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「地給知足」の備忘録

 「自給自足」のように、ひとりであんまり頑張らない。
 「てきとー」と「いいかげん」がモットー。
 球からわり、域で分かちあう、るをる暮らし。
 だから「地給知足な暮らし」は、「ビンボ臭い、不便な暮らし」でもあります。
 でも、なぜか……、楽しいよ!

2016-07-20

当たり前の幸せ。

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 梅雨の晴れ間を見て、どうにか麦の脱穀を終え、いまは晴れると、玄麦を天日干しをしています。

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 太陽の恵みはありがたい。直射日光を浴びている麦をさわると、ヤケドしそうなくらい熱くなっています。

 でも、このところは草もグングン伸び、人も太陽に焼かれながら、田んぼや畑の草取り&草刈りに追われています。

夕方、日がかげると、ホッ。

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 シャワーを浴びて、もうすぐビール……と思い最後のひと頑張りをしていたら、家人から「ボイラーの調子が悪い」「エラーメッセージが出た」とのこと。

 夏はボイラーに天ぷら廃油を混ぜて使っています。やっぱりそれがいけなかったか? と、とりあえずボイラーの燃料フィルターを清掃。

それでいったんは直ったのだけれど少ししたら再びエラーメッセージがでてしまったのでした。

 しかもお湯だけではなく、水の出も悪いとのこと。

「また井戸枯れか?」と不安になりながら井戸を見に行ったら、ポンプが作動しておらず、圧力タンクが水で満杯の状態でした(タンク外観の結露の状態でどこまで水が入っているかが分かります)。

 タンクの下側バルブをあけ、エアを入れるためのプラグをはずし、圧力タンクに空気をいれてあげたら、どうにか復活。

「蛇口をひねると、そこから水が出る」という当たり前のことに、久しぶりに幸せを感じることができたのでした。多少、不便であっても普通の暮らしが当たり前のこととしてできること、そんな幸せな時間が、これからもいつまでも続きますように!


シリアの Before and After

こんなに美しい国だったのに……。

2016-07-08

降り注ぐ緑のシャワーの中、大きな岩に耳を当てて思ったこと。

 自然に近いところで暮らしていると、選挙なんてどうでもいい、景気が良かろうが悪かろうが、そんなこともどうでもいい、山での暮らしには刺激がたくさんあって、野菜を作ったり、まれにシカを丸ごと1頭いただいて解体したり、住むところをセルフビルドしたり修繕したりしながら、ポンコツではあるけれど気に入っているクルマを直し直し乗りながら暮らしていければそれでもう十分、などと思ってしまいがちになります。

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 でも、今回は特別。

 景気はどうでもいいけど、戦争は困る、そのくらいに切羽詰まったところに日本に住むわれわれは追い込まれているように思います。今度の選挙で改憲勢力が3分の2を占めると憲法改変が発議され、憲法を変更されてしまう可能性があり、いま3分の2が、かなりキワドイところにあります。

 憲法9条があったから、ベトナム戦争の時、日本は派兵を拒否することができました。お隣り韓国は派兵させられ、しかも韓国の兵士は最前線に送られました。韓国の人には申しわけないけれど、いまでもベトナムに行くと「お前は韓国人か?日本人か?」と聞かれることがあります。それはなぜか? 興味のある人はこちらをご覧ください。

 昨年の1月、安倍首相は中東を訪問し、イスラエルの国旗の隣で、イスラエルと連帯してテロ対策に当たると演説し、対テロ対策として2億ドルを拠出すると発表しました。東大名誉教授の板垣先生が「これはイスラエルにハメられた」と発言されたように、憲法9条があることを盾にテロ戦争への加担を拒否するどころか、自ら進んで交戦を唱えてしまったわけです。交戦国に戦争や紛争の仲裁ができるはずがありません。

 しかもその後、なぜか妙な威勢にかられ、「今後、日本人には指一本触れさせない」などと分けの分からない虚言を吐いています。この人、テロとはどういう行為なのか、理解しているのだろうか? そしてテロがどうして生まれるのか?も、まるで理解していないのではないかと疑ってしまいます。

 ところで、今回の選挙はステルス選挙です。選挙自体もできるだけ目立たないように、無党派層が投票に来ないようにメディアの一部をコントロール下においています。

これには驚きました。

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↑これはNHK。7月10日には参院選があります。でも、国政選挙だというのに、大相撲の初日は表示されているのに、選挙は無視。無党派層に気づかれると面倒なので、選挙は従順な自公支持者だけで密かに隠れてやろうという魂胆でしょうか。 いくらNHKでもこれは酷すぎます。いまや「みなさまのNHK」から「あべさまのNHK」なのです。

 あるいは、彼らが一番やりたいと願っている「改憲」は選挙公約の後ろの方に小さく書かれているだけだったりします。自公、それにおおさか維新や日本のこころなどの改憲勢力が3分の2を取れば、改憲への発議が行われることが予想され、世論調査の結果、現在の情勢だとどうもギリギリだったりします。

 無党派層は、政治的に無関心な人たちと言われるけれども、でもこの状況でなんとなくいつもの通り自民党に投票、という人こそ、政治的無関心層のような気がするのですが、実際にはそうした人がたくさんいるのが事実。

 そんなわけでお願いです。あのとき、選挙に行っておけばよかった……などと思わないためにも、どうかほんの少しだけ政治の世界に目を向けてください。そしてぜひ投票してください。

2016-07-01

麦の連作障害とバインダーの裏ワザ?

梅雨の間の晴れ間、きょうはみごとに晴れあがりました。

おかげで小麦の刈り取り日和。

お隣の猿吉農園さんもコンバイン全開で刈り取りをしている様子。

ウチも急きょ、麦刈りをしました。

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このところ、連作障害が出て、麦畑なのかスギナ畑なのか分からない状態のところがあったのだけれども、一部、場所を変えたら、そちらは大豊作。そこだけでリヤカー山盛り3杯分の収穫がありました。

 同じ日に同じように同じ品種(コユキコムギ)の小麦を蒔いたのに、同じ面積で比較するとたぶん10倍くらい収量に違いがありました。麦は肥料喰いというけれど、これほどまでにも違うものかと愕然。

 しかも麦の生育が悪いと、畝間にスギナが多く生え、バインダーがそれを拾ってしまうので、収量は10分の1なのに刈り取りの手間は3倍くらいかかってしまいます。

 でもそうした場合のコツが、やっと少しわかってきました。スギナを多く拾ってしまい結束が作動しなくなったら、それを見越し、詰まってしまう少し前で、走行シフトをニュートラルにし、結束レバーを外側に一度引っ張ります。すると強制的に結束&排出させることができるのでした(たぶん、ほとんどのバインダーが同じ仕組みで同じことが可能だと思われます)。そしてこれを知らないと、詰まるまで刈ってしまい、詰まった麦を手作業、力ずくで排出し、手仕事で結束をしなければならなくなり、3倍どころか10倍くらいの手間がかかってしまうのでした。

 ヒモの交換や詰まってしまったりした場合も、この方法を知っていると、一度空打ちさせることで最初の一発目から結束が可能だったりします。いまどきバインダーを使っている人は少ないかもしれないけれども、これ、結束ミスの多いバインダーを使っている人には朗報かも?

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↑出来立ての農機具小屋にとりあえずハサガケ。

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↑積み過ぎて、ハンドル側に誰か座っていないとダンプしてしまうほど。

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↑ハサガケ出来なかった分も、とりあえず屋根下に入れ、もう少し乾かしてから脱穀の予定。

 ということで、虫草農園のハーベスタで脱穀をされるみなさん、今年はいつがいいですかぁ? 都合がいい日があったら連絡ください。

2016-06-30

腐海に思いをはせる、流転は果たして逆流(海嘯)なのだろうか?

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「あれ、この雑誌、カトゥーンが5人だ!?」

そのことに気がつき、ふと足を止めた女子高生が「この写真はいったい何?」と気を止めてくれることがあるそうです。

そしてこれがあのときから時間を止めている福島のスーパーの書籍売り場の写真であることを知り、言葉を失います。

中筋純さんの写真展「流転 福島&チェルノブイリ」をみせていただきました。


私の時間を止めたのは、ラックの中に雑誌「自休自足」の表紙を見つけた瞬間でした。

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あのときから時間が止まっていたのか!

でも実は、時間は止まっていなかったのです。

ヒトという生物による活動が止まっただけ。

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衝撃的だけど、美しい。美しいけれど、悲しい光景。


たとえば中筋さんが切り取ったチェルノブイリの写真には俗にいう「ネックレス」のような写真はありません。

そこには、素朴だけどお洒落な、素敵な笑顔のおばあさんが写っていたりします。

中筋さんからにじみ出る「優しさ」というフィルターを通している分、余計にその写真の奥にまで思いをはせることができるような気がしました。


汚染された土を集めたフレコンバッグから生える植物たち……この写真にもやられたなぁ。

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生えているのはムカシヨモギだろうか? 

ゴッホゴーギャン、モネ、ロートレックなどの芸術家を魅了した禁断の酒「アブサン」を生み出したのもヨモギ。

そしてオウシュウヨモギはウクライナ語でチェルノブィリ


たくさんのことを思ったけど、クズ、ヨモギ、セイタカアワダチソウ、カナムグラ……雑草と呼ばれている植物たち、それに菌類の力強さと共に美しさを見せつけられた写真展でもありました。

そしてそれと同時に、ときとして忘れてしまいがちだけど、「我々が住んでいる日本という国の中でいまなお腐海は進行中である」ということを忘れずにいる必要がある、という思いを強く持ったのでした。


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中筋純さんの写真展は、7月6日まで、長野県の茅野市民館で行われています。

https://www.facebook.com/events/250418201994872/

茅野市民館は茅野駅から徒歩1分ほど。また併設の駐車場は3時間まで無料で駐車できます。

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藤森氏などを審査員に、公開プロポーザルという形で古谷誠章氏によって設計された茅野市民館。各所にアイデア満載で美術館や図書館のあるこの建物自身も素敵だったりしました。


このあとの写真展の予定です。

大阪展 7月21日(木)〜27日(水)ニコンサロン大阪

北海道展1 7月22日(金)〜27日(水)函館市芸術ホール

http://www.zaidan-hakodate.com/gjh/geijyutu/

北海道展2 8月2日(火)〜7日(日)札幌市民ギャラリー

http://www.sapporo-shimin-gallery.jp

神奈川展 8月30日(火)〜9月4日(日)アートフォーラムあざみ野横浜市民ギャラリー

愛知展 10月18日(火)〜23日(日)名古屋市民ギャラリー

京都展 11月1日(火)〜6日(日)同時代ギャラリー/京都三条

<2017年>

長崎展 1月11日(水)〜15日(日)長崎県美術館 県民ギャラリーC

福島展1 3月7日(火)〜12日(月)郡山市ビッグアイ市民交流プラザ展示室

福島展2 3月14日(水)〜21日(祝)福島市テルサ福島4Fギャラリー

お近くの方はぜひ! 

見て感じてください。

2016-06-27

田んぼを飛ぶ宝石たち キイトトンボ

きょう、田んぼに水見に行ったら、草の間を黄色いヒモが飛んでいました。

生まれて初めて見つけたキイトトンボでした。

しかも胸のあたりが黄緑色に成熟したオス。

美しい!!!

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そして、この田んぼには、モートンもいます

殺虫剤や除草剤を使わないことでたとえ収量が少なくなったとしても、

除草の手間が10倍かかったとしても、

やっぱりこっちの道を選びたいと確信した瞬間でもありました。

キノコの本伏せ

この時期、雨が降った翌日、晴れると、植物たちがひとまわり大きくなったように感じられます。

クズなんか一日で30センチ近くもツルが伸びる、とのこと。

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そんなわけでどこもかしこも草ボーボー、畑も庭も田んぼも草刈りをしなくちゃいけないし、ブドウもまるで千手観音のようにたくさんのツルが行き場を探しているので早く棚を作って剪定してあげなければいけないし、桃やリンゴの摘果と袋掛けの時期も過ぎているし、それに田んぼの中の草たちにも会いにいかなくちゃ。

 あるいは雌鶏が、チキントラクターの産卵室で卵を暖めるようになってしまったので夜も安全に過ごせる鶏小屋も作ってあげないといけなくなり、イベントの際、雨が降っても大丈夫なように外台所の屋根かけもしなくちゃ……、なんて言っているうちに麦の刈り取りのシーズンに突入……。

 てな感じで梅雨の晴れ間は大忙しなのですが、でもとにかくひとつずつ片付けていくしかありません。ということで、一番気になっていた「キノコの本伏せ」を行ったのですが、菌類は目に見えないだけに手強く(そこが面白いところでもあるのですが)、来年のために備忘録として書き留めておきます。


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↑早春に植菌したキノコのホダ木たち。植菌後は菌がまわりやすいように「仮伏せ」という状態で保管します。晴れた日が続く場合は、スプリンクラーを使ってシットリと濡らし、その後シートを被せて、湿度の高い状態で保管し一気に菌をまわしました。

 で、そんな場合に便利なのがこのタイマー。ゼンマイ式タイマーなので電気が不要で、翌朝、起きたら庭に池ができていたなんてことがなくなります。

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 最近は横着して、野菜たちへの水やりも、スプリンクラーを使っていたりします。

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↑仮伏せのときに上にかけるシートはツーバイ材の梱包に使われていたシートを使いました。表側が白で裏が黒いので、温度をあげずに保管するにはこのシートがちょうどいいのでした。

 植菌から約三ヶ月後、シートをあけると中はこんな感じでした。

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左がヒラタケで、右がナメコ。ヒラタケの菌は白く、繁殖力が旺盛で、もうすでに辺材全体に菌が回っていることが分かります。一方、ナメコは黄色味のある菌で、やはりこちらも辺材を中心にジワジワと浸蝕しています。

感じとしては、サンドイッチしたオガ菌を覆うラップは、全体に掛けるよりもサンドイッチ部だけで良さそうな気もしたので来年は全面に被せたものと合わせ目だけと違いを見てみたいと思います。それと逆にシイタケも仮伏せ期間ラップでくるむというやり方があり、次回はそれもやってみて違いを見てみたいと思います。

 ヒラタケはクルミやエノキ、ナメコは主にサクラに植菌したのですが、サクラは萌芽力が強く、芽を吹いているものもありました。以前は十分に枯らしてから植菌する、というのが主流でしたが、最近は生木に打ったほうがいいとの説もあり、このサクラが今後どうなるか観察してみようと思います。

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↑このまま盆景になりそう。

 本伏せにあたって一番簡単なのはシイタケです。雑木林の林床を草刈りして、そこに立てかけるようにして並べます。今年は種駒(たねこま)、オガ菌、成型菌の三種類を植菌しました。

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 値段が安く、菌が早くまわる(うまくすると今年の秋から収穫できたりする)のはオガ菌なのですが、ホダ木に穴をあけ、そこに菌を詰めた後、ロウソクを溶かして封をする封蝋(ふうろう)という作業が必要になります。しかし去年はロウで封をしてあったにもかかわらず、何者かにロウごと植えた菌を食べられてしまったのでした。

 一方、種駒は、菌がよくまわったホダ木をホールソーのようなもので座薬のような形に切り取ったもので、これをホダ木にあけた穴にハンマーで叩き込みます。菌打ちは簡単なのですが、菌のまわりはゆっくりで、菌を植えた翌年の春以降からキノコが収穫できます。

 この他に今年から成型菌というのを試してみることにしました。成型菌はオガ菌を種駒のような形に固めたもので、ホダ木にあけた穴に手で駒を挿入できます。ロウの代わりに発泡スチロールのフタが一体で整形されています。打ち込みも簡単で、菌のまわりも早い、というのが売りですが、残念ながらお値段も他よりも少し高いというのが特徴です。さてこの三種類で、どれが一番、よく発生してくれるか? シイタケの種類も4種類ほど植えたので、ホダ木にそれぞれラベルを付けて観察してみることにしました。


 一方、こちらはヒラタケ&ナメコの短木栽培。

15センチくらいの長さに玉切りにした短い丸太をふたつ組み合わせにし、ふたつの丸太の間にオガ菌をサンドイッチし、周囲に食品用ラップを巻くという方法で植菌しています。

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↑3か月たつとサンドイッチされたふたつの短い丸太は菌の力で接着されてしまいます。これはナメコなので菌の力がヒラタケほどではないので、腰くらいの高さから地面に落とすだけでふたつに分離することが出来ます。

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↑そしてこちらがヒラタケの短木栽培。ふたつの短い丸太はしっかり接合されてしまっていて、腰の高さから落としたくらいでは分離しません。バールを間に差し込み、こじるようにしてようやく分離します。


仮伏せから解いたホダ木の運搬には、エンジン付きネコ車こと、ジムニーが大活躍。

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↑軽トラほどには荷台は広くないのですが、でもネコや運搬車よりも一度にたくさん運べます。

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↑そしてなにより、軽トラでは走れない急坂や悪路を踏破することができるのでした。

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↑雑木林内の林床に穴を掘って短木栽培のホダ木を埋めていきます。写真はヒラタケ。林床は太い根が多いので、スコップにグラインダーで刃をつけておくと楽に掘り進むことが出来ます。またクワやジョレンもあると便利でした。

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↑こちらはナメコ。湿気の多いところを好むとのことなので、ヒラタケよりも少し深めに埋めました。


 ところでもうひとつ、家の中で大切に育てていたホダ木にマイタケがあります。

マイタケの原木栽培は難易度が高く、しかも手間がかかります。

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↑植菌前に呼吸のできる植菌袋に、チップソーチップや小麦のフスマなど共にホダ木を入れ、それをドラム缶内に積層し、2日以上蒸して植菌前のホダ木を消毒してあげる必要があります。

 その後、温度が下がったらオガ菌を投入し、3か月以上室内で保管し、本伏せします。ところが本伏せまで到達できるものは少なく、青カビなどにやられてしまうことが多いのでした。

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↑これは比較的いい感じで菌がまわったマイタケのホダ木。

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↑こちらは雑菌の見本市のようになってしまったホダ木(今年はほとんどがこんな感じになってしまいました)。でも、せっかくなので、いちおう、少し離れたところに埋めてみることに。マイタケの場合は、完全に土の中に埋め込んでしまいます。

 今回観察してみて、うまくいったものと失敗したものとの違いは、もしかしたら水分量だったかもしれません。うまくいったホダ木のビニール袋内側には水滴がついていました。雑菌のオンパレードとなってしまった袋は乾いた感じでした。また、青カビに覆われてしまったホダ木もあったのですが、青カビの下にはマイタケ菌と思われる黄色みのある菌糸があって、これも土に埋めるとどうなるのか? 楽しみです。

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↑そしてこちらはクリタケ。クリタケもホダ木を完全に埋め込んでしまうので、土に埋める前にホダ木内の水分を少なめにしておいたほうがいいと言われています。そんなこともあって、クリタケの本伏せは夏を越えた頃に行おうと思っていて、今回は雑木林の林床にただ並べただけにしました。

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↑そして最後に、ナメコやヒラタケ、マイタケなどを本伏せしたところに、クリやミズキの枝を切って刈り敷きして完成。はたして今年はマイタケの舞い、踊れるのだろうか?