王の早逃げ八手の得
自分の大切な玉(これも将棋からの言葉、王様の駒と言う意味)を早く逃がすことは、8手分得をすることと同じくらい価値のある戦法という意味。
これは将棋の格言なのだが、相場も戦略であるが故、格言も戦略ゲームの王様である将棋からも学ぶべきものが多く、分かりやすい。
これは天井でなど売ろうと思わないこと、天井に入る前に、利益を確定させることの重要さを学べる。
利食い千人力などど同じ意味。
テクニカル分析、たとえば、
http://d.hatena.ne.jp/nakane2007/20070402/1175482276
の新日鉄(5401)などを見れば、テクニカル分析の目的がこの王様を如何に早く逃がすことができるか、というポイントにあることも理解できる。
一目均衡表:魔法の罫線
テクニカル分析は星座占いと同じレベルなんだと、テクニカル否定派に良い餌を与えてしまう、誰にも分からない分析法。
科学や統計数学とは関係なく、検証をさせない程複雑な解釈をもち、シミュレーション不可。
科学とは、検証できるものである、とするなら、これはその類でない、しかし、テクニカル分析に席を置く不思議さを持つ。
エリオット波動と同じく、あと講釈が多彩で、実際には使えない、観賞用。
しかしながらこの罫線の偉大なところは、ロイターにも採用されているというところ。
如何にいい加減なテクニカル派が多いかという印でもある。
公然とこの罫線を解説するのは恥ずかしい。
3日間安かったら買い、の戦略の方が有効に思える。
まだ勉強していない人は、アストロジー(満月には何かが起こるの検証など)とともにスキップが望ましい。
検証されていない罫線を分析とするのは、ファンダメンタル分析も同じ。
あたったように解釈できるだけでそれは、単純に移動平均をみても分かる。
移動平均は眺めると外れていないが、それで儲けることが難しいことはエクセルでも簡潔に証明できる。