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地給知足がおもしろい!

 「自給自足」のように、ひとりであんまり頑張らない。
 「てきとー」と「いいかげん」がモットー。
 球からわり、域で分かちあう、るをる暮らし。
 だから「地給知足な暮らし」は、「ビンボ臭い、不便な暮らし」でもあります。
 でも、なぜか……、楽しいよ!

2016-09-20

トートバッグ風取っ手付き工具箱 作り方1

 暮らしの中で実際に使っていて、「こんなタイプの工具箱が良さそうだなぁ」と思っている工具箱があります。それはこんなタイプ。

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 古いコーラの木の箱に、帆布で作った取っ手付き布を組み合わせたもの。取っ手付きのこの布は、昔作った薪運びバッグ兼ストッカーで、これ用の枠が別にストーブの脇にあり、薪を入れたままそこに固定することができる、というものでした。

ノコギリやバール、インパクトドライバーなど、コーラの箱からはみ出してしまうような長モノや厚モノもこのスタイルの工具箱だったら、比較的持ち運びが容易だったりします。

しかもコーラの箱だけだと運ぶ際、両手で持つ必要があるのですが、トート風の取っ手付きバッグと組み合わせることで、箱を片手で運べるので(もうひとつの手で他のものが運べる)というメリットもあります。

そしてなにより重宝するのは、畑の中での作業の際、取っ手付き布を敷物にできるので、その上で作業を行うことで、ボルトやナットが草むらに隠れてしまって見つからなくなる、というトラブルを防ぐことができるのでした。

 そして最近、友達から麻の土嚢袋をいただいたので、それを使って新たにひとつ、作ってみることにしました。

まずは材料の調達。

非電化工房の藤村さんの影響もあって、このところは廃材や廃品を使ったアップサイクルなモノづくりというのがとても気になっています。

ところで、トート風の取っ手付きバッグのポイントは、端の部分がたゆまないように芯材を取り付けること。

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↑それには、友達から分けてもらった製材所の切端(せっぱ)を使うことにしました。切端は規格サイズの材をとるために切り落とされた端材で、製材所によっては燃し木(薪ストーブの燃料)として分けていただけたりします。

 材は、たぶんマツ。樹皮を付けたままだと虫が入りやすいので、樹皮をスクレッパーやナイフなどでむいて使用することにしました。

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↑上が加工前、そして下が加工後。薄皮を少し残すことにしました。

 また、この手の切端は、生木が多いので雨ざらしにしておくとカビが生えてしまいます。木材は一度カビるとそれを取るのが難しいので、できれば陽が当たるようなところに並べて干し、紫外線で表面を白化させておくと古材のような表情が出て楽しめます。

 それと最近わかったのですが、生木には生木なりのちょっと面白い処理方法があったりします。そのあたりは後編「作り方2」で紹介の予定。

 また切端は、こんな感じで屋根の破風板に使っても、ちょっと面白い雰囲気があったりします。

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 さて、取っ手は何で作るか? 

部品や材料のストック兼オブジェとして林にある廃車のエンジンルームを物色。

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当初はファンベルトかタイミングベルトを使おうと思ったのですが、外すのが面倒なのと、手で持った感じがあまりよくないので、燃料ホースを使用することにしました。シートベルト(を三重に折って)なんていうのも面白いかもしれません。

ちなみにファンベルトを取っ手に使ったアップサイクルには「こんなもの」もあります。

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 取り付け部分は、ホースを半分に切ってカマボコ型にし、ワッシャーを噛ませて、ナベの木ネジで取り付けました。自動車の燃料ホースは、内部にガラスクロス?が鋳込まれていたりしてかなり丈夫だったりします。

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↑布の固定にもテープの代わりに、薄く割った切端を使用。

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↑表から見るとこんな感じ。

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↑そして開くとこんな感じ。

この手のトートバック改は、足腰の弱った老犬の介助にも役立ったりします。

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とりあえず麻布で作ったトートバッグ風は完成。

薪を運んだり、林に焚き付けを拾いに行ったり、畑で収穫カゴとして使用したり、これだけでも意外と便利だったりします。


とりあえずきょうのところはここまでで、このあと「作り方2」、箱作り編に続きます。

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2016-09-18

雨の休日の過ごし方

いろいろな過ごし方があると思うけど、ギャラリーを訪る、というのもオススメです。

あの木村二郎さんが残したギャラリートラックス(山梨県北杜市高根町五町田1245)で、9月19日まで、徳永青樹さんの個展 “0→1”が行われています。

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トラックスはギャラリーであると同時に、素敵なカフェでもあります。食事は要予約だけど、たまたまいらした料理人のお客さんが絶賛していたくらいに食事もリーズナウブルな上に素晴らしいらしい。トラックスは金曜日から月曜日の11時から17時までの営業です。


徳永さんは、木村二郎さんに師事し、その後、同じく木村二郎さんに師事していた迫田さんとグランドラインという建築ユニットを作り、活動してきました。

これまでの作品は、八ヶ岳の周辺に多くあります。

キャトルセゾン」「アジアート」「サンテリア」、それに茅野で行われた「小屋フェス」のあの入口にあった「切端貼りの小屋」だとか、あ、あと「たわわ」さんもそうかなぁ。

上記のどこかをご存じの方だったら、「あ、素敵そう」と興味を持たれるかもしれません。古材やサビた金属などがもつ独特の表情を巧みに使った建築空間が特徴でした。

でも今回の個展はそれらとは、違った趣きのものでした。

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このカタチとこのバランス。

俗っぽい表現だけど、「ガツーン」という感じでした。

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フレームには、どこにでもある資材であるビニールハウスの支柱(主に19φと22φ)が採用されています。

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板のベースもこれもどこにでもあるシナベニアの合板。

それらがしっかりと研ぎ込まれ、写真のセットでは木端(こば)に金箔が貼られています。

19φと22φのパイプはそれぞれ入り子にできて、上の写真の椅子は折りたたむことができます。

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この椅子の木端は、ゴールドよりもよりもさらに反射する波長が少ないプラチナ箔。

そして、手前が徳永青樹さんの椅子で、奥は木村二郎さんの椅子。


「形がシンプルで、材料が普遍的なものだけに、しなければいけないことがたくさんある」

一見、とらえどころのない言葉のようだけど、これらの作品を見ていたらスッと入ってきました。


好奇心と共に、ものづくりの刺激をたくさんいただきました。

徳永さん、そしてトラックスの悦子さん、ありがとうございました。

2016-09-15

ガビチョウのさえずりと共に

昔、シンガポールを旅行した時のこと。

宿は現地で探すのが楽しいので、普段は予約をしないのだけれど、そのときは家族旅行だったし着いたその日にホテルを探すのがちょっと億劫だったので日本から予約ができる少しいいホテルの予約をしてでかけたのでした(とはいえ5000円くらいの部屋にエキストラベッドを入れてもらって家族三人で泊まったのですが)。


オーチャードストリートから少し入った裏通りにあるそのホテルには飛行機の関係で、宿泊客が寝静まった真夜中にこっそり着いたのでした。

そして翌朝。目が覚めるとそこは、南国の明るい抜けのいい光の中。

緑の中にブーゲンビリアが垂れ下がり、小鳥たちはさえずり、そんな朝のテラスで食べた朝食に、みずみずしてく美味しいスイカがたっぷり。

いまだにそれが忘れられずにいます。


そんなわけで、夏の朝食に美味しいスイカが食べたい、と思って、それ以来毎年、スイカを育てています。スイカのウネにはビニールトンネルをして水を切り、丹精込めて育てるので甘くてみずみずしくて美味しいスイカができてくるのですが、でもこの地だと、スイカが熟す最盛期はちょうど今頃。

もう秋なのです。

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それでもせっかくだから、朝食にスイカを! と、いただくのですが、秋風が吹き、天は高くうろこ雲が広がり、アキアカネたちが飛び交う朝、あの日のあのテラスを思い出しながら、冷えたお腹を両手で暖めながら、いただくのでした。

ガビチョウ、ありがとう。君は素晴らしいよ!

2016-08-26

夏の恵みは、……まるで宝石!

 このところ……、食べてしまうのがなんだか申しわけないような、美しい自然の恵みをいただいています。あまり手をかけてあげていないのに、こんなに美しい恵みをいただけるなんて……ありがたい。

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↑いい加減でテキトーなぐーたら無農薬栽培なので、桃太郎のような大玉トマトはできないのだけれど、病気に強い中玉や、こぼれ種から勝手に育ってくれるマイクロトマトが、毎日食べきれないほどに収穫できます。余ったトマトは煮詰めてビン詰めにして保存食に。

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↑台風が来るかもしれない、とのことで、ぶどうもせっせと収穫しました。

完全無農薬栽培なので、収量は少ないけれど、井戸水とともにビンに入れると、ビンが割れるのでは?と怖くなるくらいに野生の酵母が元気に沸き立ちます。

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↑元気な野生酵母にも助けられ、自家製の中力粉(南部)なのに、リュスティック(こねない田舎パン)がだいぶ膨らむようになってきました。玄麦の挽き方のコツが少し分かってきた、ということもありそう。

 お米用の水分測定器を導入したおかげで、玄麦の水分量も測定できるようになり、製粉の前にかなりしっかりテンパリングをするといい、ということが分かってきました(いまいろいろ試し中で、いい加減が分かったらブログで紹介させてもらおうと思っています)。

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↑採れたての夏野菜は、グラスリッドのクリアでも吹いたかのような光沢なのでした。

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↑本物の宝石には興味はないけれど、宝石のような夏の恵みは大好き!

いまが最高、一番いい季節です! って、いつも言ってるけど。

2016-07-30

山里の花火大会

 きょうは隣町、小淵沢の花火大会でした。標高1000m弱の馬術競技付近から花火が打ち上げられます。

 標高の高い場所での花火大会は、雲が低いと花火が雲の中に入ってしまったりで、天気に恵まれないと音だけでなかなかその姿を見ることの出来ない貴重な花火大会なのでした。そして今年は、ガスが出ることもなく、風も少しあって花火の煙も適度に流れてくれる最高にクリアな花火大会でした。

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写真は、我が家の洗濯物干場から撮影した小淵沢の花火。地元の造り酒屋「七賢」の生酒をいただきながら家族で楽しみました。

 ウチの標高(750m)からだと小淵沢の町の明かりが林に遮られ、真っ暗な中に花火だけが打ち上がるという、田舎の山里でしか見ることの出来ない見事な花火を観ることができるのでした。

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打ち上げる数は少ないけれども見事な花火でした。

昔は、一発一発、その花火のスポンサー名と、花火の名称をアナウンスしてから打ち上げるというスタイルで、企業ではなく個人がスポンサーの場合もあって「鈴木家、長男誕生記念のスターマインです」なんていうアナウンスがあってからの打ち上げられたのでした。

はたしてその花火がうまくあがるか? なんだかその花火が鈴木家長男の将来を占うかのような気もして、みんなでドキドキしながら打ち上げを見守ったものでした。

小学校の近くで見ていたら(昔は小淵沢小学校が会場でした)、地元の方?に誘われて、ゴザを敷いた特等席で寝っ転がりながら見せていただいたなんてことも。その上、美味しいお酒までたっぷっりご馳走になり、いざ立ち上がろうと思ったらベロンベロンに酔っ払ってしまって立ち上がれない、なんてこともあったなぁ……。

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今度、こんなにクリアな花火を見ることができるのは、はたしていつになることか? 珍しいから余計にきれいに見えたのかもしれないけれど、美しい花火だったなぁ。