ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

蒸すというのはこれか・・

 朝も確かに暑かったけれど、それほどでもなかった。昼過ぎに空が真っ黒になったかと思ったらあっという間に「ざぁ〜っ!」という音が聞こえたと思ったらまるで霰でも降るのかと思うような大粒の雨が辺り一面に水しぶきをたてて降りかかってきた。
 それからである。いつもどんなに湿度が上がっても60%ぐらいしか示さない湿度計がなんと75%位に針が張り付いてしまったかと思うくらいの状況のままである。
 空気が重い。なんだか自分が「動こう!」と意識に持たないと動けないほどの重たい湿気である。

昼飯

 たまには日頃あまり行かない以前に暮らしていた方向に行ってみようと思い立って昼飯を考えながら歩いた。その結果とうとう行き着いてしまったのは駒形橋のたもとの「麦とろ」だった。ここはお昼ご飯に千円で麦とろ食べ放題というのをやっている。食べ放題といったって、麦とろなんて食べようと思うのはぎらぎらした若い者であるわけがないから、「ささ、おかわりをどうぞ、どうぞ」といったところで一人で一升もの麦とろを平らげる奴はいないから、なかなか考えたものだと思うなぁ。付け合わせは良く味のしみこんだジャガイモの煮染め、三種類の漬け物とそれだけなんだけれど、麦とろそのものがこの暑さの中ではなかなかだから時には来ても良いかも知れない。
 街はあっちもこっちもずいぶん変わっていて、見たことのないビルができているし、見たことのない店も開いている。それでも中華そば屋の夫婦はこの暑いのに、二人で厨房で頑張っていて、元気なのがわかって嬉しい。定食屋のおじさんも狭心症が癒えてようやく久しぶりに店を開けたという。

ブライアン・ウィルソン

 NHK BS-hiで20:00から21:30まで2001年3月のNew York, Radio Cityでの「ブライアン・ウィルソン・トリビュート・コンサート」を放映。とても豪華なメンバー。
 この翌年に英国のQE-IIの即位50周年のコンサートに参加している。あれから日本にももう二度ほど来ているだろうか。このコンサートの最後の彼の歌にあわせてエルトン・ジョンビリー・ジョエルが踊っているのがおかしい。

長銀 無罪

日本長期信用銀行(現新生銀行)の粉飾決算事件で、旧証券取引法違反有価証券報告書の虚偽記載)と旧商法違反(違法配当)の罪に問われた元頭取・大野木克信被告(72)ら旧経営陣3人の上告審判決は結局「当時の会計基準は明確ではなく、長銀の決算処理が違法だったとはいえない(2008年7月18日15時13分 読売新聞)」ということで逆転無罪。国有化されたあの銀行を破綻に陥れ、国税をあっさりと無駄にしたとはいえ、粉飾していたとはいえないという最高裁のお達し。
 つまり元副頭取・須田正巳、鈴木克治を含めた三人は刑事責任はない、ということだけれども、能なし経営者であったことは間違いがない。私たちの税金まで突っ込んだにもかかわらずつぶしてしまったのだから偉くも何ともないことは間違いがない。
 それにしても「長銀が粉飾したとされる有価証券報告書を旧大蔵省に提出し、株主に約71億円の配当が行われたのは、破綻のわずか4カ月前(産経ニュース2008.7.18 21:58)」と聞いただけでも誰もなにも国民に対して責任をとらないのは許せない。霞ヶ関は誰が責任をとるんだ。