昨日、更新致しました『子供達の声』福井編です。
こんな記事を見つけましたので、メモしておきます。
(学級討論した児童 6月28日福井県坂井市春江小〜福井新聞から)
『原発テーマ春江小が学級討論 肯定と否定から意見出し合い』
(福井新聞 2011年6月28日午後6時03分)
原子力エネルギーをこれからも利用すべきかどうか―。NIE(教育に新聞を)
実践校の坂井市春江小で28日、6年1組の児童が原発をテーマに学級討論会
の公開授業を行った。福井新聞の記事などを使って肯定と否定双方の意見を
出し合い、討論は自然エネルギーや自分たちの節電まで展開。電気の使い方と
自分の暮らしはどうあるべきか、考えをめぐらせていた。
福井新聞の連載記事「複合災害―原発事故『フクシマ』の今」などを参考に
児童28人が肯定派(10人)と否定派(9人)、双方の意見を聞いて判断する
「聞くグループ」(9人)の3班に分かれて討論した。
肯定派はまず「日本はエネルギーの3分の1を原発に頼り、原発以外の
エネルギーで賄うと電気代が高くなり、生活が大変」とアピールした。
これに対し、反対派からは「原発があると、常に事故の不安を抱えながらの
生活になる。福島第1原発の事故処理に当たる社員はかわいそうだ」
などの意見が出された。
双方の意見が出た後、聞くグループの一人一人が原発の利用に賛成か
反対か、赤と白の帽子で意思表示した。その後、児童たちは全員で
「時間をかけてゆっくりと、自然エネルギーに切り替えていけばいいのでは
ないか」「原発は地球温暖化防止にも役立っている。安全が一番大事」
などと意見を戦わせた。その際には自ら探し出した新聞記事をモニターに
映し、自分の主張の根拠としていた。
最後に聞くグループにもう一度尋ねると、肯定2人、反対7人の結果となり、
最初と判断を変えた児童もいた。授業を担当した佐藤美紀代教諭は
「結論を出すのは難しい問題。さまざまな視点に触れることで、子どもたちは
自分の考えを深める機会になった」と話していた。
※福井県坂井市(さかいし)は、2006年3月20日に福井県北部、坂井郡にあった三国町・丸岡町・春江町・
坂井町が合併して新設された市である。名勝東尋坊や古城丸岡城など、全国的に知られる観光地を擁している。
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原発を抱える町の子供達、原発関連で仕事をする親を持つ子供達。
全国各地で、こうした話し合いが行われる事を望みます。
お偉いさん達と明らかに違う点は、その背景に「利権」や「金」「欲」がない
素直な子供達の意見を大切にしたいです。
人の話に耳を傾けず、自分勝手で、アホな大人には、なりたくないものです。