってどうにか先日埋めた予定位置の束(つか)のすぐ横まで引きずることができました。

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このあとは手前の束(つか)の上をオーバーパスして、奥に設置する必要があります。再びバケットで吊り上げることを試してみたのですがやっぱり力及ばず、ちょっとズルをして岡さんのトラックに付いているユニックをお借りし、ユンボとで片側ずつ持ち上げながら歩かせました(このときは慌てていて写真を撮る余裕がありませんでした)。

 そしてどうにか4箇所とも束の上に載せることができたのでした。

今後の参考のため、その後も少し試してみたところ、写真のように、ユンボの排土板を斜めに入れ、この状態で排土板でコンテナをリフトさせながらクローラーで引きずるという方法が良さそうでした。

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 その後、アイアンツリーとも呼ばれるウリンの切端(そう言えばこれも以前、岡さんからいただいたもの)をスペーサーとして使い、左右&前後方向ともに水平が出るように微調整。ホント、なにからなにまでいつも岡さん、ありがとう!

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 遅いお昼を食べ、その後、塗装に向けて、水を吹き付けて洗浄。

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 多くの方に心配いただきながらも、どうにか、所定の位置に水平に設置することができたのでした。ありがとうございました。

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 今回手に入れたのは、JR貨物の廃コンテナで、新潟のJR貨物の車庫から取り寄せたもの。

本体価格は税抜7万7000円と安かったのですが、輸送費は税抜で9万5000円。でも輸送費も現地で立ち会わずに積んでくれて、新潟から運んでくれてだから、やってもらったことを考えるとリーズナブルなように思います。

設置には少し手間取ってしまったけど、コンテナの程度も良く、いい買い物だったと思っています。

 さて、これからいろいろ楽しみ! この廃コンテナをベースに外台所、じゃなかったお洒落な「アウトドアキッチン」を作ろうと思います(「これからはリサイクルではなくて、アップサイクルです!」とおっしゃられた非電化工房の藤村さんの言葉に感銘を受けたのでした)。

コンテナがやってきた……10トン車で。

わくわくドキドキのコンテナ設置のその後です。

きょうもまた、早起きして道路の整地。

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タイヤがハマらないように、拡張した部分をユンボで踏んで整地しました。

雨でなくて良かった……などと思っていたら、遠くからトラックの排気音が。


しかしそれにしても、10トン車はデカかった!!!

リアのオーバーハングが大きく、道幅もさることながら坂道では後端が底づきしてしまうのでした。

仕方なしに道路から降ろせるところに降ろしてもらうことに……。

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しかし電線があって、すぐ脇にしか降ろせません。

そこで一旦クルマのすぐ脇に降ろしてから、ユニックのブームを電線の間を通して引きずる作戦に。

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やっとどうにかここまで引きずることができました。

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申し訳なさそうに、トラックは帰って行ったのでした。

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さて、これからどうしよう……。

2016-05-23

ハリエンジュの花が香る中、田植え、終わりました。

 きょうの午前中、どうにか田植えが終わりました。7畝だから小さな田んぼなのですが、でも、このくらいの量がわが家にはちょうどいい感じ。家族が1年間食べる分のお米と、お味噌用の米麹の分、それにうまくすると大人用甘酒の分くらいのお米を手にすることができます。

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 きのうの夕方、代かきをして、きょうは午後から外せない作業があったので、どうにか半日で田植えを終わらせたいと早起きして、田植機の整備。1年ぶりだったけど、エンジンがかかってホッ。

 田植機の整備くらいせめて前日にやっておければ良かったのですが、きのうはきのうで代かきやらコンクリ練りやら、どれもギリギリの作業が続いていて早朝から夜の8時過ぎまで目一杯でした。でも近くの農家の方たちも、いまが佳境でまだもっと遅くまで作業をされているようでした。

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 そして午後、まずは大活躍してくれた三台をまとめて清掃。田んぼの土は乾くと日干しレンガのようになってこびり付くので、濡れているうちに水圧で落としてあげる必要があるのです。

 日本のトラクターはかなりのオールドタイプでも田んぼでの代かきなど水の中で使えるという素晴らしい性能を誇ります。ただしオールドタイプの場合、各ジョイント部にはグリスニップルなるものが付いていて、水の中で使った後はここからグリスを注入します。それと各種オイルに水が混入してしまっていないか(混じってしまうとコーヒー牛乳のような乳化色になっているのでわかります)の点検は必須。

 また、田植機はトラクターやテーラーと違って、このあと来年の春までほぼ1年間、放置されるので、キャブのガソリンを抜いておく必要があります。逆に言うと、こうしたちょっとしたメインテナンスさえしてあげれば、古い機械でもちゃんとに仕事をしてくれるのが日本製農機の素晴らしいところでもあったりします。

 田植機は軽トラではなく、テーラーで運搬しています。これがなかなか具合がいいのでした。

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↑テーラーのリアゲートはこんな風にスロープのように斜めに固定可能で、こうすると、歩行式田植機は車輪が大きく油圧で車高をあげることができるので、道板なしで荷台に乗ることができるのでした。


 そして今回、一番の悩みのタネは、苗の不出来。市販されている専用の土を主体に苗作りをしているのですが、土でどんな違いがあるのだろうか? と、三種類の市販の土で同じ種類のお米を交互に蒔いてみたのでした。

 そしてその結果がこれ。

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 同じ日に播いてまったく同じ管理をしていたのに、どの品種(武川米とコシヒカリとハッピーチルドレン)で、こんなにハッキリ違いが出て驚かされました。しかも市販のダメな土は、試しにやったウチの崖の土(雑草のタネが入っていない)よりも生育が悪く、しかもまだ2〜3葉の状態なのに黄色くなってきてしまったのでした。

結局、育ちの悪い半分は、今年は使うことをあきらめ、田植機の苗取り量を調整し、当初は一本植え、足りそうになってからは2〜3本植えで作業を行い、どうにか間に合わせたのでした。

 水稲用床土と書かれていたのに、ちょっと驚きの土でした。でもまあギリギリ、どうにか間に合ってよかった。


 ところで、このところバタバタしているのは、コレ。

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明日の朝、8時か9時頃、いよいよ、外台所用の中古コンテナがやってきます。

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そのため、これまでお不動さまとして庭の真ん中にモニュメントとして鎮座していた「ジープの部品取り車」に場所を譲っていただきました。エンジンが掛からないだけでなく、ブレーキが貼り付いているのか、4躯のトラクターでも移動を嫌がり、結局はユンボが登場。

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 敷地の四方に散乱していた薪を集めて割り、新しく作った薪棚(まだ未完成ではあるけれど)にそれらの薪をいれ、そうして昨晩、コンテナを置くための束(つか)を作っていたのでした(コンクリートの養生にせめて2日はインターバルが欲しかったのでした)。

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 そしてやっとどうにかなりそう……と目星がついて安心していたら、運んでくるのは4トン車ではなく10トン車! とのこと。きょうの午後は、急遽、設置場所までの道を拡張する工事でテンテコ舞い。果たして、10トン車、入ってこれるかなぁ……わくわくドキドキの楽しい毎日なのでした。

2016-05-12

害虫駆除、という名目の昆虫観察

 娘に手伝ってもらいながら、薪&農機具置き場を作っています。

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 それと並行して、このところは草の成長が早く、草刈り、耕転、収穫と農作業も佳境に入り、体はクタクタ。

 で、農作業&大工仕事の休憩がてら、気分転換を兼ねてリンゴの木の害虫駆除を行っています。そしてその瞬間がとても楽しい息抜きの時間なのでした。

 完全無農薬で育てているリンゴの木には、たくさんの虫たちが集まってきます(面倒なので、木村さんのように酢酸や木酢液の散布などもしていません)。

 あっという間に、ひと枝を丸坊主にしてしまうマイマイガやオビカレハ、モンクロシャチホコ、そして今年、特に多いのがリンゴの葉っぱを二枚貝のようにつづってしまうリンゴハマキクロバ。

いちおう、これらの虫たちは、見つけ次第、足で踏みつぶしています、可哀想だけど。

 農薬を使わない場合も、完全無農薬の奇跡のりんご?は大量の虫たちの命の犠牲の上に成り立っているのでした。


 無農薬のりんごの木は虫たちの憩いの場で、リンゴの害虫として知られている上記のメジャーな虫たちの他にも、さまざまな虫が集まってきます。

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↑こちらはエダシャクの一種。普段は枝に擬態していますが、歩くときには尺取り虫になります。

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↑なかなか愛嬌のある顔。りんごの芽にそっくりとも言えるけど。

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↑幼虫はレタスやジャガイモに壊滅的な被害を与えるのですが、成虫はリンゴの木でマイマイガの幼虫を捕食していたりするコメツキムシ。

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↑葉っぱの葉柄までスッポリなくなっている枝があり「ああ、やっぱり夜はシカが来ているなぁ」と思ったら、シカは濡れ衣、犯人はこの子でした。スズメガ系のようだけど、あなたは誰?

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↑こちらは、リンゴの葉をつづるアカクビナガオトシブミ。ツノの先端に顔があり、よく見るとなかなか美しい形をしています。


そして……、どこかで誰かに見られているような気がしたら、

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アカスジキンカメムシの幼虫でした。

鳥の糞に擬態、というだけでなく、人面カメムシはその不気味さ?で鳥害から身を守っているのだろうか?

アカスジキンカメちゃんは、幼虫も成虫も魅力的で、ウチでは誰も殺さないから、少なくともウチでは、ユニークな人面の効果、あるようです。

2016-05-08

「大豆の脱穀と風選」(味噌&醤油づくりシリーズ1)

 近くの集落の方から、大豆を脱穀するための道具をいただきました。

そして、これらがその道具。

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 「使いやすい道具は美しい!」は本当です。使ってみて、しみじみ実感。

 こんな風にして使います。

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 まずは畑で全体が茶色くなるまで乾燥させてから、高枝切りを使って大豆の株を根本から切ります(高枝切りだと腰をかがめることなくどんどん作業ができるので楽ちん)。それらをさらに屋根下でカラカラになるまで乾燥させたのち、これらの棒で叩きます。

 コツは十分に乾燥させること、かな。

 ところで、この種の叩き棒ではヌンチャクに似た構造の「連枷(れんか)」(=殻竿=くるり棒)が有名ですが、このシンプルな叩き棒も思いのほか使いやすくて驚かされました(くるり棒を何度か作って試してみたことがあるのですが、でもどうもあんまり効率がいい感じではありませんでした)。ちなみにヌンチャクは、脱穀のためのくるり棒から発展したもの、とのこと。

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 一方、この叩き棒は、自然木の形を実にうまく使った道具でもあります。幹の部分を半割にして、形のいい枝がちょうど具合のいい持ち手になっています。

 テキトーに叩いたあと、まだサヤから出ていない豆を目視で見つけ、サヤからだします。

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 家族4人総出の作業。でも、こうした時間がとてもぜいたくで、幸せな時間だったりもします。

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 この写真の木の箱はフルイ。底がメッシュになっていて、ここに入れると豆だけが下に落ちます。フルイのメッシュとしては、100円ショップに売っている、BBQ用の焼き網がちょうど良かったりします。

 そしてその後、風選。扇風機をまわして風を起こし、豆とガラを分けます。

 これがその風選のための手まわし扇風機。娘がジモリ生だった頃の先輩、ミカエルからいただきました。ありがとう。

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 強弱を手加減でできることが特長。しかしハネは薄い銅製?で、周囲にガイドをもなく、かなりの高速で回転するので、かなり危険なモノであることもわかりました。

 でも、かなり強い風を任意に作れて、それを目で見ながら加減できるので、意外と効率はいいです(唐箕の存在を知らなければ……)。

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↑こんな感じで、豆とガラとを分けることができます。

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 このあと、味噌や醤油を仕込む直前に、お盆の上で転がして、不良豆を選別します。


 ツイッターで味噌玉から作る味噌のことや、醤油麹づくりのことをちょこっと紹介したら、もう少し詳しく知りたい、とのメッセージをいただいたので、我が家の豆仕事、備忘録を兼ねて、少しずつ紹介させていただこうかと思います。