Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

ニコ生思想地図「福島から考える言葉の力 和合亮一×東浩紀」 ‐ ニコニコ動画(原宿)

いま、言葉は力を持つのか?


東日本大地震の被災地より詩人の和合亮一氏をお迎えし、
「災害のなかで詩の言葉、文学の言葉はどのような役割を果たせると思うか」
を考えます。


東浩紀   @hazuma
 思想地図β編集長

和合亮一  @wago2828
 福島県福島市生まれ。 福島大学教育学部卒業。同大学院修了。
 福島県の高校教諭の傍ら詩作活動を行う。
 1998年、第一詩集『AFTER』で第4回中原中也賞受賞。
 2011年の東日本大震災では自らも被災し、現場からtwitter
 詩篇「詩の礫」を発表し続け注目を浴びた。


2011.5.28

D

再録(http://d.hatena.ne.jp/n-291/20080822#p3)

フレデリック・ジェフスキー「不屈の民」変奏曲
YouTube - People United Will Never Be Defeated!
(Part 1)http://jp.youtube.com/watch?v=_s0H38-NJe8
(Part 2)http://jp.youtube.com/watch?v=A2RKLrO5tJE
(Part 3)http://jp.youtube.com/watch?v=d4tsTEJK0kA
(Part 4)http://jp.youtube.com/watch?v=sqvpejRa_ww
(Part 5)http://jp.youtube.com/watch?v=2J7NtjeJLoA
(Part 6)http://jp.youtube.com/watch?v=-naOLUTuQlw
(Part 7)http://jp.youtube.com/watch?v=jujGere9uAA
(Part 8)http://jp.youtube.com/watch?v=okNRXqtJmx4
来世牧童になるために(id:manuka)経由。


◇ ジェフスキの音楽 - 音と音楽を考えるページ

彼の作品は社会思想的な背景が分からないと入り込めないのだという偏見を私は持っていたようだ。まず全曲を聴いてみて、そこから実際 に聴こえてくるものの大切さがあると考えた。特に変奏の中間から後半というのは、ものすごい技巧が聴かれる一方、不思議に自己を遠くから眺めるような冷静 さがあって、そこにあの主題が戻ってきた時に感ずる、ぞくぞくとした感覚というのは、忘れがたい体験になるような気がする(あのミスタッチ?の解釈はどう したら良いのか、私はまだ決めかねているが)。ヴィルトーゾ。確かにヴィルトーゾなんだが、なぜゆえ彼はこういった難しい技巧に走るのか、その意味が何と なく感じられたような気がした。

「思想が社会を変えるという伝統がヨーロッパにあるがアメリカにはない」ということをジェフスキは言っていた。この録音を聴いて思っ たのは、作品の背景にある南米の政治や歴史を知らずとも、なんとなく音そのものから思想へといけるのではないか気持ちだった。つまり、音楽そのものが何か しら抽象的ながらも思索を促すことができるのではないかということなのである。

それにしてもこれは、語法的には実に雑多な変奏曲だ。冒頭のいくつかを聴いただけでは、それはちょっと分からない。私がうまくいかな かったのは、この最初ばかりを聴いて、すぐに飽きてしまっていたからだろう。先日その部分をあえて飛ばして途中から聴くと、違ったものが見えてきた。作品 の聴き方としては間違っているのだろうが、例えば小説だって、話の動き出す箇所を読めば、後から序の部分に帰って読むことがあるのではないか、そういうこ とを私は考えて、自らを甘やかすことにしてみた。推薦盤。

http://ww2.ctt.ne.jp/~a-k/disc/rzewski.html
http://ww2.ctt.ne.jp/~a-k/index-j.html


◇ Frederic Rzewski / The People United Will Never Be Defeated! (hat ART CD 6066) - ERuKaのホームページ
http://homepage1.nifty.com/ERuKa/acFredericRzewskiCD.html#001
http://homepage1.nifty.com/ERuKa/index.html


高橋悠治フレデリック・ジェフスキー「不屈の民」変奏曲』
http://www.amazon.co.jp/dp/B000AQDHDG