ビンラディン容疑者は「パキスタン潜伏」=米高官、派兵も排除せず

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070723-00000028-jij-int

 【ワシントン22日時事】マコネル米国家情報長官は22日、NBCテレビの番組で、2001年の米同時テロを首謀した国際テロ組織アルカイダの最高指導者ウサマ・ビンラディン容疑者について、「まだ生存しており、パキスタンの部族地域にいると確信している」と述べ、同組織が勢力を盛り返しているアフガニスタン国境付近に潜伏しているとの見方を示した。

 また、タウンゼント大統領補佐官(国土安全保障担当)はCNNテレビなどで、「ビンラディン容疑者を捕まえるため、われわれがあらゆる手段を使うのは当然だ」と強調。パキスタンへの米軍派兵の可能性についても「どの選択肢も排除はしていない」と述べた

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部族地域って言うのは、連邦直轄部族地域とかワジリスタンってやつですよね。しかし批判もありますね。
パキスタンに軍事介入も」米大統領補佐官
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070723id01.htm

 【ワシントン=増満浩志】パキスタン領内に拠点を持つとされる国際テロ組織アル・カーイダの掃討について、フランセス・タウンゼンド米大統領補佐官(国土安全保障担当)は22日、CNNテレビの番組で「どのような方法も使う。いかなる選択肢も机上から片付けていない」と、米軍を派遣し、直接掃討作戦に乗り出す可能性を示唆した。

 民主党のリード上院院内総務も、別の番組で「どこへでも行くべきだ」と述べた。これに対し、パキスタンのカスリ外相は「アル・カーイダ攻撃に最もふさわしいのはわが軍だ」と反論した。

(2007年7月23日11時51分 読売新聞)

パキスタンのカスリ外相のもっと詳しい批判はこちら↓
パキスタン外相「部族地域での米軍事行動は逆効果」
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200707230009.html

2007.07.23
Web posted at: 14:27 JST

  • CNN

(CNN) パキスタンのカスリ外相は22日、国際テロ組織アルカイダや、アフガニスタンイスラム原理主義勢力タリバーンの戦闘員の潜伏先とみられるパキスタンの部族地域で、米軍が軍事行動を開始することは逆効果を招く、との認識を明らかにした。

カスリ外相はCNNの番組「レイト・エディション」に対し、アフガン国境に近い山地の部族地域に、既に8万5000人規模のパキスタン部隊が展開していると述べ、政府の取り組みに疑いの余地はないと強調した。

外相はそのうえで、米国が部族地域で軍事行動を起こした場合は「心理戦に負ける」と指摘。さらに、米軍よりパキスタン軍による軍事行動の方が「一般市民の巻き添え被害が大幅に少なくなる」との見解を示し、イラクでの米軍の攻撃で現地の民間人に死傷者が出た前例を指摘した。

一方、タウンセンド米大統領補佐官(国内安全保障担当)はCNNとFOXに対し、ブッシュ大統領が部族地域やアフガン・パキスタン国境地帯に潜伏しているテロ組織への対応で、あらゆる選択肢を排除しない姿勢にあることを明らかにした。

ブッシュ政権は、アルカイダが部族地域内で自由に活動していると指摘した「国家情報評価」(NIE)を受け、パキスタンに新たな疑問を投げかけている。パキスタンムシャラフ大統領は昨年、アルカイダタリバーンの構成員らを潜伏させないことを交換条件に、北ワジリスタンから部隊を撤退させることで部族地域の指導者らと合意した。合意は先日撤回された

タウンセンド補佐官などは、合意が失敗だったと指摘。パキスタン側は、国内の標的を攻撃することに積極姿勢を示す米国に強く反発しており、ホワイトハウス側の発言についても「無責任で危険」と批判的だ。

合意というと
苦境のムシャラフ大統領 パキスタン
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070405/1175777192
にあるやつですよね。撤回されたのは知りませんでした。しかしタリバンの構成員らを潜伏させないと言っても
苦境のムシャラフ大統領 パキスタン
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070405/1175777192
にあるように

(ry
もともとパキスタン軍統合情報部(ISI)はアフガンでの影響力を確保するため、自らタリバンを育ててきた。「下士官クラスにはタリバンを今も支持する勢力が存在している。
(ry

なんですよね。実際今後どうなるのか見えません。