ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

みんながみんな

 沖縄では日本軍人が民間人が隠れているガマにやってきて、軍が接収するから出ていけといったそうだ。土下座をして、どうかこのままここにいさせてくれと願い出たら「何をいうか、非国民!」といわれたことがその後いつまでも頭から離れないといった人がいた。沖縄に駐留していた日本軍人の皆がみんなそうだったわけではないだろうけれど、そういう日本軍人がいたことは確かだ。
 いい稼ぎ口があるといわれて、自分の家族のためになるからと外地へ赴いてみたら、実は日本兵相手の慰安婦だったという人たちが何人もいた。慰安婦をせざるを得なかった人たちの皆がみんなそうして騙されて連れてこられたわけではないが、そういう犠牲になった女性たちがいたことは事実だ。
 米軍の戦闘機パイロットがなんの武器も持っていない子どもに対して機銃掃射をした奴がいる。学校帰りの小学生は足を撃たれて重傷を負った。今でも傷がある。米軍パイロット全員がそうではなかったのだろうけれど、そういうパイロットがいたことは事実だ。
 飢えに飢え、とうとう最後には死んだ戦友を喰う結果となった飢餓兵がいたと聴いているけれど、全員がそうだったわけではないが、そういうことになった人たちがいたことは事実だ。

新宿

 二週間前の新宿の日に睡眠コントロールをしくじってしまって棒に振りました。下にも書いたように今日はぎりぎりまで頑張ってから寝たので、巧く出発することがきました。始まる25分ほど前に会場に到着したので、いつもの席に座ることができたのですが、いつも必ずその傍に早くから席を占めているお爺さんがきていなくて、なんだか心配な朝です。
 何しろこの会場では私のような団塊世代はまだまだ若造で、多くの出席者はほとんどが70代。大体戦争が終わったときに国民学校に入るか入らないか程度。だからもう既に補聴器をつけている人たちが多くて、前の方はそういう人たちの席になっている雰囲気が濃い。私はそうなる前から前に座っていたので、あまり顰蹙を買っていないらしいけれど、その実はどうかわからない。
 年に二度ほど講師を中心に懇親会が開かれているのは聞いてはいたけれど、そんな歳上の人たちばかりで、雰囲気が想像がついてしまうので、一度も出席したことがない。今日は一つお伺いしたい事があったので、前々から準備をして出てみた。バフェかなんかになっていて三々五々プレートを片手にお話しすることができるのかと思ったら、なんとシッティングのランチ・ディナーだった。ひとりずつ立って話すというパターンで、何しろベテランさんばかりだから、その中身は案の定。
 驚いたのは、自分の番が回ってくると、なんだかんだと自説を振り回してダラダラ喋る爺さんが他の人が話すことを「長い、なんだ、無礼だ!」とまでいうことだった。こうなるから年寄りはといわれてしまう。これは仕方がないことなのかもしれないけれど、老化というのはこうして襲ってくるんだなぁと、恐ろしい。ひとりひとりがまぁ良く喋る。どんどん周りがどう思っているかなんてことはどうでも良くなっていくのだろう。私もそろそろその状況に入りつつあるのかも。
 先の大戦による旧日本軍の将兵で最も犠牲になったのは大正11年生まれの世代だそうだ。健在であればことし95歳になる方たちだそうだ。

 関係者の方にご迷惑をおかけしているそうなので、一部削除した。20160716記。

2016年06月22日のツイート