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本日も『安西水丸とその弟子たち』展にお越しくださりありがとうございました。


今日は、料理家 かえる食堂の松本朱希子さんが来てくださいました。
出展者のあずみ虫さんのお友達で、先日まで西荻窪の364で行われていたあずみ虫さんの個展でも、コラボイベントを開催されていました。
(写真左が松本さん、右があずみ虫さん)


卒業生で元パレットクラブスタッフの向田れんさんと下杉正子さんも来てくださいました。
お2人とも、現在はイラストレーターとして、書籍装画や雑誌を中心に活躍されています。
(写真左が下杉さん、右が向田さん。霜田あゆ美さんの絵の前で)


17期イラスト基礎コース卒業生の小川麻子さんもお母様と来てくださいました。


清水沙さん
2005年よりイラストレーターとして活動。第146回ザ・チョイス入選。主な仕事は、書籍、雑誌、教科書、広告など。個展、グループ展多数。

「Untitled」
The Byrdsとか聴きながら描きました。


パレットクラブでの講義や、コム・イラストレーターズ・スタジオ(安西水丸塾)で先生と出会いました。パイプ椅子を愛用している水丸先生の独自の美意識が好きだった。先生が日比谷公園にイラストレーション専門の美術館を作りたいと言っていたのは、先生の美意識からして、地の利だけではなかったのだろうなと思う。(キャプションより)


明日もみなさまのお越しをお待ちしております!


安西水丸とその弟子たち』展


5月8日(金)〜24日(日)
火曜日休み
1:00〜7:00pm(最終日6:00pmまで)


出展者

安西水丸あずみ虫、上路ナオ子、海谷泰水、小巻、信濃八太郎、清水沙、霜田あゆ美、杉浦さやか、そで山かほ子、タムラフキコ、諸戸佑美、山崎杉夫、山下アキ


パレットクラブにて
中央区築地4-11-10
03-3542-8099


講師紹介第48回は、イラストレーターの山口マオさんです。


広告、書籍、雑誌のイラストレーションから絵本やグッズまでさまざまなジャンルで活躍されている山口マオさん。


パレットクラブでは、絵本コースで教えていただいています。
山口マオさんに関する過去の記事


山口マオさんといえば、二足歩行の不思議なキャラクター「マオ猫」がおなじみですね。


「わにわに」シリーズ(作・小風さち)をはじめとして、数多くの絵本を出版されていて、主な作品に『ふくろうのそめものや』、『十二支のはじまり』(作・長谷川摂子)、『はすいけのぽん』(作・古舘綾子)などがあります。

わにわにのおふろ (幼児絵本シリーズ)

わにわにのおふろ (幼児絵本シリーズ)

わにわにのごちそう (幼児絵本シリーズ)

わにわにのごちそう (幼児絵本シリーズ)

ふくろうのそめものや (たんぽぽえほんシリーズ)

ふくろうのそめものや (たんぽぽえほんシリーズ)

十二支のはじまり (てのひらむかしばなし)

十二支のはじまり (てのひらむかしばなし)

はすいけのぽん (レインボーえほん)

はすいけのぽん (レインボーえほん)


川上弘美さん『椰子・椰子』のイラストも山口さんが手がけられています。

椰子・椰子 (新潮文庫)

椰子・椰子 (新潮文庫)


また、千葉県千倉には、山口マオさんのオリジナルショップ&ギャラリー「海猫堂」があります。


ギャラリー&ショップ 海猫堂
千葉県南房総市千倉町千田1051 道の駅ちくら・潮風王国 1F
0470-43-1039


【山口マオさんから生徒さんへのメッセージQ&A】
Q.イラストレーターとして何が最も大切なこと?
A.たいへん難しい質問ですが、イラストレーターは絵を描くのが仕事ですが、画家との違いは、イラストレーションには必ずクライアントや宣伝や演出をしようという目的や媒体がはっきりしている点です。そのためどんなに時間やエネルギーを注ぎ、すばらしい作品が描けたとしても、その目的やニーズに合っていなければ全く役にたたないだけでなくお仕事を依頼してくれた方や会社にとても迷惑をかけてしまうことになります。そういう意味ではイラストレーターとして最も大切なことは表現力やテクニックもさることながら、自分に求められていることをきちんと理解し、受け止め目的にかなった作品を作って届けるという、イラストレーターとしてのコミュニケーション能力だと思います。
Q.イラストレーターになって楽しいことは?
A.毎回新しい方や作品に出逢い、自分がイラストレーションという形でコラボレーションすることができ、世の中に発表できること。
Q.影響を受けた作家は?
A.一番影響を受けた作家はパウル・クレーです。ほかにもベン・シャーン竹久夢二藤田嗣治などたくさんいます。
Q.生徒さんが見ておくべき、知っておいたらよい作品は?
A.たくさんありすぎてどれとは言えませんが、本物の作品を見るチャンスがあったら、明らかに興味のないものは別として、どうしようかな?と思ったらかならず見ること。本物の作品をできるだけたくさん見て、いい作品悪い作品、自分の好きな作品、嫌いな作品を判断できるようにして、自分の美的認識をどんどん高めて行く。しだいに自分にとって必要な情報とはなにかがわかってくると思います。最初のうちは見て無駄なものはなにもないと思います。
おいしいものを食べたことがないと、何をたべてもおいしいし、また、自分でもそれなりのものしか作れないのと一緒で、自分の中の素晴らしい!とかすごい!とか最高!と感じられる体験をできるだけたくさん体験し、本当にいいものを見分けられるようになった時、自分の作品にも厳しくたちむかえるのではないかと思います。
Q.これから入学される生徒さんへのアドバイス
A.早くイラストレーターになって、活躍したいと思うと思います。それはわるいことではありませんが、簡単なことではありません。チャンスに恵まれ、イラストレーターとしてお仕事がきたら1回1回が自分が試される真剣勝負です。と同時に自分をさらに売り込むチャンスでもあります。パレットクラブでいろんな実戦を想定した課題をこなしながら自分になにができるのかやりたいのか考えながら自分をどんどん磨いていってください。


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