巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

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東京大空襲という大虐殺



 いまから72年前ノ3〜5月、東京で大勢の日本人が、米軍機のナパーム弾により生きながら火あぶりにあった。


 ナパーム弾とは、ナパーム剤と呼ばれるゼリー状の燃える薬品を装填した油脂焼夷弾であり、きわめて高温(900〜1.300度)で燃焼する爆弾であり、なぜか太平洋戦争で使われたものは、いまだにナパーム弾とはいわず焼夷弾(しょういだん)と呼ばれている。


 ナパーム弾は、日本の民間人を焼き殺すため米軍が開発した兵器であることを知らない人は多い。



 米軍は関東大震災の被災地を調べ、もっとも火災被害が激しかった下町を攻撃したのだ。 その予行演習として、わざわざ日本家屋の村をユタ州ソルトレイクに作り、実験までしている東京大空襲は、明らかに計画的な民間人大量虐殺であった!


 米軍はその後、ナパームを朝鮮戦争ベトナム戦争湾岸戦争で使用されたとされている。その残酷さからいまは使用禁止となった。


 日本が、ヒロシマナガサキ東京大空襲という女子供老人といった非戦闘員の大量虐殺を受けた国だということを自覚していない日本人も多い。



 そして戦後、戦争や平和について語ることをやめてしまった日本人は、いまだジュネーブ条約による戦争法で、軍事目標以外への攻撃禁止(降伏者、負傷者、民間人等の攻撃禁止)が戦時国際法に反していることすら知らない人が多い。


 戦争というのは、利益を得るためにやる。


 日本だって大陸の利益を守るために開戦に踏み切った。これがどういうことかというと、利益を守るためには人を殺してもいいと言っているに等しいのだ。個人的なことだと、そんなバカな話しはないのだが、それが国家同士となると、なぜか正当化されてしまう。


 戦争について考えるということは平和について考えることでもある。


 もう二度と悲劇を繰り返さないためにも、ぼくたちはもっと戦争について考えるべきなのではないだろうか?



巨椋修(おぐらおさむ)


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精神科医不登校に携わる皆さんにインタビューをしており、問題解決のヒントになれば幸いです。
TSUTAYA』のドキュメンタリーコーナーにも置かれておりますのでご覧になってください。


●巨椋修(おぐらおさむ)の著書



ビックリ!おもしろ聖書物語 (リイド文庫)

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新版 丹下左膳

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巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。

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