Hatena::ブログ(Diary)

地給知足がおもしろい!

 「自給自足」のように、ひとりであんまり頑張らない。
 「てきとー」と「いいかげん」がモットー。
 球からわり、域で分かちあう、るをる暮らし。
 だから「地給知足な暮らし」は、「ビンボ臭い、不便な暮らし」でもあります。
 でも、なぜか……、楽しいよ!

2017-01-11

トートバッグ風取っ手付き工具箱 作り方2

かーなり前に紹介した「トートバッグ風取っ手付き工具箱の作り方1」の続き、後半です。

f:id:musikusanouen:20170108231932j:image:w360

麻袋、切端、燃料ホースなどの廃品を使って写真のようなトートバッグ風の取っ手付き布が完成したら、次は、中に入れる箱を作ります。

f:id:musikusanouen:20170108231931j:image:w360

↑野地板で枠を作り、底は下からコーススレッドで固定。木口が見えてカッコは悪いのだけれど、コーススレッドの張力に頼ったこの組み合わせのほうが、底板の側面に釘やネジを打つより強度がでます。さらに強度が必要な場合は、鉄の帯を使います(昔の木製のコーラのケース仕様)。

 そして箱が完成したらこれに、お酢などを使って作った浸透性の自作塗料を塗布します。

f:id:musikusanouen:20170108231930j:image:w360

↑塗った当初はこんな感じで、年輪が少し強調されたくらいにしか見えないのですが、少しすると、下の写真の用に着色されます。

f:id:musikusanouen:20170108231929j:image:w360

 ひと晩おくと、こんな感じ。塗料の基本材料は、お酢と鉄。仕組みとしては、木に含まれるタンニンを酸化鉄を使って黒染めしているのではないかと思うのですが、見事に着色されました。作り方を含めてこの塗料のことは改めて別のページで紹介したいと思います。

 塗装が終わったら、最後に取っ手を付けます。

近くの河原から拾ってきた流木にダボ用の穴をあけます。直径は10ミリ前後、深さは(取っ手の厚みににもよるけど)5〜6ミリくらいがいいように思います。

f:id:musikusanouen:20170111234958j:image:w360

それとは別に、適当なパイプを用意します。今回は色の具合が良さそうなので折れてしまったビニールトンネル用のアーチ材を使いました。これを適当な長さに切断し、コーススレッドを通し、カラーとして使います。

f:id:musikusanouen:20170111234957j:image:w360

カラーを通し、コーススレッドで取っ手を固定します。

f:id:musikusanouen:20170111234955j:image:w360

取っ手側に厚みがある場合は、下の写真のように、裏から固定する方法もあります。今回は箱の側面板の厚み薄かったのでビスの部分だけ二枚重ねにしました。

f:id:musikusanouen:20170111234954j:image:w360

テキトーな木の枝の先端部を少し削り、テーパー上にしてダボ穴に打ち込みます。テーパーがいい具合だと接着剤は不要。ちょっと心配な場合は、木工用ボンドをちょこっと塗っておくと木が収縮してもダボが落ちません。

また、枝は虫の活動が少ない冬に切った枝を春までに乾燥させたものがベターですが、立ち枯れた広葉樹の枝の芯材や流木なども虫が出にくくていいと思われます。

f:id:musikusanouen:20170111234953j:image:w360

打ち込んだら、余分な部分をノコギリで切り落とします。このときノコの刃のアサリで母材側に傷が突いてしまいがちなのですが「ノコの側板側に厚紙やテープを貼る方法」「片側のアサリを玄能で軽く叩いてなくしてしまう方法」「側板から少し離して切断し、ヤスリで擦って仕上げる方法」などがあります。

f:id:musikusanouen:20170111234952j:image:w360

取っ手の取り付け完了!

f:id:musikusanouen:20170111234951j:image:w360

同様にして、鹿の角を取っ手として扉に取り付けることもできます。

f:id:musikusanouen:20170111235211j:image:w290

そして完成。

f:id:musikusanouen:20170108231928j:image:w360

箱に入り切らない道具や材料などのナガモノも運びやすいし、布の部分は機械を分解する際のシートにもなるし、このスタイルの道具入れ、意外と使いやすいと思います。

f:id:musikusanouen:20170108231927j:image:w360

2016-12-27

野良着を考える。第一回目は 「長靴」

 突然ですが……農的で自給的な暮らしをする人たちで、機能的な野良着について情報交換したいと思いました。

 アウトドア雑誌やネット上のメディアサイトにオススメGoodsなどがいろいろ紹介されていたりもするのですが、たいていの場合、この種の記事は広告絡みやタイアップだったりで、「実はもっとオススメの製品があるんだよなぁ」と思いつつも、そのことを書きにくかったりするようです(以前、ちょこっとそんな思いをしたこともあります)。

 幸いいまはスポンサーもいないしシガラミもないので、このブログとコメント欄を使って実際に使っている人からの情報を集め、実用的な野良着について情報をシェアできたら良いなぁ、と思いました。

 ということでとりあえず叩き台として、前回のブログ「長靴の修理方法」でちらっと紹介したわたなべの独断と偏見に満ちた「長靴」たちをいくつか紹介したいと思います。


 今の時期、外仕事をするときはたいてい、メインパックブーツ(Maine Pac Boots)と呼ばれるこのビーンブーツを愛用しています。

f:id:musikusanouen:20161224222403j:image:w360

 良いところをまず紹介すると、とにかく暖かい。そしてその割に蒸れにくい。インナーが着脱可能。

また、ヒモを緩めに縛っておけば、靴の脱着が容易であるという点も気に入っています。家で仕事をしていると、家の中と外を行き来することが多く、そうした際、ヒモをほどいたり緩めたりしなくても、かかとをなにかに軽く引っ掛けるだけで脱ぐことができ、はくときもふくらはぎ側のベロを片手で抑えてあげればスッと足を入れることができます。

 さらに、通常のビーンブーツと違ってソールがチェーンソールでなく、雪や氷や濡れた床の上でも滑りにくいビブラム風のソールという点もありがたい(すり減ったら剥がしてスタッドレスタイヤトレッド面を貼り付けられそう?)。

ただし欠点もあって、靴底に土がハマりやすく、それがそのうち落ちてワッフルのような土の塊が、テラスの上や玄関の中に散在してしまい、玄関の中がこうして持ち込まれた土で汚れます。

f:id:musikusanouen:20161224222402j:image:w360

 この手のビブラムソール風のビーンブーツは、このモデルの他にもあるのですが、メインパックブーツやオリジナルのビーンブーツとはラバーの部分の素材が異なり、発泡ウレタン系?の軽い素材のものは、縫い目の部分でゴム側が切れてしまったことがありました。

f:id:musikusanouen:20161225002118j:image:w280

↑ラバー部分が発泡ウレタン系?のものは、LLBeanの製品であってもラバーの部分で切れてしまい、修理が難しかったりします。

f:id:musikusanouen:20161227162719j:image:w360

↑一方、メインビーンブーツと共通のこのラバーモカシンの素材はとても丈夫。夏の外出時はもう20年以上このラバーモカシンを履いているのですが、丈夫で、着脱が簡単で気に入っています。

f:id:musikusanouen:20161227162718j:image:w360

↑ただ欠点もあって、LLBeanのラバーモカシンはチェーンソールと呼ばれるソールパターンで、すり減ると雨の日や雪の日、あるいは濡れた床などでかなり滑ります。


 そしてこちらは夏用の長靴。マルゴというメーカーの食品加工や給食を作ってくれる方たちが使っている(ことが多い)白の半長靴(耐油性長靴)で、真っ白であんまりカッコがよくないから、モスグリーンに塗装したら、それが禿げてきてしまい余計にかっこ悪いのだけれども、丈夫で壊れないから捨てられない、という逸品。

f:id:musikusanouen:20161224222401j:image:w360

 半長靴はサンダル感覚でスッとはけるのがメリットです。マルゴでは同じモデルの色違いバージョンで黒もあるので、次に買うときには黒を買って見ようかと思っているのですが、夏、ほぼ毎日履いているのに切れずに丈夫です。はたして黒も、白と同様の耐久性があるのだろうか?

f:id:musikusanouen:20161227163523j:image:w300 f:id:musikusanouen:20161227180710j:image:w250

↑娘はこんな風に絵を描いてみたりしてるけど、足元が白っぽいのはそれでもなんとなくちょっとしまらない感じ。


 そしてこれはアトムの「隼人」という長靴で、田植えのときにはく長靴です。

 小学生の頃からのオールドタイマー読者で、古いテーラーや農耕車などの愛好家で、好きがこうじて?クボタに就職し、いまや鉄米の専門家である小口さんのオススメでもあります。「シーズン中は毎日田んぼ作業で仕事で使っているけど安い田植え長靴の倍持ちます」とのこと。

 内側が吸湿&速乾性に優れた素材で、靴底も空気の循環を促す構造になっているとのこと。そういえば靴底(内側)が凸凹していて蒸れない、という構造はマルゴの長靴も同じで、健康サンダル以上に凸凹がしっかりしているので慣れるまでちょっと痛いくらいでした。

f:id:musikusanouen:20161224222400j:image:w280

↑田植え長靴を長く持たせる隠れた秘訣はブーツスタンドを使用すること(写真のものはダイソーで100円)。折れ曲がった状態でクセがつくと折れた部分からひび割れてしまいます。

 また、「田植え長靴は(紫外線などで)劣化しやすいけれども、タイヤワックスをスプレーしておくと持ちますよ」との情報を桜の山の耕太郎さんからいただきました。クレがラバープロテクトというスプレーを出しているけど、タイヤワックスの方が廉価でいいですね。


 ついでに家族が愛用している野良靴をちらっと紹介。こちらは娘が愛用しているアトムのグリーンマスター。ウエットスーツなどに使われているネオプレーン風の素材でできています。そんなに長く履いているわけではないけど、まあまあかなぁ……、とのこと。電車での移動などで折りたためる(丸められる)というメリットがあったり、田植え長靴としても使えるし(ふくらはぎのベルトをしっかり締めれば田んぼの中で脱げにくい)、結構気に入っている様子。

f:id:musikusanouen:20161224222357j:image:w280

秦さんからのメッセージを転載します。

「グリーンマスターを愛用しています。僕が主に使っているのはショートタイプ。この長靴にヒールがないので麦踏みしても麦を痛めません。冬は暖かいのですが夏は蒸れるので履いていないです。山に履いて行くと竹の切り口などで裂いてしまいますが、ウェットスーツの補修剤で直せます。」


 で、こちらはさとみさんのアイテム。30年以上も前に買ったラバーモカシンをいまだに履いている(でも夏と冬とで靴下の厚さが違うので2つある)のさとみさんの冬のアイテムはこのふたつ。

f:id:musikusanouen:20161227170831j:image:w280

↑5年くらい前に買ったメインビーンブーツ(インナー付き)。温存しているせいか、まだ靴底はそんなに減っていません。

f:id:musikusanouen:20161227170830j:image:w280

↑こちらは創業1897年というラバーブーツの老舗LaCrosseの長靴で、買ったのは家を建ててた頃だから、もう20年くらい前。重いけれども丈夫で暖かくて、大雪が降ったときにはコレ、だそうです。

f:id:musikusanouen:20161227173926j:image:w250 f:id:musikusanouen:20161227173925j:image:w250

↑素材にThinsulate Ultraの800Gが使われていたり、たしかに細かな部分までなかなかしっかり作られている長靴ではあります。

2016-12-21

長靴の修理

 1年中、ほぼ毎日、長靴をはいています。

暖かい時期は、マルゴ(というメーカー)の耐油性半長靴(素材がPVCでとにかく丈夫、しかも軽いので走れるし、半長はサンダル感覚で履けて蒸れにくい……でもイマイチかっこ悪い)。

寒い時期は、LLビーンのMaine Pac Boots(とにかく暖かくて、ゴムの部分はビーンブーツと同じ素材で、底は滑りやすいチェーンパターンではなくビブラムソール風)。

雪が降ったらスパイク底のインナー付き長靴(スタックしたクルマを押すにもスパイク底だと力が入ります)。

田んぼに入るときは、クボタの小口さんオススメのアトムの隼人(田植え長靴なのに丈夫)、そして解体屋さんや廃材、石を扱うときは、ワークマンの先芯入り安全長靴。

ってな感じで、年柄年中、長靴をはいているわけですが、さすがに使用頻度が高いと長靴も壊れます。

 で、今回、愛用の先芯入り安全長靴が切れてしまったので、チューブタイヤのパンク修理法を流用した修理方法の紹介です(いつもながら貧乏臭い技術の紹介でスミマセン)。

f:id:musikusanouen:20161219225636j:image:w360

 切れるところはだいたいいつも決まっています。座るときに折り曲がる部分に負担がかかり切れてしまいます。

f:id:musikusanouen:20161219225644j:image:w360

↑切断面に瞬間接着剤を塗って、ヒビを閉じる、という方法もありますが、今回紹介するのはもう少し耐久性があって本格的な方法です。

f:id:musikusanouen:20161219225643j:image:w360

↑上からゴムを貼り付けて補修するのですが、貼り付けるゴムの大きさよりも大きめに表面を荒らします。時間を節約するため、普段、電動グラインダーを使ってしまいますが、手作業だけで行うほうが確実ではあります。というのも、熱でゴムの表面が溶けてしまうと、ゴムが変質してしまうらしく、接着力が劣ってしまいます。熱で溶けてしまった場合も、その部分をサンドペーパー(空研ぎペーパーがベター)で手で研いであげればOKです。

f:id:musikusanouen:20161219225641j:image:w360

↑貼り付けるゴム板(パッチ)は、捨てずに取っておいた自転車のチューブから大雑把に切り取り使用します。パッチ側も長靴側と同様、接着面を荒らします。自動車のタイヤチューブでもいいのですが、薄いほうが曲げたときの違和感は少なくなります。

f:id:musikusanouen:20161219225642j:image:w360

↑接着するゴム板を適当な大きさに切ります。このとき、ハサミを斜めに傾け、できるだけ切断端面が薄くなるようにすると剥がれにくくなります。

f:id:musikusanouen:20161219225640j:image:w360

↑接着面にパンク修理用の接着剤を広めに塗布します。そしてその後、表面が乾くまで1〜5分ほど、放置します。

f:id:musikusanouen:20161219225639j:image:w360

↑パッチは自転車用のパンク修理用パッチでもいいのですが、長靴と相性が悪く、付きにくいものもあります。

f:id:musikusanouen:20161219225638j:image:w360

↑パッチを貼り付けたら、長靴の内側に当盤(あていた)をあてがい、表側から鈑金ハンマー(の丸い方)で叩き、しっかり密着させます。

f:id:musikusanouen:20161219225637j:image:w360

↑鈑金ハンマーや当盤がない場合は、石ころと普通のトンカチでもOKです。金槌は、仕上げ打ち面(=緩い球面になっている側)の方が周囲を傷つけず叩くことができます。

f:id:musikusanouen:20161221001958j:image:w360

↑パッチの周囲にも接着剤(この場合は融着性がより強い塩ビパイプ用がいいかも)を多めに塗布し、完成。

2016-12-18

季節の作業、厳冬期前の土方仕事

 気合いを入れてスコップで穴を掘るのが好きです。夏にはやりたいとは思わないけれど、この時期は薪割りと共に、体を中から暖めてくれます。

 とはいえ、いまはそんな悠長なことを言っている余裕はなく、季節に追われるように土方仕事に精を出しています。このあたりは寒冷地なので、もう少しすると土が凍ってしまうのです。土が凍ると、土に穴を掘るのにツルハシや削岩機が必要になります。

 そんなわけでまずは、兼ねてから気になっていたJRコンテナの移動。ひとスパン、南に移動します。

f:id:musikusanouen:20161218231609j:image:w360

↑JRコンテナは頑丈だけど重くて、ウチのユンボのアームではこれを持ち上げることはできないのですが、排土板のシリンダーであればうまくやると持ち上がります。コツは支点の位置をうまくセットすること。

f:id:musikusanouen:20161218231607j:image:w360

↑端と端で持ち上げようとすると持ち上がらないのだけれど、こんな風に真ん中よりに支点を作ってあげれば荷重が小さくなるので排土板でリフトさせることができます。コンテナとユンボを鎖でつなぎ、リフトさせた状態で引っ張るとどうにか動きます。

f:id:musikusanouen:20161218231606j:image:w360

↑日が暮れてしまい、気合いを入れて穴掘り。

f:id:musikusanouen:20161218231605j:image:w360

↑凍結深度(40cm)より下に平らな石を敷き、その上にコンクリートの石柱を建てました。


 畑にも今のうちに点々と穴を掘っておきます。

f:id:musikusanouen:20161218231948j:image:w250

↑冬の間、台所で嫌気発酵させた生ゴミや落ち葉などをいけるための穴です。


 若者は、土手に石を積み、自然石での土留めに精を出しておりました。

f:id:musikusanouen:20161218231947j:image:w360

 ハーブ主体のロックガーデン&石垣イチゴの畑になるそうです。

f:id:musikusanouen:20161218231946j:image:w360

 ヘビやトカゲ、それにオサムシなんかも喜びそうだなぁ。

f:id:musikusanouen:20161218231945j:image:w360

季節に追われて……なんて、季節のせいにしているけれど、この手の作業はその気にならないとなかなかできず、実は季節に背中を押してもらっている、とも言えそうです。

2016-12-17

軽トラ・少改造1 「鳥居にすべり止め」

 新しい軽トラ(とは言っても中古ですが)に、長モノの材を積もうと思ったら、鳥居がすべって積みにくかったので、滑り止めを付けることにしました。

f:id:musikusanouen:20161217223839j:image:w360

↑材料は、自転車のタイヤの廃品。ミニキャブの鳥居は細いのでクロスバイクのタイヤが良さそうでした。

f:id:musikusanouen:20161217223817j:image:w360

↑リムの硬い部分を植木鋏で切り離します。「輪」を「ストレート」にするために側面に切り込みを入れる方法もありますが、今回使ったクロスバイクのタイヤは側面がメッシュになっていたので、そのままでもいけそうでした。

強力両面テープで貼った上にさらに、要所にビニールテープを巻きました。

これで完成。

f:id:musikusanouen:20161217223756j:image:w360

装着後、黒岩さんからいただいた廃材を運んだりしたのですが、クロスバイクの接地面は細くて面圧がかかり、いい感じでした。