なんと二連敗。その差、たったの一ゲーム。あっちは勢いがある。こっちは尻すぼみ。もうダメか・・・・。
津川雅彦
借金を返すことに邁進しているのか、今週になって映画「次郎長三国志」の宣伝のためにめったやたらとテレビに出てきてあの「あっはっはっは」という笑い声をばらまいている。あのおもちゃ屋の店はうちの近所のショッピングビルの中にもあるけれど、もう既に彼のものではないようだ。30年やって来たけれど素人にはやりきれないんだと解説をしていた。お店というものはオウナーが店にいないで誰かに任せていたら決してうまくいくことはない。そうして自分も遊びながら金が稼げるなんて云うのは多分幻想でそういう人の下についたらきっと旨い汁を吸おうと云う気になるのだろう。
はっきりいうと私は津川雅彦を好きではない。役者として若い頃の日活映画は全くの大根だった。目障りだった。尤も日活の俳優で上手いなぁと思った役者はいなかったといっても良かったかも知れない。多分彼をまともに見たのは伊丹十三の映画以来じゃないだろうか。こんなことをいっては申し訳ないのだけれど、彼と朝丘雪路の娘が生後すぐに誘拐されたとき、私はとても冷淡に見ていた。鼻先で「ふん」と云ってから「ほうらぁ、みたことか」といってしまっていたかも知れない。
清水次郎長一家の映画といったら東映に限る。森の石松は中村錦之助でなくちゃならない。次郎長は片岡知恵蔵だし、私にとってのチャンバラ映画は悪役に進藤英太郎、山形勲、吉田義夫とこなくては始まらない。だからテレビで見る時代劇は私にとっては学芸会なのだ。
LAPITA
小学館の雑誌「Lapita」は10月号に万年筆がついている。初めてこの雑誌に万年筆が付録についていたのはちょうど三年前だ。→こちら。あれからもう三年が経つのかという気持ちと、あれからまだ三年しか経っていないのかという気持ちがない交ぜになって、この雑誌を本屋の店頭で見つけたときは複雑だった。あの時は自分のアルバイトに一生懸命だった。翌年に予定されていたイベントを良いものにするために頑張ろうと前向きに姿勢がのめり込んでいた。実際にはその現場に立ち会うことは出来なかったけれど、あれから様々なことが起きてきた、行動してきたことが短くも、永くも感じさせるのだろうと思う。3/61なんだけれど、様々に感じるのが不思議だ。
毎月6日発売のこの雑誌はまぁ殆ど私には縁がない内容で最初の万年筆がついていた号と二本目の号の二回しか買ったことがない。
TPOC
(この写真はライブハウスにあらず・・当然か。)表参道のライブハウス、FABで横澤君とSolaちゃんのデュオ、「TPOC」のワンマン・ライブに行く。この二人はいつもは横澤君のアコースティックギター一本とピアニカ、ジャンベと他の鳴り物を使い分けるSolaちゃんのふたりで唄っていてご機嫌なオリジナルを聞かせてくれる山形県出身。
今日は珍しくキーボード、エレキ、ベース、テナーサックス、ドラムスというバックのサポートを得て、大迫力。大体あのふたりが縦ノリドギューンドキューンの小屋でのライブってどうよ、と思っていたのだけれど、それはそれなりに良かった。どうしてもあの構成で唄うと張り合って声を出すことになってしまうので、いつもと違う雰囲気。前に10個くらいのパイプ椅子が8列くらい並べられていて、後ろ半分はスタンディング。うちの娘に聞くとビジュアル系だったら300-400位が詰め込まれるんだそうで、その半分くらいかも知れない。
後ろには山形から来られたご両親やらそのお知り合いやらが、大挙しておられて私たちも心強い。みんながアンコールしているところで横の壁にPromotion Videoが流れ、それが終わるとまた登場して、三曲ほど。最後はいつものクロージング曲、「6月に降る雪」で満足した。
11月9日(日)には新宿・Naked Loftでいつものふたりのアコースティック・ワンマンがあるのだそうだ。
久しぶりに「まい泉」のカツサンドを食べた。といっても実は売店の前の駐車場にたったままで食べた。そのまま空になった紙箱を店員さんにお返しする。すると店頭におられた男性店員さんも駐車場係の人も私に「ありがとうございました」と仰るのである。この歳になるとトンカツ屋さんにはとんと縁がなくなる。じゅ〜っと油がいっているようなトンカツをてんこ盛りの細切りキャベツと共にもりもりと食べていた青春時代が実に懐かしい。
表参道ヒルズ(変な名前だ)の裏に回ってみると昔は普通にあった民家はものの見事になくなっていて殆どがファッション系のお店になっている。これでみんなやっていけるところを見ると、本当に日本は不景気に突入しているのだろうか、と甚だ疑問である。私たちがこの界隈に来ないのも、要するに用事がないからだ。前回来たのは5月だっただろうか。旅行会社の無料説明会に出席したら、なんと参加者が私一人だったという、あの時だ。担当の方はめげることなく、1対1で説明してくれた。挙げ句の果てに私は個人手配で行ってしまった。申し訳けない!
それにしてもこの会場のカウンターでお酒を造ってくださる方々はどうしてこんなに機嫌悪そうなんだろうか。そういえばアサヒ・アート・スクウェアも男の方は愛想良いのだけれど、女性の方がにこっともしないのはなぜだろうか。今の時代、女性の方が辛いのだろうか。