ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

じゃ、戦争ですか

 尖閣諸島を国が買うといいだした。そうしたら元不良小説作家は「単なる人気取りだろう。本当に買う気があるなら、もっと前から言うべきだ。やることが粗雑だ」と批判(毎日新聞2012年07月07日 12時54分)したということだ。「国がやらないから都がやるんだ」といっていたのだから、こんだ国がやるというのだから、都は引っ込んだら良いんじゃないかと思う。「そうだ買え買え」と寄付が13億円以上集まっているのだそうだ。その寄付した人たちは元不良小説作家がやっているからこそ寄付したのか。尖閣諸島を民間の持ち物にしておいたのでは中国や台湾に取られてしまうから公的な土地とするべきだということで賛同したのか。
 この際自衛隊でも駐留するしかないという人たちはたくさんいる。中国と戦争したらいい。こういう交渉は国際司法裁判所では埒があかないということなのだろうか。押し込め、やり返せで行くんなら物事は簡単だ。さぁ、戦争だ。

東電のやらせ

 まぁ、今更ひとつひとつ取り上げるのも面倒な気もするけれど、こういう行為は日本中でくまなく行われていて、これをやらないのは職務として怠慢だと思われていただろうけれど、この際、はっきりして貰おう。

 2003年に経済産業省原子力安全・保安院福島県内で開いた住民説明会で、東京電力が、自社や下請け企業の社員に出席を求めたり質問票への記入方法を指示したりするなどの「やらせ」行為をしていたことが、国会の福島第一原発事故調査委員会の報告書で分かった。
 東電はこれまで、原発関連の住民説明会での「やらせ」はなかったと説明してきたが、国会事故調は「本件は明らかに行きすぎた行為」と批判した。
 問題の説明会は、2003年3月27日、福島県大熊町で、同町と双葉町の住民356人を対象に開かれた。前年に発覚した東電の自主点検記録改ざん問題を受け、保安院が調査した結果を伝える目的だった。
 報告書は、この一週間前の新潟県柏崎市での住民説明会で、原発反対派の発言で議事が混乱したため賛成派を動員することにした、としている。
 東電社員には、説明会で配られる質問票への記入方法を示した紙を配り、協力会社の社員135人にも出席を要請したという。
 説明会の質疑をまとめた保安院の資料によると、出席者から「東電は一生懸命やっている。保安院はどう思うか」と質問があり、保安院の担当者が「評価できる」と答える一幕もあった。
 東電は本紙の取材に「事実関係を調査中」と回答。保安院原子力安全広報課の担当者は「昔の話でよく分からない」と話した。(東京新聞 2012年7月7日 朝刊)

 国会事故調の会議録あたりにこの下りが出てくるのかもしれないが、膨大な量なので、私は見つけられていない。

大津事件

昨年10月11日朝、自宅マンション(14階建て)の最上階の通路から飛び降り、死亡した。複数の関係者によると、この直後、学校で担任教諭が生徒数人に対し、「死亡した生徒から、いじめを受けていると電話で相談があった」などと話していたという。
 読売新聞の取材に対し、市教委は「担任教諭が、生徒から相談されていたとは聞いていない。そんなことはあり得ない」としている。
 生徒の死亡直後、市教委は「学校からいじめの情報は上がっていない」としていた。しかし、10月中旬、市教委が全校生徒約860人にアンケート(約330人が回答)をしたところ、67人が、自殺した生徒が暴力行為を受けているのを見たことがあると回答していたことが新たにわかった。
 このほか、「(男子生徒が)自殺の練習をさせられていた」と4人が記名で、12人が無記名で回答。「教諭らが見て見ぬふりをしていた」「一度、先生は注意したが、その後は一緒に笑っていた」「男子生徒が自殺直前、いじめた同級生らに『死にます』とメールや電話をしていた」などの記入もあった。しかし、市教委は「自殺の練習」などについては公表せず、追加調査もしていなかった。(2012年7月7日 読売新聞)

 もうすでにネット上では3人の加害生徒の実名が暴露されてしまっており、担任教師は顔写真まで公開されてしまっている。3人の加害生徒のうちのひとりの祖父が元警察官で「いじめを把握できなかった学校の責任、被害届出を受理しなかった警察の責任を取り上げる以前に、少年の父母は、自分の子供の日常生活の状況や心の悩みに対して平素から真剣に対応したかが問題である 」とブログ(?)に書いているとまで明らかにされてしまっている。
 ネットが行き過ぎているが、教育委員会が否定し続け、警察は親が提出した被害届を3回も受理しなかったのはお粗末すぎる。
 しかし、この種の陰湿な恫喝行為は日常茶飯事化していることが伺える。「かつてはやんちゃだった」という表現を使って、子どもの頃やってはいけないことをしたことを甘んじて許してしまう世の中の風潮がこれを助長している。

 遺族が訴状で「教師が教室内や廊下で何度もいじめを見ていたが、慢然と見逃してきた」と指摘した。
 これに対し市側は5月に大津地裁に提出した答弁書で「いつ、誰が、どこでいじめを目撃したのか明らかにするように」と遺族に要求。さらに「いかなる措置を講じれば自殺を回避することができたか」と逆に説明を求めている。(京都新聞 最終更新:2012年7月7日(土)17時49分)

 これは明らかに弁護士によって作成された答弁書だろう。第三者、もしくは原告に与えるダメージを考え、時間を稼ぐ答弁書の作り方そのものだ。原告側が諦め、和解に持ち込むためのプロセスだと弁護士は考えているのだろうけれど、この場合、明らかに逆効果となっている。しかし、判事がどうそれを捉えるかはマスコミのスタンスとは異なる可能性は大きい。

まるで今から梅雨

 水曜日に出かけて帰ってくるまでは何ともなかったのに、翌日の木曜日の朝から鼻水、咳、喉がゲホゲホが止まらずおかしいなぁと思っていたらどんどん悪くなって、金曜日にはまるで気管支炎でも起こしている様な案配でまるまる二日家から出なかった。ところがコレステロールの薬が切れて来ちゃってこれじゃあっちもこっちもだと、今朝は朝ご飯を我慢に我慢を重ね、朝9時に医者にいった。すると同じ様なお爺さん、お婆さんで待合室が満員。おかげで読み進まない文庫本がどんどん読めたから良い様なものだが、1時間ほど待って、ようやく医者に遭遇(ってのもおかしいけれど)。薬も切れているけれど、風邪がこんな状態だ、というと医者が実は僕も二週間ほど掛かったけれど同じ様な状態だよ、といいながら体温を測れという。これが36.3℃だなんて思いっきり低い。結局風邪に対処する薬は調剤薬局で処方箋を出して貰ったら、4種類も薬がある。「こんなに?」といったら、薬剤師曰く、「市販の薬はこれが混ざった様なもの」という。あぁ、そうなんだ。
 相変わらず血圧は117-77、脈拍74でいうことのない数字だという。私の採血をする前に一本電話をさせてね、といって「胃カメラ検査」の負担料金っていくらくらい?と総合病院に聞いている。その電話を置いてから「あんたは胃カメラ検査を最後にしたのはいつ?」と聞く。そんなの胆嚢摘出して以来だからもう10年経つといったら「もう、そろそろやらんとだめだよ」という。「あれはきついからねぇ」といったら「上手い人だったらなんちゅうこともない」というのだ。ということは、今まで私が受けた胃カメラ検査は2回とも下手っくそがやったということか。
 そういえばうちの姉は数回連続して検査を受けたことがあったそうだけれど、最初の時に目の前にあった検査医者の白衣の裾を苦しくて思わずぎゅっと握りしめたら、2回目の時にはその技師が自分から「はいどうぞ」と白衣の裾を出したというまるでウソの様なふざけた話を想い出す。
 今日も霧雨みたいに雨が降り続け、スカイツリーは上半分が見えない。

2012年07月06日のツイート